寝たまま使える全身VRセット。音響も力覚フィードバックもバッチリで風も吹く

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Image: Twitter

各種のデジタル作業がバリアフリー化するかも。

VRゴーグルは上半身が起きている状態で使用するものですが、このたび寝たままで使える「HalfDive」が登場します。グータラしたまんまでVRに没入できますし、身体の不自由な人たちでも、ベッドや布団の中から仮想現実世界で自由を得ることが可能になります。

軽量化不要=機能充実


開発したのは、日本のDiver-X株式会社。寝た状態で使えるということは、軽量化しなくて済むということです。重量の制限がないので、可変焦点機能にも対応した合計10枚の非球面レンズを使った独⾃光学系を搭載することができ、最大約134度の超高視野角と、鮮明な映像美を両立させることに成功しています。

またヘッドギアが頭を包み込むようなデザインなので、両耳と後頭部で合計4カ所にスピーカーを配備することができました。この没⼊型サウンドシステムに加えて、両頬の外側には小型ファンが1基ずつあり、風フィードバックとなります。そして枕部分のモジュラーからは、両手にワイヤーが伸びており、VR内で物に触ったり武器で攻撃すると、力覚フィードバックが伝わって、ゴーグルにも振動フィードバックが起こります。これらが同時に作動することで、怪物の足音や銃声、環境音などが現実味を帯びて体感できるのだそうです。
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モジュール交換で機能を拡張


ゴーグルを固定する枕型の筐体は、左右に拡張モジュールを合体させられるよう設計されています。力覚フィードバックのワイヤーはここから伸び、今後は感覚フィードバック用や無線通信用のモジュールを取り付けられるようになります。

手足にもコントローラー


両足には、腕時計のような足コントローラーを巻いて、傾きを検知してVR内で歩いたり座ったりすることが可能になります。独自のドライバーとエミュレーションにより、今ある全てのSteamVRコンテンツに対応しているとのこと。

近日中には両手で使うコントローラーも登場予定とあって、寝たままでもVRで直立歩行したり、「分身ロボットカフェ」のような場所でロボットを遠隔操作する時にも活躍できそうです。

クラファンに注目


「HalfDive」は、11月6日よりKICKSTARTERにてクラウド・ファンディングを開始します。必要最低限のモジュールやフィードバックだけを持つ、ベーシックモデルだと8万円前後。フィードバックモジュールを備えたフルセットだと12万円程度。そして可変焦点機能を搭載したモデルになると、40万円くらいになりそうです。なかなかのお値段ですが、きっとすぐ目標額を超えることでしょうね。

これを使えば、ウェブ会議やオンライン授業、その他のPC作業だって、寝たままで可能になります。デジタル上ならいろんなものがバリアフリーになるんじゃないかな? と期待が高まります。

Source: Diver-X via PC Watch

当記事はギズモード・ジャパンの提供記事です。

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