『MINAMATA』真田広之、ジョニー・デップと「一緒に仕事ができて本当によかった」

クランクイン!

 ジョニー・デップが製作・主演を務める映画『MINAMATA―ミナマタ―』より、水俣病患者の救済運動に尽力するヤマザキ・ミツオ役を演じた真田広之のインタビュー映像と、鋭い眼光を放つヤマザキを捉えた新場面写真が公開された。

熊本県水俣市のチッソ水俣工場による工業排水を原因とし、現在まで補償や救済をめぐる問題が続く日本における“四大公害病”のひとつ水俣病。その存在を世界に知らしめたのが、写真家ユージン・スミス氏とアイリーン・美緒子・スミス氏が1975年に発表した写真集『MINAMATA』だ。ジョニー・デップ自身が長年の憧れだったと語るユージン氏。彼の遺作ともなったこの写真集を基に、ジョニー自身の製作・主演で待望の映画化が実現した。

2003年にトム・クルーズ主演映画『ラストサムライ』でハリウッドデビューを飾って以来、『ラッシュアワー3』、『ウルヴァリン:SAMURAI』、『アベンジャーズ/エンドゲーム』に出演、次回作は『ジョン・ウィック』シリーズ最新作への出演が決まっているなど国際的にも活躍する真田。

そんな真田が本作で演じるのは、チッソに補償を求めるため闘う反対運動のリーダー、ヤマザキ・ミツオ役。本作のキャラクターは複数の人物がモデルとなっているが、ヤマザキのモデルの一人となったのは、水俣病患者の救済運動の先頭に立ち、「闘士」と呼ばれた川本輝夫氏。1999年2月に亡くなるまでの間、水俣病救済に尽力した人物だ。

インタビューで真田は「ジョニーがこの映画をやると決めた情熱と勇気を称えたいし、その情熱と勇気こそがユージン・スミスを演じるにまさに相応しいと思います。メイクアップを終えた姿はまさにユージンそのものに見えました。脚本のユージンにライブの息吹を吹き込んでくれた。一緒に仕事ができて本当によかったと思います」と、初共演となったジョニーについてコメント。

そのほか「(ジョニーは)一緒に飲んでも楽しい人。ユージンさんは非常にユーモアが得意だったそうなんですが、まさにその点においてもジョニーはぴったりで。アドリブや現場でのジョークのセンスが素晴らしいし、それで現場を和ませてくれた」と振り返る。

そして本作については、「エンターテインメントとして楽しんでいただいて、そして興味を持った方々が実際に起こった出来事やフッテージなどを見る機会につながって、学び直していただくきっかけになれば素晴らしいです。今世界中で起きている問題、起こりうることへの警戒、そして、起こってしまった時のケアの仕方を、この映画を通して知り得たことを駆使して、現代、未来に活かしていただけると、参加したものとして何より嬉しい」と真摯(しんし)に語った。

場面写真は、真田演じるヤマザキが、チッソとの交渉に挑む場面と、工場前での座り込みを行う場面を切り取ったもの。ひとり立ち上がり鋭い眼光を放つヤマザキの姿からは、幾度も患者たちの先頭に立ち、運動を牽引してきた「闘士」らしい気迫が漂っている。

映画『MINAMATA―ミナマタ―』は、9月23日より全国公開。

当記事はクランクイン!の提供記事です。

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