【米ビルボード・アルバム・チャート】ドレイク堂々の首位デビュー、アイアン・メイデン/イマジン・ドラゴンズがTOP10初登場

Billboard JAPAN



ドレイクの新作『サーティファイド・ラヴァー・ボーイ』が、2021年最大の週間ユニットを記録してNo.1デビューを飾った、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

9月3日にリリースした『サーティファイド・ラヴァー・ボーイ』は、前作『スコーピオン』(2018年)から約3年ぶり、6枚目のスタジオ・アルバム。Billboard 200ではその6作全てが1位を記録していて、コンピレーション・アルバム、ミックステープを含めると通算10作目の首位獲得となる。

『サンク・ミー・レイター』(2010年)
『テイク・ケア』(2011年)
『ナッシング・ワズ・ザ・セイム』(2013年)
『イフ・ユーアー・リーディング・ディス・イッツ・トゥー・レイト』(2015年)
『ホワット・ア・タイム・トゥ・ビー・アライヴ』(2015年)
『ヴューズ』(2016年)
『モア・ライフ』(2017年)
『スコーピオン』(2018年)
『ケア・パッケージ』(2019年)
『サーティファイド・ラヴァー・ボーイ』(2021年)

10作目の首位を獲得したことで、ドレイクはエルヴィス・プレスリー、エミネム、そして先週記録を更新したばかりのカニエ・ウェストと並ぶ歴代4位タイに浮上した。トップはビートルズの19作で、以下のアーティストが続く。

19作 ビートルズ
14作 ジェイ・Z
11作 ブルース・スプリングスティーン
11作 バーブラ・ストライサンド
10作 ドレイク
10作 カニエ・ウェスト
10作 エミネム
10作 エルヴィス・プレスリー

そのカニエ・ウェストの新作『Donda』(今週2位)が、先週309,000ユニットを記録して2021年最大の週間ユニットを更新したばかりだが、『サーティファイド・ラヴァー・ボーイ』はその記録を倍以上上回る初動613,000ユニットを打ち出した。初動ユニットが60万を超えたのは、昨年の8月8日付チャートでテイラー・スウィフトの『フォークロア』が記録した846,000以来で、過去5年間ではドレイクとテイラーの2組しかいない。

ドレイク『ヴューズ』(2016年5月21日 / 1,040,000)
テイラー・スウィフト『レピュテーション』(2017年12月2日 / 1,240,000)
ドレイク『スコーピオン』(2018年7月14日 / 732,000)
テイラー・スウィフト『ラヴァ―』(2019年9月7日 / 867,000)
テイラー・スウィフト『フォークロア』(2020年8月8日 / 846,000)
ドレイク『サーティファイド・ラヴァー・ボーイ』(2021年9月18日 / 613,000)

613,000ユニットの内訳、562,000がアルバム・ストリーミング(SEA)で、週間ストリーミングは7億4,367万回と驚異的な数字を叩き出した。この記録は、自身の『スコーピオン』が打ち出した7億4,592万回に匹敵するもので、過去3年間では最高記録となる。

なお、前作『スコーピオン』からは、アルバムの発売前に「ゴッズ・プラン」、「ナイス・フォー・ホワット」の2曲が先行シングルとしてリリースされ、いずれもソング・チャート“Hot 100”で1位を獲得したが、新作『サーティファイド・ラヴァー・ボーイ』からの先行シングルはない。

一方、『サーティファイド・ラヴァー・ボーイ』の初動ストリーミング7億4,367万回には、ミュージック・ビデオによるストリーミングが2,884万回分含まれているが、ビデオ・ストリーミングがBillboard 200の集計に加算されるようになったのは2020年1月18日付チャートからで、前作『スコーピオン』の初動ユニットにはビデオ・ストリーミングが含まれていない。

『サーティファイド・ラヴァー・ボーイ』は、その他トラックごとのユニット(TEA)が5,000、アルバム・セールスが46,000をそれぞれ記録した。なお、セールスは全てデジタル・ダウンロードによるもので、パッケージ・セールスは含まれていない。CDのリリースは来月10月1日に予定されており、アナログ盤(LP)も年内にはリリースされる見通し。

ドレイクとの対立が報じられたカニエ・ウェストの『Donda』は、初週から54%減少の141,000までユニット数を落とし、2位にダウンした。

続いて3位に初登場したのは、英国を代表するメタル・バンド=アイアン・メイデンの『戦術(原題:Senjutsu)』。初動ユニット64,000のうちアルバム・セールスが61,000と全体のほとんどをセールスが占め、今週最大の売り上げを記録した。2021年にリリースしたハード・ロック・アルバムとしては、2月20日付チャートで3位にデビューしたフー・ファイターズの『メディスン・アット・ミッドナイト』が記録した64,000に次ぐ高セールスとなる。

『戦術』は、同チャート最高4位を記録した前作『魂の書 ザ・ブック・オブ・ソウルズ』(2015年)から6年ぶり、17枚目のスタジオ・アルバムで、Billboard 200ではその前作と前々作『ファイナル・フロンティア』(2010年)の2作が記録した4位を上回る、自己最高位を更新した。TOP40には15作目のランクインとなる。

2作がTOP3にデビューしたことで、オリヴィア・ロドリゴの『サワー』(61,000ユニット / 18%減少)が3位から4位に、ドージャ・キャットの『プラネット・ハー』(49,000ユニット / 7%減少)は4位から5位にそれぞれ順位を落とした。6位はモーガン・ウォレンの『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』(40,000ユニット / 1%減少)、7位もビリー・アイリッシュの『ハピアー・ザン・エヴァー』(39,000ユニット / 1%減少)がそれぞれ同位をキープし、先週5位に浮上したザ・キッド・ラロイの『ファック・ラヴ』(39,000ユニット / 10%減少)は8位にダウンしている。

今週9位にデビューしたのは、「レディオアクティヴ」(2012年)などのヒットで知られるロック・バンド=イマジン・ドラゴンズの新作『マーキュリー - アクト1』。初動ユニットは31,000で、そのうちアルバム・セールスが17,000、アルバム・ストリーミングが13,000(週間1,704万回)、トラックによるユニットは1,000を記録した。

『マーキュリー - アクト1』は、最高2位を記録した前作『オリジンズ』(2018年)から約3年ぶり、通算5枚目のスタジオ・アルバムで、デビュー作『ナイト・ヴィジョンズ』(2012年)から5作連続のTOP10入りを果たしたが、TOP3にランクインしなかったのは本作が初となる。

2位『ナイト・ヴィジョンズ』(2012年)
1位『スモーク・アンド・ミラーズ』(2015年)
2位『エヴォルヴ』(2017年)
2位『オリジンズ』(2018年)
9位『マーキュリー - アクト1』(2021年)

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは9月17日以降掲載予定となります。

◎【Billboard 200】トップ10
1位『サーティファイド・ラヴァー・ボーイ』ドレイク
2位『Donda』カニエ・ウェスト
3位『戦術』アイアン・メイデン
4位『サワー』オリヴィア・ロドリゴ
5位『プラネット・ハー』ドージャ・キャット
6位『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』モーガン・ウォレン
7位『ハピアー・ザン・エヴァー』ビリー・アイリッシュ
8位『ファック・ラヴ』ザ・キッド・ラロイ
9位『マーキュリー - アクト1』イマジン・ドラゴンズ
10位『SoulFly』ロッド・ウェーブ

当記事はBillboard JAPANの提供記事です。

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