私がまったくお財布を使わなくなった理由


私がポケットに財布をつっこんでアパートを出たのは、2020年3月11日が最後でした(理由はご想像におまかせします)。

いまはもう財布を使っていません。

財布なんて必要ないことがわかったからです。

みなさんも、財布を使うのはやめましょう(このアドバイスは、ハンドバッグを使う人にも言えると思います。ただし、子どもがいる人には無理な話かもしれません。お菓子や絆創膏を入れておく場所が絶対に必要ですからね)。

私がはじめて財布を持ち歩くようになったのは、大学生のときでした。

といっても、入れるものといったら、お金のほかには運転免許証ぐらいでした(私は車をキャンパス内では持っていませんでした)。やがて、そこに1枚のクレジットカードが加わりました。

学生証と部屋のカギは、当時のイケてる大学生たちをまねて、ストラップにつけて首からぶら下げていました。

それから長い年月が経ち、財布の中に溜まる「ジャンク」は徐々に増えていきました。

追加のクレジットカード、クレジット機能つきポイントカード、ギフトカード、コーヒーショップのスタンプカード、愛猫の写真、子どもたちの写真、とんでもない枚数のレシート……。

ミニマルな財布を使うだけでは不十分


そんな私だったのですが、何でもかんでも財布に詰め込んでいたせいで、座ると背中やお尻が痛むようになってしまいました。

そのため、腰を下ろす前には、わざわざ財布をポケットから抜き出さなければなりませんでした。

専門家によると、これが財布をなくすいちばんの原因だそうです(たしかに私も、しょっちゅうなくしていました)。

「ミニマリスト的な財布」が流行っていたころは、私も何年かおきに新しいものを買っていました。

いつもだいたい、容量オーバーで壊れるか、あるいは、お尻の右ポケットの体験をもっとよいものにしてくれそうなものがKickstarterで見つかると、買い替えていました。

いまはもう、ミニマリストな財布も使っていません。

コロナ禍は私から多くのものを奪いました。でも同時に、贈り物もくれました。どこへ行くときもポケットに入れて持ち歩いていた「レンガ」からの解放という贈り物です。

どこの店へも行けず、カフェでスタンプカードもためられない日々を過ごすうちに、私ははたと気づきました。

いつも同じものしか使わないのに、5枚もクレジットカードを持ち歩く必要なんてないことに。

自分の子どもたちが赤ちゃんだったころの写真を最後に見たのは、いったいいつでしょう?

まったく覚えていません。現金はどうでしょう?

めったに使いません。

そもそも、ATMへ行くのをいつも忘れてしまうくらいです。

必要なのは、財布つきのスマホケースだけ


そして気づきました。私が持ち歩く必要があるのは、IDカードと、いつも使うクレジットカード1枚、デビットカード、乗車カードだけなのです。

ほかはどれも、せいぜい、あると便利ぐらいのものばかりで、いつも持ち歩くほどではありません。

財布つきスマホケースなら、そのすべてがぴったり収まります。

しかも、スマホを落下から守ってもくれます(ただし、上の写真にあるようなケースはおすすめしません。ほこりや砂が中に入ってしまうと、きれいな色に仕上げられたiPhoneの表面が傷だらけになるからです)。

この「必要なものだけを持ち歩く」というスタイルは、ミニマリスト財布についても言えます。

ですが、たとえどれだけスリムであっても、それが余計なものであることに変わりはありません。

それに、ほかの誰もがそうであるように、私のネット中毒も悪化するばかりです。そんな私が、スマホなしでどこかに行くなんてことは、絶対にありません。

スマホが入ったケースをなくしたり、忘れたりすることはまずないでしょう(それに、もしどこかに行ってしまっても、追跡は簡単です。ソファーのクッションの間に落ち込んでいるだけの場合であっても)。

スマホ=財布


実はいま、私の前に受け入れ難い真実があります。

それは、財布つきスマホケースでさえ、もはや私には必要ないのではないかということです。

2021年のいま、私のスマホは、半ば私の財布にもなっているのです。

Appleは2012年から、『Apple Wallet』アプリにより、iPhoneをすべてのクレジットカード払いのためのハブへと変える取り組みを行ってきました。

このアプリの機能は年々高まっています。Androidデバイスにも同じような機能があります

いまや、私が持っているクレジットカードはどれも、バーチャルスペースでデジタル再現できるようになりました。私が財布の中に入れているほかのものも、ほとんどそうです。

アメリカでは、航空会社の搭乗券、自動車保険の証明書、ワクチンパスポート……などなど。ニューヨーク州都市交通局(MTA)も先日、タップ&ゴー式スマホ決済への対応を開始しました。

iOS 15がリリースされれば、私が運転免許証を持ち歩く必要もほとんどなくなるでしょう。

このプログラムに参加しているアメリカの各州の住民は、自分の免許証の写真を撮ってiPhoneに保存しておけば、実物を持ち歩かなくてもよくなるのです。

かつて私の財布に入っていたほかのものたちは、いまではナイトスタンドの引き出しの中に入っています。図書館カード、健康保険証、ジムの会員証などなど。

これらは現在、私のスマホに入っているか、あるいは、必要があれば入れることができます。

それに、子どもたちの写真が6万枚も入る「財布」なんて、これが初めてです(まあ、正直に言うと、それらの写真を見ているわけではないのですが)。
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Source: MacRumors, BETA, CNET, Wikipedia

当記事はライフハッカー[日本版]の提供記事です。

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