ソニーがAIによる自動作曲アプリ「Flow Machines」を公開。試してみたけど…これは楽しい、そして便利

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Image: Flow Machines

AIとの共作が現実的になりそう。

ソニーが自動作曲アプリ「Flow Machines」を公開しました。無料で使えて、iPhoneやiPadアプリのほか、DAWのプラグインとしても機能します。



ヤマハをはじめ多くのメーカーが自動作曲を研究していますが、「Flow Machines」はコードからメロディーを何パターンも提案し、作曲づくりのインスピレーションとして活用できる点が特徴。プラグインであればMIDIノートも生成できるので、作曲の時短にもなりますね。
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実際にiPad版で使ってみました(楽しすぎて30分以上遊んでしまった)。スタイルパレットには100種類のプリセットが用意されています。まずはここから試してみるのがベター。

プリセットを読み込むと、テンポ、キー、コード進行、ベース、リズムが読み込まれます。この状態で再生ボタンを押すと音楽が流れますが、メロディーについては毎回自動生成されるのです。そう、毎回です。
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フレーズがループするごとに、ノートの配置が変わっていますよね。こうして、繰り返されるコードに対して複数のメロディーを提案してくれるわけです(4小節or8小節まで対応)。メロディーの傾向は、Harmony(コードとのマッチング具合)、Duration(音符の長さ)、Complexity(メロディーの複雑さ)の3要素をスライダーで調整することで追い込めます。
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DurationとComplexityを変更した状態で、上部のComposeボタンを押してメロディーを再生成してみました。AIは「こういうコード進行にはこういう旋律が使われる傾向がある」といった、積み重ねられてきた音楽史そのものを参照にしているので、大きくハズすことはありません。なので似たメロディーが生成されることもありますね。

生成されたフレーズはグッドボタンを押して保存可能。琴線に触れるフレーズが出るまで生成を繰り返してるうちに何か見えてくるものもありますし、数回前のフレーズもログに残っているので戻ることもできます。自動生成だけど一期一会じゃないのが使いやすい!
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メロディー、和音、ベースなどの音色&音量も個別設定可能。特にメロディーの楽器はピアノやギターのようなアタックが早い系と、バイオリンやホーンのようなアタックが緩やかなものとでは印象が大きく変わってきます。

使ってみた感じですが、かなり実践的な作曲アシストツールに感じました。なにも生成されたメロディーをそのまま使う必要はなく、良いなと思った部分だけを参考にして、あとは自分でメロディーをいじったり、歌詞に合わせて調整したりしても良い。「ここでこう持ってくるか、なるほどね~」的な、インスピレーションの参考という意味ではプロ棋士にとってのAI将棋のような感覚が近い?

なのでプラグインでDAW内で使えばさらに実践的だし、ソファでリラックスしながら「このコード進行だとどんなメロディーがあるんだろ?」と音ネタ実験的に触るのもアリアリ。なんなら無限旋律BGM装置として流しておいても心地良い。無料です、ぜひお試しを。

Source: Flow Machines

当記事はギズモード・ジャパンの提供記事です。

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