文豪好きならこれを読め! "友情"と呼ぶには濃厚すぎる関係性の嵐を描く、石井千湖『文豪たちの友情』登場!

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文豪に興味はあるけれど、 一体どこから読めばいいのか。 手軽に楽しく読みたいのだけれど…そんな悩みを解決する本がここに。 「刀剣乱舞」のイラストレーターシラノ氏による描き下ろしイラストにも大注目の、 文豪本の決定版。

「文豪ストレイドッグス」や「文豪とアルケミスト」といった作品のスマッシュヒットや「芥川龍之介」「夏目漱石」「太宰治」といった文豪の名前やイメージを用いた香水、 珈琲、 文房具、 といったアイテムの充実など、 日本の近代文学を牽引した文豪達への興味は高まる一方。 けれど、 作品だけでなく人間性や関係性まで理解するのは一体どこから手を付けていいのかわからないという人も多いのでは。

本書、 石井千湖著『文豪たちの友情』(新潮文庫)は、 佐藤春夫と堀口大學、 室生犀星と萩原朔太郎、 志賀直哉と武者小路実篤、 川端康成と横光利一、 正岡子規と夏目漱石、 石川啄木と金田一京助、 国木田独歩と田山花袋、 芥川龍之介と菊池寛、 太宰治と坂口安吾、 梶井基次郎と三好達治、 泉鏡花と徳田秋聲、 中原中也と小林秀雄etc.. と、 30名以上の名だたる文豪たちのエピソードが「友情」という切り口で、 非常に読みやすく時に涙、 時に笑いを誘いつつ紹介されている。

例えば…佐藤春夫と堀口大學は、 仲良しすぎて恋人だと疑われた? 芥川龍之介は友達を思って己のパンツを貸した? 国木田独歩と田山花袋はケンカばかりなのに同棲していた?「ぼくのお父さんになって!」と懇願される夏目漱石? 等々、 思わず「え!?」と読みたくなるエピソードが目白押しなのだ。 本書を飾る装画は人気ゲーム「刀剣乱舞」のイラストレーターとしてもお馴染みのシラノ氏。 表紙含め4枚の描き下ろしイラストが内容に華を添えている。 さらに単行本からは1章分が描き下ろしされ、 「夏目漱石と門下生たち」「志賀直哉と弟子たち」「江戸川乱歩と仲間たち」といった、 「疑似家族」的な関係性についても掘り下げられている。 様々なきっかけで文豪に興味が出始めた人、 でもどこから読めばいいかわからな人、 文豪たちの「友情」に興味がある人にオススメのこの本を是非、 読んで見て欲しい。

著者コメント
編集者に「文豪について書いてほしい」と頼まれたときに「友情」というテーマを思いついたのは、 大学時代の友人が語って聞かせてくれた萩原朔太郎と室生犀星の仲良しエピソードがきっかけです。 資料を調べてみると、 毎日会いながら手紙も送ったり、 どちらかが困窮したら献身的に支えたり、 一言で「友情」と要約するにはあまりにも巨大な感情が渦巻いていました。 本書が文豪たちの関係性の魅力を伝えることができていれば幸いです。

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