元プロ野球選手の娘でプロ雀士の駒田真子 「父の反対」振り切った過去明かす

しらべぇ




麻雀界に注目の若手雀士がいる。日本プロ麻雀連盟の女流プロ・駒田真子(まこ)。

野球ファンなら知らぬ者はいない“満塁男”として巨人、横浜を渡り歩いた元プロ野球選手・駒田徳広氏の娘。彼女はいかにして麻雀プロを目指したのか、直撃した。

■福本伸行作品がきっかけ




徳広氏がFA移籍で巨人からベイスターズに移籍した初年である1994年に生まれた駒田プロ。学生時代は漫画とアニメに没頭し、漫画家・福本伸行氏が描く『カイジ』との出会いをきっかけに麻雀への興味を高まらせていった。

「お兄ちゃんも漫画好きで、週刊少年マガジンで連載されていた福本先生の『賭博覇王伝 零』を勧められて“福本作品”にハマりました。同級生はみな恋愛モノや青春モノを読んでいる中、勝負の駆け引きが面白い零の世界にどっぷり入り込んでしまって(笑)。その後『カイジ』に出会い、作中に出てくる2人打ち変則麻雀『17歩』のシーンを読んでいて『あ、これ麻雀勉強しないとわからないやつだ』と思い、勉強を始めたのです…」(駒田プロ)。

■「ジャイアンツの駒田」


その後、ゲームを通して麻雀の楽しさを知り、雑誌『近代麻雀』(竹書房)が愛読書に。キンマ読んでいる女子高生とはかなりクールだ。でもわかる。この雑誌、麻雀レベルアップには必読の書なのだ。「高校時代、学校で読んでいて没収されたこともありましたね。ちょっと恥ずかしかったです…」と振り返る駒田プロ。

そんな学生生活を過ごし、卒業後雀荘で働きたいと思いつき、ノーレート、禁煙をウリにする都内の健康麻雀店でバイトを始めた。

「オタクでしたので元々引っ込み思案な性格でした。でも雀荘で働き始めてから、知らない人とでも緊張せずお話ができるようになったんです。しかも駒田という珍しい名字なので、『ジャイアンツにいた駒田と同じ名字だねぇ』とよくおじいちゃん、おばあちゃんに声をかけられましたね。内緒にしておくわけにもいかないので、『…娘なんです』というと皆さんビックリされて…。すごくかわいがってくださいました」と当時を振り返る。きっとめっちゃ言われたんだろうなぁ…。

■Mリーガーからの助言


俳優・萩原聖人らも出場することで話題になった日本最高峰のプロリーグ戦「Mリーグ」。そこで活躍する女流スター雀士・魚谷侑未プロも、その当時同じ麻雀店で働いていた。

「魚谷プロに同伴して、夕刊フジ杯争奪麻雀女流リーグの現場に行ったことがありました。現場ではその空気感、緊張感に圧倒された一方で、プロの強い精神力、そしてどんな苦境でも動じない打ち方に感激しました。魚谷プロから『やるなら早いほうがいいよ』というアドバイスも受け、後にプロ試験にチャレンジしたのです」(駒田プロ)。

狭き門を突破し、晴れて日本プロ麻雀連盟のプロになったのは2019年のことだった。

■父・徳広氏からの反対




プロ3年目、まだ獲得タイトルはないが、父譲りのスター性を秘めている。

2021年3月に開催された世代限定のタイトル戦「桜蕾戦」でベスト8に残ると、8月に行われたテレビ対局「麻雀最強戦2021」(AbemaTV)では大きく凹んだラス目から起死回生の「国士無双」テンパイで視聴者を沸かせた。

惜しくもアガることはできなかったが「卓上の満塁娘」という異名を世に知らしめた一戦となった。現在行われている第2回「桜蕾戦」も予選1位での通過を果たしており、父・徳広氏同様「大きな見せ場」を作る天性の才能がある。



駒田プロは「反抗期の時、父とはよく喧嘩をしました。麻雀界に進む時も『辞めなさい』とすごく反対されました。でも今では『頑張っているか?』と気にかけてくれるし、テレビ対局があるとすべて見てくれている。打ち込む姿を見て認めてくれたのです。麻雀が父との縁を再び繋いでくれた」とプライベートを明かしつつ、「でも、土壇場の勝負強さなら父に負ける気がしないですよ(笑)!」と無類の勝負強さを見せた父を引き合いに出してニッコリ。

現在は東京・新橋のノーレート雀荘「ベルバード」などに勤務しながら腕を磨く毎日だが、ファンそして家族からの応援がさらに彼女を強くさせているのは間違いないようだ。

当記事はしらべぇの提供記事です。

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