不倫ドラマだけど「空気感めちゃくちゃ好き」田中樹出演も大反響『うきわ』の魅力

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しっとりと、淡々と、ザワザワ…

『珈琲いかがでしょう』、『シェフは名探偵』に続く、テレビ東京月曜23時の連続ドラマ枠の第3弾として放送中のドラマ『うきわ ―友達以上、不倫未満―』。SixTONES田中樹が出演していることでも話題となっているが、SNS上では、「このドラマの空気感めちゃくちゃ好き」「空気感が妙にリアルでおもしろくて見ちゃう」「映画みたいな作品」といったコメント投稿も多く見受けられる。

野村宗弘のマンガ「うきわ」を原作とした本作は、社宅のベランダを舞台に「不倫まで壁1枚」というお隣同士の危うい関係を描く。“主演の門脇麦がサレ妻に、共演の森山直太朗がサレ夫に”と聞くと、ドロドロしているものを想像するかもしれないが、ドロドロとした雰囲気は感じない。淡々と日常が切り取られ、ふわりと揺れる感情のひだが、一つ一つ掬い取られたような丁寧な作品。そのなかで波紋の広がりが心をざわつかせる。まるで映画を観ているかのような感覚にも陥る。

監督は、“チェリまほ”こと『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』を手掛けた風間太樹が担当。落ち着いたトーンでテンポよく、夫婦の関係の変化や小さなほころびと、少しずつ距離を縮めるお隣同士の二人が印象的に描かれていく。

第2話、2組の夫婦のほころびがそれぞれ描かれた食卓シーン。麻衣子(門脇麦)とたっくん(大東駿介)は同じテーブルでご飯を食べているが、たっくんの視線は常にテレビへ。浮気に気付いてしまった麻衣子が静かに一球を投じる。唐突に

「どういう人?」
「え?」
「たっくんのタイプ」
「・・・麻衣子」

麻衣子の白飯の上に浮かび上がるのは海苔の文字。「浮気してるの?」「相手はだれ?」麻衣子は何も言わず、海苔ごとごくりと飲み込んだ。

片や、結婚記念日に先に一人弁当を食べている二葉さん(森山直太朗)。そこに帰ってきた妻・聖(西田尚美)が

「なんで食べてるの?」
「お腹空いてて。ごめん」
「ひどいなー」

テーブルの上に置いてあるのは、聖が陶芸教室で”結婚18周年に”とつくった器。陶芸教室の浮気相手とつくった器。実はそれを知っている二葉さん(森山直太朗)が割ろうとした器。拳をぐっと握り、お弁当のふたをしめて「ありがとう」と明るく言う二葉さん。

麻衣子も二葉さんも、言いたいことは言えない。一見穏やかで、ひりひりする会話。静かに変化するキャスト陣の表情や声色の違いも絶妙だ。

「ひょお~!」朝のゴミ出しで、またパジャマ姿の麻衣子は二葉さんに遭遇してしまう。

振り返った二葉さんに麻衣子は「ごめんなさい」「あ、いや、ごめんなさい」「あ、いえ、こちらこそ」「でも、そんな変わりませんよ」「ありがとうござい…それって、“褒め”ですか?」「え…!?・・・あ、もちろん褒めてます。もちろん。」気まずい2人が、目を合わさないように、ちょっとぎくしゃくする空気は、なんだかほっこりしてしまう心地良さがある。「キャスティング最高」という声も上がっているが、2人とも、素朴でほっこりする雰囲気を持っていながら、どこかに脆さや情熱的な感情の破片をもっていそうな雰囲気が、このドラマにピタリとはまっているのではないだろうか。



二組の夫婦の周りにいる人物たちも、それぞれが存在感を放っている。二葉さんの妻・聖が通う陶芸教室の先生・田宮悠を演じる田中樹(SixTONES)は、第1話では台詞なしにも関わらず大反響。笑顔で肩を抱き、聖を迎え入れる様子にはただならぬ色気をまとわせる。第2話では、喫煙シーンが「似合いすぎる」「カッコよすぎる」と話題に。強烈な存在感を放ちながら、湿度のある『うきわ』の世界観に溶け込んでいる。

麻衣子のパート先のクリーニング屋のアルバイト・佐々木を演じる高橋文哉は、火曜ドラマ『着飾る恋には理由があって』で仕事にも恋にも一生懸命なかわいい後輩キャラを演じていたが、今作ではガラッと印象が変わり、どこか冷めたようでいて、麻衣子との会話では麻衣子の本当の気持ちを見抜いているようなところがある。

麻衣子が「似てますよねぇ、“うわき”と“うきわ”」とつぶやいたとき、隣で聞いていたのも佐々木。2人の会話も穏やかだが見応えがあり、今後キーになりそうだ。

そして、二葉さんとたっくんの部下・愛宕さん(小西桜子)が時折放つ言葉には、視聴者も刺さる部分があるのでは?

第1話では、二葉さんに「感情を出さないのって、思いやりなのかもしれないけど、保身でもあるじゃないですか」と核心をつく。いつも遠慮のない口ぶりで二葉さんに無邪気に話しかける愛宕さんだが、第2話のラストでたっくんと朝帰り?たっくんの浮気相手は、連絡先登録名「車修理110番」の福田さん(蓮佛美沙子)では?演じる蓮佛は福田さんについて「息苦しく海を泳ぐ魚のような人」とコメントをしていて、こちらも今後の展開が気になるところ。

1話は本編40分足らずで、これまで2話を放送。淡々と日常が切り取られているなかで、それぞれの登場人物たちの特徴や変化が、言葉としても絵としても印象的に描かれている。

「緊急時にはこの壁を突きやぶって隣へお逃げ下さい。」

麻衣子と二葉さんが話すベランダの壁にある注意書き。溺れた麻衣子が二葉さんの投げ入れた浮き輪を掴むように、不倫までの壁一枚を突き破るのか。今後の展開が気になる『うきわ ―友達以上、不倫未満―』は、今夜11:06~第3話が放送される。

第3話あらすじ

たっくん(大東駿介)と愛宕さん(小西桜子)の朝帰りに出くわした麻衣子(門脇麦)と二葉さん(森山直太朗)。しかし麻衣子は、嫉妬や不安とは違うある感情が自分に芽生えていることに気が付く。



それは、二葉さんへの思いで…。そして、麻衣子と二葉さんの距離が急接近していく中、二人に目を光らせる人物が。大きく動き始めた二人の関係が向かう先は!?

■『うきわ ―友達以上、不倫未満―』
毎週月曜23時6分~23時55分
【放送局】 テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ 九州放送
【配信】 動画配信サービス『Paravi』と『ひかり TV』にて配信予定

(C)野村宗弘・小学館/「うきわ ―友達以上、不倫未満―」製作委員会

当記事はdwango.jp newsの提供記事です。

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