トリプル台風 進路や警戒ポイントは? 10号は土日に東日本へ接近のおそれ

日直予報士

3つの台風が発生していますが、それぞれ影響が異なります。台風10号は、この土日、関東など東日本に接近するおそれがあります。早めの台風対策を心がけるとともに、うねりを伴った高波に警戒し、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、強風に注意・警戒してください。

●「トリプル台風」発生中

日本の周辺には、6日金曜9時現在、3つの台風があります。一番西にあるのが台風9号、そして5日木曜15時に、台風10号と台風11号が発生しました。
このうち、台風10号の影響で、沖縄はすでに雨が強まりました。南大東島では、6日金曜3時32分までの1時間に112.5ミリの猛烈な雨が降り、観測史上1位の値を更新しました。
3つの台風、この後も、それぞれ異なる影響が予想されます。

●【台風10号】進路と警戒ポイントは?

まず、最も警戒が必要なのは、台風10号です。
台風10号の進路ですが、今後、日本の南を発達しながら北東へ進むでしょう。7日午後から8日にかけて、関東など東日本に接近する可能性があります。そのため、東日本太平洋側を中心に荒れた天気となって、大雨や、大しけとなるおそれがあります。
台風10号の警戒ポイントは、まず強風や高波です。
台風第10号の影響で、沖縄地方と奄美地方では7日にかけて強い風が吹き、うねりを伴って、しける所があるでしょう。また、7日~8日は、東日本太平洋側を中心に「強い風」や「非常に強い風」が吹き、大しけとなるおそれがあります。
【予想される最大瞬間風速】7日にかけて沖縄・奄美・関東甲信地方で25メートル、8日は関東甲信地方で25~35メートルです。
【予想される波の高さ】7日にかけて沖縄・関東甲信地方で5メートル、奄美地方で4メートル、8日は関東甲信地方で7メートルとなっています。
うねりを伴った高波に警戒し、強風に注意・警戒してください。
さらに、影響は、風や波だけではありません。7日~8日は、東日本太平洋側を中心に、大雨となるおそれがあります。
【7日12時~8日12時の24時間予想雨量】関東甲信地方の多い所で100~200ミリです。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。

●【台風9号】と【台風11号】進路と警戒ポイントは?

次に、影響が心配されるのは、台風9号です。
台風9号は、台湾海峡を北東へ進み、8日日曜9時には、熱帯低気圧に変わる予想です。
ただ、熱帯低気圧に変わっても、油断はできません。熱帯育ちの「暖かく湿った空気」を携えています。この「暖かく湿った空気」は大雨のもとになり、それが、来週にも、九州を中心とした日本付近に流れ込む可能性があるのです。
「暖かく湿った空気」の流れ込みが、予想より強まった場合は、10日火曜頃は、九州を中心に大雨のおそれがあります。台風10号が過ぎ去った後、来週前半も、まだ大雨に注意が必要です。
一方、日本の東を北上している台風11号ですが、こちらは、日本から次第に離れるでしょう。
この台風によって、陸地では、雨が強まったり、風が強まったりするおそれはありません。ただ、台風周辺の海上では、波が高くなりそうです。船舶は、高波に注意が必要です。

●備えは早めに

この土日~来週前半は、台風10号の接近や、台風9号由来の大雨が心配されます。以下のような備えを、心掛けてください。
自治体からハザードマップを入手し、氾濫の恐れがある河川や、土砂災害の恐れがある所を、確認しておきましょう。避難場所や避難経路を決める際に、役に立ちます。特に、川が増水する危険性があるため、なるべく川沿いを避けた避難経路を探しておきましょう。また、浸水や冠水した際は避難経路が限定されるため、複数の避難経路を確認しておくのがおススメです。夜間は昼間より周囲の状況が把握しづらいため、あらかじめ目印を決めて覚えておきましょう。
そして、非常用持ち出し袋など、防災用品の準備・確認をしておきましょう。暴風で電柱が倒れたり、電線が切れて、停電になったりすることがあるため、懐中電灯を用意してください。既に、懐中電灯を用意している場合は、点灯するか確認しておきましょう。断水になった場合に備えて、飲み水や生活用水の確保、備えをしておくことも重要です。避難場所で数日間過ごすことを考え、非常用持ち出し品の準備や、食料の確保をしておいてください。

当記事は日直予報士の提供記事です。

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