スタバ店頭に置かれた謎の黒板、よく見ると… 地元愛あふれる正体に思わず感動

しらべぇ


2日、記念すべき「日本上陸25周年」を迎えたスターバックスコーヒー。現在、とある県の店舗では「地元愛」あふれるユニークな試みが話題となっているのをご存知だろうか。

■「スタバ」と聞いて思い浮かべるのは?


突然だが「スタバ」という空間を構成するアイテムといえば、何を連想するだろうか。やはり緑を基調としたロゴやエプロン、パートナー(従業員)たちの眩い笑顔を思い浮かべる人が多いことだろう。

しかし記者はあえて、店内や入り口付近に設置されることが多いコミュニティボード(黒板)に注目したい。各店舗に控えている「画伯」らが新メニューのイラストやおすすめメニューを描いたり、利用客へ向けたコメントやメッセージを記すのに使用されるこちらのボードは決して「チェーン店」の枠に収まらない、各店舗の独自性を如実に表した存在と言えるのだ。

■これは一体、何なんだ…?


さて各店舗の「顔」とも言うべきボードだが、ある日記者は「島根県のスタバに妙なボードが設置されている」という情報をキャッチ。それも「特定の店舗に設置されている」のでなく、「県内全ての店舗に設置されている」というから、何とも興味をひかれるではないか。



そこで内容をこの目で確認すべく、現地に設置されたボードの写真を「スターバックス コーヒー ジャパン」に送ってもらうと…そこには妙にカラフルかつ、謎の形状をしたオブジェの様子が描かれていたのだ。

(ひょっとして今、島根で流行中の前衛芸術か何かか…?)と首を傾げつつ、こちらのボードの詳細を尋ねてみると、島根県民の「結束力」が伺える舞台裏が明らかになった。

■全てのスタバをめぐった時、謎が明らかに


2021年8月2日現在、島根で展開されているスタバ店舗は、出雲大社店、ゆめタウン出雲店、シャミネ松江店、松江玉湯店の4店舗。じつは話題となっているボードの内容は店舗ごとに異なり、全てのボードを組み合わせたとき、はじめて意味のある「言葉」が浮かび上がってくるのだ。

前述したオブジェは出雲大社店に設置されたボードで、こちらは日本神話にも登場する八重に重なり合った雲である「八雲」をイメージしたイラストとのこと。



ゆめタウン出雲店にはスタバが「我々の原点」と語る「コーヒーの木」をデザインしたイラストが描かれていた。



シャミネ松江店のボードには国宝・松江城や堀を描いた「松江の風景」のイラストが確認できる。



また松江玉湯店では神話にも登場する「玉造」をモチーフにしたイラストが見られ、いずれも「島根の文化に根付いた絵」が描かれているのが共通項。



横長の長方形をしたこれらのボードを組み合わせると…そこには、漢字の「縁」が浮かび上がり、粋なデザインに思わず胸が熱くなってしまった。

■どういった経緯から誕生したのか?




続いては、なんともユニークなアイデアが生まれた経緯について尋ねてみると、「島根県の店長4名が『47 JIMOTO フラペチーノの島根県の商品をお客様にどのように届けていくのか』と、島根県の4店舗でできることを話し合っている中で、今回のアイデアが生まれました」という回答が。



「島根県は現在4店舗のため、4店舗と地域のお客様との繋がりを表現していきたいと考えました」とのコメントも見られたが、同じ島根県、同じスタバでも「それぞれに個性のある店舗を楽しんで頂きたい」という思いが根底にあり、そちらが転じて「4店舗それぞれのイラストを合わせると『縁』になるコミュニティボード」が誕生したそうだ。

出雲大社店の店長・春さんが発案し、同店の堀西さんがデザインしたという一連のアートはスタバファンからも好評で、こちらの影響を受けてか、島根の47 JIMOTO フラペチーノは、8月を待たずに早々に完売という人気ぶりを見せる。



まさに、店とユーザーの「縁」を感じさせる微笑ましいエピソードではないだろうか。なお島根だけでなく、大阪秋田高知長崎などの店舗でも「地元愛」に根付いたサービスが大いに注目を集めていた。

当記事はしらべぇの提供記事です。

ランキング

ランキングをもっとよむ

注目ニュース

注目記事をもっとよむ