「HIKAKINに衝撃」けんます53歳が料理YouTuberとして成功できたワケ

日刊SPA!

◆「コンセプト」次第で収益化は可能!

飽和気味なYouTubeで、中年が稼ぐために必要なブランディングとは何か? 俳優・斎藤工の推しおじで、40万人超の登録者数を誇るYouTuberのけんます氏(53歳)は、葛飾区立石のラーメン店「麺・粥 けんけん」の店主で、2015年から料理系動画を配信している。

「肩を壊して趣味のダーツができずに暇を持て余していたとき、億を稼ぐ人としてお店のスタッフから紹介されたのが、HIKAKIN。衝撃でした、動画で商品を紹介しているだけだったから」

そこで自分もと簡単に追従しなかったのは、一国一城の主のセンスか。「自分のお店と同じ」と、配信前にブランディングのためのコンセプトを決めたという。

「ターゲットは一人暮らしで、料理は素人の男女。仕事でクタクタになって帰宅し、食費にかけるお金も多くないから、調味料はめんつゆと創味シャンタン(中華の素)、材料も2~3品が基本。そこにプロの料理人がフライパン一枚で作る、安くて早くて旨すぎる家庭料理、これがテーマです」

◆振り切ったリアクション

加えて、動画の印象を左右するキャラクターも綿密に設計。振り切ったリアクションを心がけた。

「昔、ラーメンブームでテレビの取材を受けたとき、リポーターのリアクションが笑ってしまうほどオーバーだったんです。でも、放送を見ると目立ってなかった。画面越しで伝えるには、すべてが極端でないと埋もれてしまいます」

◆差別化を図る

コンセプトとキャラさえ立てば、あとは動画を間断なく投稿。

「差別化を図るため『料理』と『実食・批評』の2部構成に。また、料理を通して元気にしたいという思いから、試食タイムの乾杯のあとに『毎日楽しい~』とお決まりのフレーズを入れたりと、少しずつカスタマイズしていきました」

視聴者数は20人前後がほとんどだったが、投稿数が100に達する頃には、その数にばらつきが出るように。

「オリジナルの料理名は人気がなく、中華丼や天津飯といったお馴染みの料理や『やみつき×材料名』といったタイトルの動画に人気が集中していました。こうしたデータをもとに、ブラッシュアップ。研究のために最低100本は動画を上げるべきですね」

◆収益化に成功

配信開始から半年後には登録者数が1000人を突破。動画の総再生時間も4000時間を超え、収益化に成功。右肩上がりで、今では40万人にまで膨れ上がった。

「『けんますさんだから』と言われますが、それは違います。スキルがなくても『チャーハン100選』や、職場での生存戦略をテーマに『上司が切れる一言』『評価を下げずにどうサボるか』などを調査しても面白い。スマホ一台と正しい努力で何とかなる世界。ダメもとでやる価値はあります」

コンセプトを確立し、継続する力があれば、中年も勝機はある!

取材・文/週刊SPA!編集部

―[セルフブランディング術]―

当記事は日刊SPA!の提供記事です。

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