アメリカのレストランに出没中 メニュー代わりのQRコードとは…

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Image: Getty Images

ただのメニューでは終わらなかった。

新型コロナウイルスの感染にある程度歯止めがかかり、コロナ前の日常が戻りつつあるアメリカ。久しぶりにレストランやバーに行ってみると、コロナ前と変わったことがあるそうで。メニュー代わりにQRコードを設置するお店が増えているんですって。しかし、これが実はなかなかの曲者らしく…。

ネタ元のNew York TImesの解析によれば、メニュー見よっとでスキャンしたQRコードがきっかけであれこれ個人情報とられているそうです。

QRコードは特定のデータを記録できる四角いバーコード。QRコードリーダー内蔵のスマートフォンカメラでさっとコードをスキャンするだけという手軽さ&非接触方式がうけて、コロナを体験した今、アメリカでは多くのレストランやお店で導入が進んでいるといいます。

人畜無害な四角いバーコードに見えるQRコードですが、そう無害でもないようで…。NYTが指摘しているのは、メニューやクーポンなどの情報を保持する以外で、スキャンして飛んだ先でコードをスキャンしたユーザーの特定情報を転送できてしまうということ。特定データとは、電話番号やメールアドレスなど。これを使えば、たとえば常連さんが誰か、いつも何を注文するのかを割りだすことも可能なのでしょうが、1番の問題はここで取得されたデータがどこに行ってしまうかわからないところ。

NYTはレストランやショップ向けにQRコードサービスを展開する2社に取材。デジタルメニューを提供し、レストランのリピーターになると購入商品(注文メニュー)をトラッキングできる仕組みのMr. Yum。スマホから注文&支払いができるサービスを提供するCheqout。2社ともに、収集したユーザーデータ(名前、電話番号、支払い情報)の第3者への販売は行なっていないと回答しています。ただ、今のアメリカの個人情報に対する規制では、まだまだ集めたデータの取り扱いは企業が主導権を握っています。誰とどうシェアしようとこっちの勝手でしょって…。

見た目の素朴さで何も考えずにスキャンしがちなQRコード。自分のデータの行先が気になるなら、従来の方法=紙のメニュー&店員さんにお会計してもらうのがいいってことか。

Source: New York Times

当記事はギズモード・ジャパンの提供記事です。

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