【ネタバレ考察】『僕のヒーローアカデミア』の“内通者”は一体だれなのか

※画像は週刊少年ジャンプ公式サイトのキャプチャ

 

8月6日(金)より『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』が公開となり、いま特に盛り上がりを見せている“ヒロアカ”。実は、アニメシリーズだけでなく原作漫画も佳境となり、現在“最終章”と謳われるクライマックスを迎えています。

そんなヒロアカには、長らく話題になっている“謎”が存在します。
それが「内通者の存在」です。今回改めて、その謎について紹介していきたいと思います。

※以降はまだTVアニメ化・単行本化されていない原作エピソードにも言及します。未見の方はネタバレにご注意ください。

 

 

“内通者”とは?

『僕のヒーローアカデミア』では、“内通者”と呼ばれる味方側の裏切り者がいるのではないか、という噂が長らくファンの間で囁かれています
そのきっかけとなったエピソードが、原作コミック10巻の83話『敗け』。ヴィラン連合から度重なる襲撃を受けてきた雄英高校の講師たちが会議を行い、限られた者しか知らないはずの情報が漏洩したことから、内通者がいるのではないかと話題になったのが発端となっています。

それまで、USJ(ウソの災害や事故ルームの略)が襲撃された際には授業のカリキュラムが漏洩していたとされる描写があったり、林間学校の際にも教師陣や関係者しか知らない合宿先の情報がヴィラン連合に渡っていたりと、いかにしてヴィランが情報を取得していたのかわからない以上、裏切り者の存在も視野に入れないといけない状態だったわけです。

 

ホークスというミスリード

 

この内通者の話題において、長らく読者を惑わせていた存在が、ヒーローのホークスです。ヒーロービルボードチャートでも上位の、翼を生やした鳥人のようなヒーローで、長らくその動向が話題になっていました。

実は秘密裏に、ヴィラン連合の荼毘とも交流を持っていたりと、内通者はホークスだったのかと思わせる展開を見せていました。しかしその後に、ホークスは実は2重スパイで、ヴィラン連合の情報を手に入れるべく潜入していたヒーロー側の人物であったことが明らかになりました。

こうなってくると、果たして本当の内通者は誰なのか。その正体を探りたくなります。そこで、改めて現在内通者の候補として名前が上がっている面々を紹介します。

 

候補1 レーザーが示す謎のメッセージ? 青山優雅

 

内通者の候補として挙がる同級生が、主人公・デクこと緑谷出久と同じA組の青山優雅です。

ナルシストな性格で、クラスきっての空気の読めなさを持っていますが、いざという時には、個性であるおへそから出る“ネビルレーザー”で戦います。

一見ギャグキャラのように思える彼が内通者として候補に挙がる理由は複数あり、USJの襲撃の際には単独行動で無傷なうえ何をしていたのかを打ち明けなかったり、ヒーローインターン後の時期にはデクを執拗にストーキングしていたりと、いかにも怪しい言動が目立つため。
そして、青山の疑いの中でも特に謎として挙がるのが、デクに執拗につきまとっていた際にレーザーで岩に文字を掘るシーンが登場するのですが、よく見るとフランス語で“Il faut se mefier de I’eau qui dort”と書かれているのがわかります。

作中でその意味は言及されないのですが、直訳すると「眠っている水には注意」となり、フランスの慣用句で「おとなしく見える人ほど、気をつけたほうが良い」という意味の文章になっているのです。

なぜここでそんな言葉が書かれたのか……その理由は青山が実は危険人物であることのヒントだったのか、はたまた青山自身が何かしらをデクに伝えようとしていたのか。その真意が今なお、考察され続けています。

 

候補2 透明化という怪しすぎる能力No.1! 葉隠透

 

内通者の候補として、その能力ゆえに疑われ続けているのが、デクの同級生であるA組クラスの葉隠透です。明るくてノリが良く、その天真爛漫ぶりでクラスのムードメーカーですが、彼女の個性はなんと“透明化”。身につけている衣服が宙に浮いているからこそ、彼女がどこにいるのか分かるのみで、本人がどんな素顔をしているのかは一切明らかになっていません。

作中でも、その個性のせいでアリバイ性が乏しく、実はいろいろなシーンでその場に潜んでおり、情報をヴィランに伝えていたのではないかと推測ができてしまいます。その特徴ゆえに怪しまれるのは当然なのですが、過去には葉隠がショッピングモールへ行くことを促したのがきっかけで、デクが死柄木と対面する事になる……なんて展開もありました。

コミカルな立ち回りが多く、内通者とは思いたくないですが、実はそれはミスリードで、その姿だけでなくもっとほかの秘密を隠していたという可能性があってもおかしくないでしょう。

 

候補3 アホになるのは実は演技? 上鳴電気

 

内通者候補として意外にも名前がよく挙がる人物が上鳴電気です。
ノリが軽くてチャラい一方で、仲間のために奮闘する出番も多い人物。個性は帯電で、電撃を使って敵を一網打尽できるのですが、あまりその個性を使いすぎて自身の許容するワットを超える電力をしてしまうと、脳がショートして一時的に“アホ”になってしまうという特徴を持っています。

基本的に内通者にはまったく見えないキャラクターですが、それでも内通者候補として名前が挙がるのは、過去に登場したヒーロー殺しのステインに対して、その執念の強さから、若干彼を擁護する発言があったことに起因しています。

実はアホになるのも演技で、キレ者だったという可能性もゼロではないのですが、TVアニメではまだ描かれていない超常解放戦線との戦いでも、敵を一網打尽にして大活躍するシーンが描かれていることを思うと、現状上鳴が内通者である可能性は薄まってきています。

 

もちろんそれ以外の可能性もあり?

いくつかの例を挙げていきましたが、もちろん内通者がA組のメンバーではない可能性、生徒ではない可能性、さらにはこれまで作中にも登場していなかった人物という可能性もあるでしょう。また、つい内通者は一人だけだと想像してしまいがちですが、必ずしも一人だけとは限りません。二人だったり、複数人のグループで協力している可能性もあるでしょう。

そして、これまで生徒たちの頑張りを見てきた身としては、できればそうであってほしいのが、内通者が“いない”という可能性です。「個性」という抜け道がある以上、ヴィラン側にある奥の手が存在していて、情報を取得していた……その可能性があってもおかしくありません。それは、内通者が誰なのか、ずっと考察を」していた人たちからすると、ちょっぴりガッカリする展開かもしれませんが、A組や雄英の面々を素直に支持できる素敵な展開とも受け取れるでしょう。

 

一人で戦うデクをA組メンバーが救う展開の先には…

さて、そんな内通者がそろそろ明らかになるのではないかと期待がかかってきています。その理由は、もちろん物語がクライマックスを迎えようとしているのはもちろんですが、デクが先代のワン・フォー・オールの継承者であり、四代目の個性である「危機感知」を取得したからです。

一人で戦うデクを救いに現れたA組のメンバーの姿に、自分を救おうとしているから危機感知が発動しないと訴えるデクの姿からも、危機感知の個性によってデクは敵意に反応できるようになっているといえるでしょう。

そのため、もし内通者が暗躍しようとした際には、デクはそれを察知できるのではないでしょうか。2021年夏。週刊少年ジャンプで連載中のエピソードはまさにそんな危機感知を持ったデクとA組の激突が描かれています。内通者の正体が誰なのか。その真実が明らかになる日も、もしかしたら近いのかもしれません。

WRITER

  • ネジムラ89
  •        

  • 缶バッジ販売専門店「カンバーバッチ」のオーナー兼アニメ映画ライター。アニメ映画情報マガジン「読むと アニメ映画 知識が結構増えるラブレター」をnoteにて配信中。その他いろんなとこでアニメ映画話を執筆中。古今東西関係なくアニメ映画を中心とした有益な情報を多くの人に提供できるようにやっていきます。

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