できる人はやっている「良いしつこさ」を発揮する方法


私の31冊目の書籍、『結局、「しつこい人」がすべてを手に入れる』は、「本要約チャンネル」「サムの本解説ch」などのYouTubeチャンネルのほか、「ダ・ヴィンチニュース」でも取り上げられるなど、幸運にも発売と同時に多くの紹介をいただく機会に恵まれました。

でも、なぜここまで多くの人々に注目していただけたのでしょう?

今や、成功者に共通する要素は、多くの人が諦めるような局面でも「しつこくやり続ける」ことにあると言われるようになりました。でも、それができないために悩む人が多いのではないでしょうか?

拙著では、その打開策をあますことなく紹介したことが注目の要因だと考えています。実際、私自身、企業研修トレーナーとして年間200回程度の研修に登壇をしてますが、多くの人事担当者から「やり抜く力を鍛えてほしい」といった相談を受けます。

だからといって、間違えたことを“しつこく”やったとしても、成功はにはつながりません。大事なのは、「良いしつこさ」と「悪いしこさ」を理解したうえで「良いしつこさ」を実践すること。

今回は、成功の鍵となる「良いしつこさ」を手に入れる方法を紹介しましょう。
結局、「しつこい人」がすべてを手に入れる
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1,650円

「良いしつこさ」と「悪いしつこさ」の違い

違う方向に向かって歩く2人の男性
Image: Kohei Hara/Getty Images

拙著では、しつこさには「良いしつこさ」と「悪いしつこさ」の2種類があることに触れました。

良いしつこさ


「良いしつこさ」は“動的”に発想します。“動的”とは、「とりまく状況は常に変化する」という考え方です。

状況の変化に合わせて、軌道修正も必要だと考えるのが「良いしつこさ」。端的に言うと「PDCA」をしっかり回しているかどうかです。

たとえば、コロナ禍を思い出してください。感染リスクへの危惧や緊急事態宣言などの影響もあり、多くの職場でコミュニケーションが減ってしまいました。

そうした中、オンラインで1on1や面談を行なうことで、むしろ以前よりもコミュニケーションを“密”にしたことに成功した職場も少なくありません。

でも、最初からうまくいった職場はほぼないでしょう。きちんと機能するようになったのは、「PDCA」で言う「C(検証)⇒A(改善策)」のプロセスがあったからに他なりません。

オンラインでは、想像以上に面談の流れや質問の技法が異なります。もちろん話し方すら変えねばなりません。

それでも諦めずにしつこく工夫したことで、彼らはリアルで面談する以上の方法を獲得したのです。

実際、「オンライン × 1on1」の研修は2020年以降大きな潮流になっており、私も多くの企業に提供してきました。受講者からの質問も、熱を帯びていたことを記憶しています。

悪いしつこさ


「良いしつこさ」が“動的”な一方で、「悪いしつこさ」は、“静的”

状況の変化には無頓着で、最初に「正しい」と思ったことを愚直に実行し続けます。

上述したコロナ禍のオンライン対応でもそうです。一度はオンライン面談に着手したものの、なかなかうまくいかない。そしてそのまま、ひたすらにオンライン面談を継続する。

ついには、話すことがなくなり、沈黙に苦慮したり、時には雑談に終始している、といったことも少なくないのです。

でも、「検証」を実行すれば、そうはならなかったでしょう。今もなお、オンライン面談を続けてはいるものの、業務確認や雑談の場になっている状況が多いのはこのためです。

つまり、「良いしつこさ」にあって「悪いしつこさ」にないもの、それは「PDCAを回すこと」なのです。

人間関係づくりも「良いしつこさ」があってこそ

オフィスで話し合う男女の同僚
Image: Superb Images/Getty Images

ビジネスでもプライベートでも、徹底すべき要素は「良いしつこさ」です。
  • 相手がどう思っているか意識できているか?(C:検証)
  • 相手がどう感じているか答えられるか?(C:検証)

を自問自答してみるとわかるでしょう。

「あれ?」と答えに詰まるところがあるなら要注意。「C:検証」ができていないと言えます。ただ良かれと思ってやっているだけか、アプローチの仕方・方法に問題がある可能性があります。

プライベートでも仕事でも、人間関係がうまくいかない時は、ほとんどの場合「良いしつこさ」が実践できていません。

簡単に見切ってしまったり、諦めてしまったり。逆にストーカーのように迷惑なことをしてしまったり、相手を束縛してしまうことも同じです。

相手がどう思っているのか検証の機会を持つ(自問自答する)ことは、良い人間関係を築くうえでも極めて重要です。

あなたにこんな口癖はありませんか?

A. 「〇〇してくれない」

B. 「きっとわかってくれるはず」

C. 「そうするべきだよね」

A、B、Cは、いずれも検証の機会をもたない自分ファーストの人が良く発する言葉です。これでは「良いしつこさ」を発揮することはできません。

まずは検証の機会を持つこと。その時に大切なのは、「自分軸」ではなく「相手軸」。相手がどう感じているかです。

良かれとやり続けるのではなく、検証したうえで改善すべき点を修正しながら目的に到達すること。これこそが、ビジネスもプライベートも成功させる秘訣であることは間違いありません。
結局、「しつこい人」がすべてを手に入れる
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今回は、成功者が必ず身につけている「良いしつこさ」を実践する方法を紹介しました。

ますます状況が変化する今こそ、ぜひ覚えておきたい考え方ではないでしょうか。今回の内容が、皆様の成功の一助になれば幸いです。

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伊庭 正康 株式会社 らしさラボ 代表取締役
伊庭正康さん

リクルートグループ入社。残業レスで営業とマネジャーの両部門で累計40回以上の表彰を受賞。その後、部長、社内ベンチャーの代表を歴任。2011年、株式会社らしさラボ設立。リーダー、営業力、時間管理等、年間200回以上の研修に登壇。リピート率は9割以上。現在は、オンラインを活用した研修も好評。近著に12万部を超える『できるリーダーは、「これ」しかやらない メンバーが自ら動き出す「任せ方」のコツ(PHP研究所)』『できる営業は、「これ」しかやらない(PHP研究所)』のほか、新刊の『結局、「しつこい人」がすべてを手に入れる(アスコム)』をはじめ、他多数の書籍がある。

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当記事はライフハッカー[日本版]の提供記事です。

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