ドイツ式の結婚式にビックリ。「職場の人なんて呼ばないわよ」

女子SPA!

 国が違えば結婚式のやり方も異なるもの。同じ西洋風ウェディングでも、日本にはなじみのない習慣が海外では当たり前のように行われていたりします。

30代の約5年間、夫の仕事の都合でドイツで暮らしていた山村奈々枝さん(仮名・43歳)は、現地の結婚式に参列したことがあるとか。日本の結婚式とは違うところが多かったそうで、いい意味でカルチャーショックだったといいます。

◆役所と教会で2回式を挙げる?

「向こうに住んでから仲良くなったドイツ人女性の式だったんですけど、結婚式の会場というのがお役所の中にある学校の教室よりもやや狭いくらいの部屋。一応、簡易的な祭壇のようなものはありましたが、とても結婚式にふさわしい場所とは思えませんでした」

ドイツでは戸籍局という公的機関が婚姻届の受け付けを担っており、ここで式を挙げて届け出が受理されるとのこと。そのうえで希望する人は、教会で改めて結婚式を行うそうです。

奈々枝さんが出席したときも戸籍局で式を行った後、少し離れた場所にある同じ市内の教会に車で移動。つまり、同じ日に結婚式を2回行ったことになります。

「失礼な言い方かもしれないですが戸籍局での式は予行練習っぽい感じがして、教会の式が本番って風に見えました。ただ、女性にとっては式を二度挙げることができるため、そこはいいなって。

特に教会のほうは現地では歴史ある建物だったようで、内部もすごく荘厳な雰囲気でこんな場所で式ができる彼女がうらやましかったです」

ちなみに式の出席者は、新郎新婦の家族や親族、それと友人のみ。日本のように会社の上司や同僚などは呼んでいないことを知り、そこにも衝撃を受けます。

◆新郎新婦が突然ダンスを披露

「教会での式が終わると再び近所のレストランに移動し、そこで貸し切りのパーティ。ずいぶんアットホームだなと思って尋ねてみると、『ドイツじゃ職場の人なんてプライベートで仲がいい人以外は呼ばないわよ』って当たり前のように言ってました。

けど、余計な気を使う必要はないだろうし、そこは日本でもぜひマネしてほしいなって。私たちの結婚式は、おたがい勤め先が大きな会社だったので誰を呼ぶかで苦労したので」

式が終わった後のパーティは、日本の披露宴のようなかしこまった感じはなく、例えるなら規模の大きいホームパーティ。始まってしばらくすると、突然スピーカーから大音量で曲が流れ始め、新郎新婦が会場の中央で2人で踊り始めます。

これは「ファーストダンス」と呼ばれるものでドイツに限らずヨーロッパのウェディングパーティの定番。ただし、そんなことを知らない奈々枝さん目の前でノリノリでダンスを披露する新郎新婦に「何が起きたが理解できませんでした」と振り返ります。

「曲は好みで何でもアリみたいですけど、このとき流れたのはかなりアップテンポなナンバー。だから、曲調に合わせて踊りも激しかったんですけど、普段は人前で踊るような子じゃなかったので、あまりのひょう変ぶりにすごく驚きました。

その後は参加者みんなで踊り出して、年配のおばあちゃんとかもステップを刻み、楽しそうな表情をしているのが印象的でした。新婦の彼女なんかウェディングドレスのすそが汚れても気にせず踊ってるし、ああいうのも悪くないなって。

私もビールとワインを飲んでる状態で踊ったから途中で気持ち悪くなっちゃいましたけどね(笑)」

◆結婚パーティが終わったのは深夜

ほかにもケーキ入刀の代わりなのか新郎新婦が一緒にのこぎりを持って丸太を切ったり、大きな布に描かれたハートマークを2人が両側からハサミで切り抜くなど日本では見たことのない風習が続いたそうです。

「どちらもドイツではお約束的なものらしく、海外の結婚式だなぁって感じがして面白かったです。けど、夕方から始まったパーティは夜遅くまで続き、私は途中で帰りましたが後で聞いたら夜中までやっていたみたい。

ドイツで結婚式に出席したのはこの一度だけなので現地のスタンダードなのかは正直わかりませんが、それでも刺激的でいい思い出になりました」

海外の結婚式に招待されるなんて日本に住んでいたら絶対に経験できないこと。機会があればぜひ参加してみたいものですね。

―結婚式のトンデモ話―

<文/トシタカマサ イラスト/カツオ>

【トシタカマサ】

一般男女のスカッと話やトンデモエピソードが大好物で、日夜収集に励んでいる。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

当記事は女子SPA!の提供記事です。

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