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7月23日の『金曜ロードショー』(日本テレビ系)で、劇場アニメ『君の膵臓をたべたい』が放送された。しかし今回も、視聴者の予想通りエンディングがカットされていたため、批判が殺到している。
同作は2018年9月1日に公開された、小説家・住野よるの同名小説を原作としたアニメ映画。これまでに漫画化、実写映画化、オーディオブック化されるなど、タイトルのインパクトも相まって、これまでにさまざまな形でファンに感動を届けていた。
そして、アニメ映画版で本編同様に評価されていたのが、世界観にマッチした楽曲の数々。特にロックバンド『sumika』によるエンディングテーマ曲『春夏秋冬』は劇中を表現するような歌詞が多く、ファンの間で「同作になくてはならない楽曲」と言われていた。
またまたカット? ファンから大ブーイング
本来ならばエンディングで「春夏秋冬」が流れるのだが、「金ロー」では時間の都合上か全カット。もはやお家芸とも言えるエンディングカットに対して、
《ラスト…春夏秋冬を心の中で構えて待ってたのにカットは残念…》
《金ロー春夏秋冬カットしたん? あのストーリーからの最後曲まで聞くから映画っていいんじゃんな…》
《案の定春夏秋冬カット… 見ないほうがよかった》
《春夏秋冬流れないとか… いくら放送の都合と言えど、金ローの方はこの映画をわかっていない》
《sumikaの春夏秋冬をカットしちゃ駄目だろー作品に合った素晴らしい曲なのに残念》
など嘆く声が続出している。ちなみに原作者の住野も同楽曲にはかなり思い入れがあったようで、放送当日に自身のツイッターを更新。《金曜ロードショーのアニメ『君の膵臓をたべたい』では時間の都合上流れませんでしたが、本来のエンディングではsumikaの『春夏秋冬』という曲が流れます。こちら原作とアニメに寄り添ってくださった素晴らしい楽曲です! 聴いたことない方がおられたらぜひぜひ聴いてもらいたいです!》とツイートしていた。
ちなみに、2018年8月にテレビ朝日系で実写版『君の膵臓をたべたい』が放送された際もエンディングは全カットされていた。放送局の違いはあれど、テレビで放送される映画のほとんどはエンディングがカットされてしまう運命にあるようだ。
尺の都合上、仕方がないとはいえ毎回同じ理由で批判を集めている「金ロー」。どうにか全編放送できればいいのだが、改善は見込めそうにない。