NHK受信契約数が16年ぶりに減少した本当の理由

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誠実なお願いが実を結んだのか、あるいは強引な戸別訪問が功を奏していたのかはわかりませんが、10年以上NHKの受信契約数は伸び続けていました。ところが、2020年度は久しぶりにNHK受信契約数が減少したと発表されたのです。その理由として大きかったのは新型コロナウイルスの感染拡大にともない、NHKがあることを止めたためでした。

NHK受信契約数が16年ぶりに減少した本当の理由

NHK受信契約数減少は2006年度以来


NHKは、毎月末の受信契約数を定期的に発表しています。この統計を見ていくと、2006年度以降は細かい増減があるとはいえ、NHK受信契約数自体は増加傾向でした。ところが、2020年度は年間を通じて減少傾向が続いています。

NHKが受信契約の基準とする「世帯」とは違いますが、総務省が発表する住民票上の世帯数は毎年増え続けています。NHKが推計として発表している「受信契約対象世帯数」も同様で、2019年度末が4609万件に対し2020年度末は4610万件と増加傾向です。

また、NHKへ実際に受信料を支払っている世帯数も3769万件から3703万件へと減少。「推計世帯支払率」も81.8%から80.3%へと1.5ポイント下がり、80%を割り込みそうな勢いです。

NHK集金人活動ストップで契約者数減


NHK会長は、定例会見のなかでこの件に触れ、NHK受信契約数が減った理由を「営業活動」の休止・縮小がおもな原因だったと明らかにしました。ここでいう「営業活動」とは、NHKと契約した委託会社のスタッフが各地で未契約者を訪問し続け、受信契約を取り付ける活動を指しています。

NHK会長の説明によると、新型コロナウイルスの感染拡大にともない、2020年度上半期は営業活動を全面休止。下半期について営業活動の再開、休止を繰り返す状況で、今後も以前のような活動はできないとの見通しも示しています。

NHKの営業活動が減ると受信契約数が減少するということは、NHKが受信契約数を伸ばし続けていたのは「良質な番組が増えた」「国内世帯数が増えた」といった理由は大きくなかったことを示しています。つまり、NHKから積極的に戸別訪問を行いNHK集金人が受信契約を取り付けないと、受信契約数は減少してしまうということなのです。

当記事はラジオライフ.comの提供記事です。

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