小越勇輝、梅田彩佳ら多彩なゲストが出演! 梅棒『おどんろ』稽古場レポート

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ストーリー性のある演劇的な世界観をJ-POPとダンスで創り上げるエンターテインメント集団「梅棒」による『おどんろ』が2021年7月30日(金)からよみうり大手町ホールなどで開幕する。初日まで2週間と迫った7月中旬、都内で行われている稽古場を取材した。

まずは、梅棒の説明をしたい。

梅棒は、2001年に日本大学藝術学部のダンスサークル「BAKUの会(現:Dance Company BAKU)」内で結成。09年にストリートダンス界最大のコンテスト「JAPAN DANCE DELIGHT vol.16」で特別賞を受賞し、12年に国内最大の振付作品コンテスト「Legend Tokyo chapter.2」で最優秀作品賞とオーディエンス賞を同時受賞。以降、活動の中心を劇場公演としているが、話題のテレビドラマやミュージカル、アーティストのライブやミュージックビデオなどの演出・振付も数多く手掛けている。

一度でも梅棒の公演を見たことがある人ならばお分かりいただけると思うが、梅棒が創り上げる作品は、笑いあり、涙あり、誰もが共感できるわかりやすいストーリーで、どのキャラクターも憎めないのが特徴的。ダンスエンターテインメント集団ということで、特にダンスの振付や魅せ方は毎度こだわりを感じる。
梅棒『おどんろ』稽古場より  撮影:飯野高拓(梅棒) 
梅棒『おどんろ』稽古場より  撮影:飯野高拓(梅棒) 
梅棒『おどんろ』稽古場より  撮影:飯野高拓(梅棒) 
梅棒『おどんろ』稽古場より  撮影:飯野高拓(梅棒)

今回の『おどんろ』は、夏らしく「妖怪」がテーマ。トーキョー都タイトー区では、NEO妖怪たちのイタズラによって人間の生活が脅かされている。うだつの上がらないサラリーマン・萬代(ばんだい)は、ひょんなことから妖怪と接触するようになって、生活が一変して――というストーリーだ。

この日稽古が行われていたのは、終盤の場面。とあるJ-POPの曲を流しながら、カウントをとり、一人ひとりの動線を確認している。稽古開始から1ヶ月以上経って、すでに通しも3回終えたというが、「もっと高みを」という思いなのだろう。本当に細かく細かく立ち位置や振付を確認していた。
梅棒『おどんろ』稽古場より  撮影:飯野高拓(梅棒) 
梅棒『おどんろ』稽古場より  撮影:飯野高拓(梅棒) 
梅棒『おどんろ』稽古場より  撮影:飯野高拓(梅棒) 
梅棒『おどんろ』稽古場より  撮影:飯野高拓(梅棒) 
梅棒『おどんろ』稽古場より  撮影:飯野高拓(梅棒) 
梅棒『おどんろ』稽古場より  撮影:飯野高拓(梅棒)

梅棒の作品は、本番では(基本的に)言葉を発しない。だからこそ、稽古場ではとにかく言葉で伝えあっているのが面白いと感じた。「ここはこういう心情なわけ」「こう思うから、こうなって、こう」と、その曲の振付を担当する梅棒メンバーや、総合演出の伊藤今人から指示が飛ぶ。こういった心情的な解説が詳細になされて、納得して、会得して。そのプロセスを経てこそ、言葉がなくても十二分に通じるパフォーマンスになるのだろうなと思った。

今回の『おどんろ』では、多彩なゲストにも注目したい。

まずは、以前から梅棒への出演要望の声が多かったという俳優の小越勇輝。この日の稽古では、空き時間も一人で黙々と振付を確認している姿が印象的だったが、今回は「NEO妖怪」役ということで、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか。とても楽しみだ。
梅棒『おどんろ』稽古場より  撮影:飯野高拓(梅棒) 
梅棒『おどんろ』稽古場より  撮影:飯野高拓(梅棒) 
梅棒『おどんろ』稽古場より  撮影:飯野高拓(梅棒) 
梅棒『おどんろ』稽古場より  撮影:飯野高拓(梅棒)

そして、『GLOVER』以来、梅棒史上初の2度目のヒロインに抜擢された梅田彩佳。今回は「警察官」役。2回目ということもあるのか、この日の稽古でも、まるで梅棒のメンバーのように馴染んでいて、キャスト同士の信頼関係が垣間見られた。

そのほか、ストリートダンスの世界大会である「JAPAN DANCE DELIGHT」を制するほか、MCや振付師としても多方面で活躍する電撃チョモランマ隊のQ-TARO、過去の梅棒公演でなども怪演を見せているパイレーツオブマチョビアン、世界的女性アニメーションダンサーのNANOI、数々のダンスコンテストを制し、有名アーティストのバックダンサーも数多く務めるKurumi Shiina、日本発世界初のプロダンスリーグ「D. LEAGUE」のofficial チーム「Benefit one MONOLIZ」のメンバーとして活躍中のRiNnAが出演する。
梅棒『おどんろ』稽古場より  撮影:飯野高拓(梅棒) 
梅棒『おどんろ』稽古場より  撮影:飯野高拓(梅棒) 
梅棒『おどんろ』稽古場より  撮影:飯野高拓(梅棒) 
梅棒『おどんろ』稽古場より  撮影:飯野高拓(梅棒)

梅棒メンバー9名と合わせて総勢16名。前回公演から正式に梅棒メンバーとなった多和田任益はじめ、ストーリーをかき乱す役柄が多かった梅澤裕介がど真ん中を演じるところも見どころだろう。「冷涼痛快」な舞台の開幕が待ち遠しい。

取材・文=五月女菜穂

当記事はSPICEの提供記事です。

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