『ONE PIECE』の物語における重要海賊団!“ロックス海賊”とは?

※画像は少年ジャンプ公式サイトのキャプチャ

 

週刊少年ジャンプ本誌では『ONE PIECE』ワノ国編も佳境。カイドウ率いる百獣海賊団の幹部たちが本格的に戦いに加わり、盛り上がってきています。そんななか、圧倒的な実力を見せるカイドウ。そしてそんなカイドウと海賊同盟を組んだビッグ・マム。やはり四皇おそるべしというべきか、ずば抜けた強さですでに多くの実力者を瀕死状態に追い込んでいます。

さて、そんなカイドウやビッグ・マムについて、近年驚くべき事実が発覚したことをご存知でしょうか。なんと、カイドウやビッグ・マムは同じ海賊団に所属していた過去があったというのです。
そんな二人が所属していた謎の海賊『ロックス海賊団』について、改めて明らかになっていることをおさらいしていきましょう。

※以降はネタバレを含みます。未見の方はご注意ください。

 

 

957話に走る衝撃『ロックス海賊団』とは!

『ロックス海賊団』とは『ONE PIECE』の世界でかつて名を馳せた伝説の海賊団です。

彼らの素性が語られるのは、単行本95巻『ULTIMATE』。
七武海が撤廃され、カイドウとビッグ・マムが同盟を組み、大きく勢力が変わるというタイミングで海軍の人々……特に年配のキャラクターたちが口にする海賊となっています。作中でセンゴクが語るロックス海賊団の素性は以下の通り。

「ロックス海賊団」とは大昔“海賊島ハチノス”にて一つの儲け話の為にかき集められ生まれた個性の集団
戦内でも“仲間殺し”も絶えない凶暴な一味だった

語り継ぐものがいないと言われるほど一味の仲が悪かったことと、政府によってもみ消された事件が多いことにより、今ではロックスの名前を知らない海兵も多いようですが、ある年代の人々にとっては強烈なインパクトを残した存在であることが明らかになりました。

 

豪華!『ロックス海賊団』のメンバー

カイドウとビッグ・マムが手を組むことで“ロックスの再来”と言われたように、かつてロックス海賊団には、船長のロックスのもとに、カイドウやビッグ・マムも所属していました。しかもかつて所属していた船員は他にもいて、いずれも実力者ばかり。現在明らかになっている船員は以下の通りです。

ロックス・D・ジーベック

ロックス海賊団の船長であり、センゴク曰く、“ロジャーにとっても最初にして最強の敵だったかも”と言わしめるような人物。まだその素性について詳細は明らかになっていませんが、現在の四皇たちを率いていた人物がかつて存在していたことは確かなようです。
現在はすでにこの世にはいないとされていますが、物語における重要度でいっても今後の物語に大きく関わってきそうな予感がする人物です。

 

白ひげ/エドワード・ニューゲート

かつてポートガス・D・エースが心酔していた四皇の一角、白ひげことエドワード・ニューゲートもロックス海賊団に所属していた一人でした。

グラグラの実の能力によって、震動で大津波や地震を引き起こす規格外の力を持っており、白ひげ海賊団の船長として、数年前までは世界最強とも称された人物でした。
ただし、マリンフォードにおけるエース奪還の頂上決戦にて戦死。グラグラの実の能力を黒ひげに奪われてしまいます。

 

カイドウ

通称“百獣のカイドウ”。百獣海賊団の船長であり、現在は将軍・黒炭オロチとともにワノ国を支配しています。

そんな彼もかつてはロックス海賊団の一員として海賊見習いをしており、ロックス海賊団の滅びた日に、ビッグ・マムから“ウオウオの実”を受け取り、青龍の姿へと変身することができるようになりました。

 

ビッグ・マム/シャーロット・リンリン

血縁以外を信用せず、85人もの子供達とともに万国(トットランド)という王国を築いてしまったのがビッグ・マムことシャーロット・リンリンです。

ソルソルの実を食べたことで、人々の魂(ソウル)を操り、寿命を奪ったり、物を生き物のようにして操ることができます。

 

金獅子のシキ

劇場版『ONE PIECE FILM ワンピースフィルム STRONG WORLD』にてルフィと対峙した、金獅子ことシキも、ロックスのもとにいたことが明らかになっています。漫画ではほとんど登場していないシキですが、本作の製作総指揮には原作者の尾田栄一郎さんが名を連ねており、本編にも大きく関わる人物であることが示唆されていました。

フワフワの実を食べた悪魔の実の能力者で、船や島を自在に浮かせる力を持っています。

 

キャプテン・ジョン

作中では何度かその名が登場しているキャプテン・ジョンもロックス海賊の一人でした。
初めて登場したのは、ゲッコー・モリアが支配するスリラーバーク。ゾンビ兵として使われいるキャプテン・ジョンの姿があり、すでに故人であることが示唆されています。
またその後に、ルフィがスリラーバークで手に入れ身につけていたガラスのバンドが、実はジョンの宝の地図であったことが、バギーとの再会で明らかになっています。
物語に大きく関わる存在では今のところはないものの、複数回登場していることから、今後もなんらかの形でこの名前を見ることになりそうです。

 

そのほかにも船員が存在…!

そのほかにも、作中でセンゴクが“銀斧(ぎんぶ)”“王直(おうちょく)”といった名前を口にしており、これらの人物もロックス海賊団出身の様子。

また、登場人物の発言などから、ロックス海賊団に所属していた可能性の高い人物もいます。

まずは、王下七武海のエドワード・ウィーブルの母親であり、自称・白ひげの元愛人であるミス・バッキン。単行本90巻『切腹』にて、マルコの口から白ひげと同じ船に乗っていたことが語られており、時系列的にはロックス海賊団の時期である可能性が高そうです。

そしてもう一人が、シャボンディ諸島で出会ったシャッキーことシャクヤク。単行本90巻の原作者と読者の交流コーナーSBSにて、シャッキーとロックスには関わりがあるのか?との質問が上がると、原作者の尾田栄一郎さんは白々しく知らないそぶりを見せながらも、関係性を示唆しています。確かにシャッキーは、かつては海賊であり、40年前にガープに追われていたと語っています。
この二人が銀斧や王直にあたる存在なのかはまだはっきりとしていませんが、ロックス海賊団の船員である可能性は高いです。

 

ロックス海賊団壊滅のゴッドバレー事件

ロックスの名前が作中に初めて登場するのは実は95巻よりももっと前でした。

それが単行本90巻『虚(から)の玉座』です。ヒナとガープの会話にロックスの名前が登場し、ガープが英雄と呼ばれるきっかけとなったできごとが40年前にあったことが示唆されています。

その理由であろう内容が単行本95巻『ULTIMATE』でまたもや明らかになっています。

その理由というのが“ゴッドバレー事件”
当時、悪名を轟かせていたロックス海賊団が38年前にゴッドバレーという島でガープとぶつかり合い、壊滅したという事件です。これをきっかけにガープは“海軍の英雄”と呼ばれるようになります。

ただし、この事件には公になっていない秘密があります。この戦いに実は海賊王のゴールドロジャーも関わっており、居合わせたガープと手を組んでロックス海賊団と戦っていたことが明らかになります。この事件には、天竜人も関わっており、天竜人とその“奴隷達”を守るためにガープとロジャーは手を組んでロックス海賊と戦い、ロックス海賊団は壊滅したようです。

ガープとしては、海賊と手を組んでしまったことと、嫌いな天竜人を守ってしまったことからあまりこの事件のことを話したがらないようで、この事件の舞台となったゴッドバレーも現在は地図から消えており、この事件についてはセンゴク世代の一部の海兵が知るのみとなっています。

 

現在につながるロックス海賊

カイドウやビッグ・マムの海賊同盟に限らず、今後の展開にこのロックス海賊やゴッドバレー事件が関わってくる可能性は大いにあるでしょう。

『ONE PIECE』の世界でも絶対的な存在として描かれている天竜人もゴッドバレー事件に関わっているということで、そもそも彼らがなぜ絶対的な地位を確立しているのかなど、『ONE PIECE』の大きな謎にも繋がっていくのかもしれません。

また、ロックス海賊団が生まれたとされる海賊島ハチノスは、現在黒ひげ海賊団の提督、マーシャル・D・ティーチが元締めとして君臨しています。ティーチとロックスの直接的なつながりは明らかになっていませんが、『VIVRE CARD~ONEPIECE図鑑~』でも明かされている通り、ティーチの船の名前は“サーベル オブ ジーベック号”。ロックスとはなんらかの繋がりを予感させます。

作中ではハチノスにて、ティーチはゲッコー・モリアとも合流。キャプテン・ジョンとの繋がりも踏まえると、モリアがここで再登場することも大きな意味を持ってきそうです。

ちなみに海賊島というワードは、かつてのフォクシー海賊団との対決の際にも登場しており、仲間や海賊旗を奪い取れるデービーバックファイトの発祥の地とされていることも、関連性があるのかもしれません。

現在ワノ国編が大詰めを迎えている『ONE PIECE』ですが、その後はその裏で活動していた四皇や海軍、元王下七武海といった面々の動きが明らかになってくるでしょう。その来るべき時に備えて、物語の根幹に関わってきそうなこのロックス海賊団の存在は頭に入れておきたいところですね。

WRITER

  • ネジムラ89
  •        

  • 缶バッジ販売専門店「カンバーバッチ」のオーナー兼アニメ映画ライター。アニメ映画情報マガジン「読むと アニメ映画 知識が結構増えるラブレター」をnoteにて配信中。その他いろんなとこでアニメ映画話を執筆中。古今東西関係なくアニメ映画を中心とした有益な情報を多くの人に提供できるようにやっていきます。

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