メイドたちに愛された「アキデニ」が閉店、ネットには惜別の声も

しらべぇ




東京・秋葉原にあるファミリーレストラン「デニーズ」が8日15時に閉店、営業を終了した。

いちチェーン店の閉店と思うことなかれ。ここはアキバファンに長年愛された店としても知られ、ネット上には「たくさんお世話になりました」「本当にしんどい。本当につらい」と惜別の声が相次いでいる。

■当時はグルメも限られており…




【画像】店頭には閉店を知らせるポスター

このデニーズがオープンしたのは、秋葉原が電子パーツや部品、家電の街からサブカルの街に進化し始めていた頃となる2003年。

今でこそメイド系コンセプトカフェや、居酒屋などがわんさかある秋葉原・電気街エリアだが、当時はまだチェーン店はおろか飲食店自体が少なく、秋葉原駅に併設されていたレトロな駅ビル「秋葉原デパート」のお好み焼きなんかが食べられたフードコート(既に閉店。現在はアトレ秋葉原1)や、老舗大衆食堂「かんだ食堂」(既に閉店)や牛丼専門店「サンボ」など、食事スポットもだいぶ限られていた。

■コミケ始発までの「前線基地」


夜8時になると一気に活気がなくなるアキバにとって、24時間営業店が進出した価値は大きく、飲みすぎて終電を逃した記者もよくこの場所で休憩していた。

また、年2回開催されるオタクの祭典「コミックマーケット」参加のため遠征してきたアキバファン、さらにはアイドルライブを見終わったファンたちが集う場所としても重宝されてきた。

ネット上では「コミケ前始発までここで色々会議して、コミケ後はここで休憩」「完全ノープランでコミケ来た時飛び込みで入れる宿まじでひとつもなくて一晩明かさせてもらった」「テーブルにへたばって朝まで寝てた記憶ある」と、当時の思い出を明かすファンの声が多く上がっている。

■メイドにとっても息抜きの場




長年メイドとして秋葉原で働いてきたAさんに話を聞いた。

「当時はアキデニと呼んで、バイト仲間と集まってました。近くにロイヤルホストもあったのですが、あそこは高いのでメイドたちはアキデニでしたね」と当時を回顧。

続けて「でもご主人様(お客さん)も超ここにいたので、プライベートの会話が一切できなかったことを思い出します(笑)。無くなってしまうのは本当に寂しいですね」と青春時代を懐かしがっていた。

■最終日は「別れの雨」




営業終了日、記者は現場に行った。当日はあいにくの雨。閉店間近になると食事を終えた客が続々階段を降りてきて、店舗の写真などを撮影していた。男性グループが多く、みんなどこか寂しげだ。

15時ぴったりになると、大量のファイルを手にした関係者らしき一団が店内に。この場所が次、どんなお店に生まれ変わるのか、アキバファンも記者自身も注目している。

当記事はしらべぇの提供記事です。

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