補えば体が軽くなる! 「重ダルさや頭痛を感じる人」に不足している意外なもの #116

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朝から体は重いわ、頭痛はするわ、胃腸の調子も悪い。まるで梅雨空のようなスッキリしない体調の人が最近増えているよう。そこで、漢方薬剤師の大久保愛先生が、朝の重ダルさを解消する方法を教えてくれます!
■ 朝、スッキリ起きられていますか?

【カラダとメンタル整えます 愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 116

毎日、お天気が安定せず傘を手放せない日が続きますね。例年のことですが今年の七夕も満点の星空との間に大きな雲が隔てる、酒涙雨となった地域は多いと思います。こういった雨雲がやってくるときには低気圧となりますが、その度にちょっとした不調がポロポロと出くることがあると思います。

例えば、朝起きるのに時間がかかったり、頭が痛くなったり、寝つきが悪くなったり、むくみを強く感じたり、胃腸の調子が悪くなったり、めまいを感じたり……と。思い当たることはないでしょうか。そこで、今週は梅雨時の重だるい目覚めを改善する食薬習慣を紹介します。

■ 今週は、朝の重だるさを軽減する食薬習慣

すっきりしない空模様と体調にうんざりし始めている人も多いのではないでしょうか。朝から元気に動き、集中力も発揮できる朝型人間にあこがれますよね。朝から気持ちよく、思ったように心と体が活動できると、その日1日がとても充実したものとなります。

最近、午前中スローペースになり午後になるにつれてタスクが積み重なり、やるべきことが片付かず1日が終わってしまうということをよく耳にします。あなたは、朝型ですか? それとも夜型ですか? 体にとって理想的なのはやっぱり朝型ですよね。

朝、重だるさを感じる人は、夜になるにつれて目が冴えて元気になり、夜更かししがちです。これを漢方では、「気虚」や「陽虚」と言います。そして、重力に負けてしまうような重い感じを「痰湿」がたまっていると言います。

そこで、今週は午前中元気に動けるように「気」を補い、重だるさのモトとなる「痰湿」を取り除く食薬習慣を紹介します。食べるとよい食材・メニューは、【オクラ納豆】です。

■ 食薬ごはん【今週食べるとよい食材・メニュー:オクラ納豆】

その名の通り、刻んだオクラと納豆を混ぜるだけのネバネバ料理です。塩昆布やジャコ、梅干し、大葉、メカブ、鰹節、胡麻などお好きな食材をトッピングし、油揚げの中に詰めてフライパンやオーブントースターなどで焼いて食べてもボリューム満点です。糖質制限ダイエットをしている人にもおすすめな栄養補給メニューです。

■ 【オクラ】

胃腸の働きをサポートし「痰湿」除去に役立つ食材です。ネバネバ食材は、胃腸の粘膜を強化したり、整腸作用も期待できるため、胃腸の働きを強化し老廃物の排泄に役立ちます。暑い時期には、生野菜がすぐにダメになってしまいますがオクラは冷凍保存も可能です。余ってしまったオクラは塩もみしてから冷凍しましょう。

■ 【納豆】

納豆は、身近で常備しやすい「気血」を補う食材です。高タンパク食材でありながら、整腸作用もある珍しい食材です。重だるい時には、素麺や冷やし中華、焼きそば、チャーハンなど簡単なメニューを選びがちになります。そんなときには、せめて納豆をプラスして食べて栄養価を高めつつ、腸内環境を整えるようにサポートしましょう。

「気」の不足があると午前中のやる気が失われます。朝早く起きると1日を長く感じることはないでしょうか? 朝から元気に動ける日が続くと、毎日できることの数が増えます。そして、慌ててミスをする回数も減っていくことだと思います。毎日ゆとりをもって過ごせるように、朝の時間は元気に動けるようにしたいですね。

ほかにも体バテ対策ためのレシピは、『不調がどんどん消えてゆく 食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

※食薬とは…漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか? 一月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。

月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。

つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化とさまざまなものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。

■ Information

大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師、国際中医美容師、漢方カウンセラー。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田県出身。昭和大学薬学部生薬学・植物薬品化学研究室卒業。秋田の豊かな自然の中で、薬草や山菜を採りながら暮らす幼少期を過ごし、漢方や食に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめとした医療と美容の専門家として活躍。おうちで食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」を開発。漢方カウンセラーとして、年間2000人以上の悩みに応えてきた実績を持つ。著書『1週間に1つずつ心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売1か月で7万部突破。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典(KADOKAWA)』、近著に「不調がどんどん消えてゆく 食薬ごはん便利帖(世界文化社)」がある。公式LINEアカウント@aika

『1週間に一つずつ 心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。

『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。

(C)Tara Moore/Gettyimages(C)Cicy/Gettyimages(C)prostooleh/Gettyimages

文・大久保愛

当記事はananwebの提供記事です。

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