紆余曲折の大ヒットシリーズ『東京リベンジャーズ』のトリビア7つ!

Oh!My!アニメ

※画像はアニメ『東京リベンジャーズ』公式サイトのキャプチャ

 

2021年のヒット作品として現れた『東京リベンジャーズ』

タイムリープもの作品としては新しく、往年のヤンキー漫画ファンには懐かしく、幅広い層から支持を得ています。そんな『東京リベンジャーズ』について、最近ファンになった人もより面白くなるトリビアを集めてみました。

 

 

『東京リベンジャーズ』とは?

 

『東京リベンジャーズ』は2021年4月よりスタートしたTVアニメです。

26歳で人生どん底のダメフリーターとして過ごしていた花垣武道はある日、中学時代の恋人・橘日向が悪党連合“東京卍會(とうきょうまんじかい)”によって殺害されたことを知る。その日のバイト帰り、武道は駅のホームから線路に転落。電車が目の前まで迫るなか、死を覚悟した武道がふっと目を開けると、なぜか12年前にタイムリープ。橘日向を救うため、人生のリベンジに挑む物語です。

原作は、2017年に週刊少年マガジンで連載をスタートした和久井健先生による『東京卍リベンジャーズ』です。和久井健先生といえば、かつて週刊ヤングマガジンで『新宿スワン』を手がけていた御方。『新宿スワン』に続いて、二つの時間軸を渡り歩くという新たな大ヒットアウトロー漫画を生み出しました。

 

原作は『東京卍リベンジャーズ』、アニメには“卍”がない?

 

お気付きのように、実は原作とTVアニメ版ではタイトルに微妙な変更が加えられています。原作のタイトル『東京卍リベンジャーズ』から『卍』の文字が外されたものが起用されていますが、この『卍』マークは「発音はしない」と公式で発表されているので、なくても問題はないとはいえ、あっさり外されているのにはびっくりします。

もともと卍マークは、ナチスドイツのシンボルマークであるハーケンクロイツに類似していることを理由に避けられがちのマーク。日本人にとってはお寺の地図記号としても活用されていて、別のニュアンスとしては受け入れやすいのですが、海外の方にとってはそうもいかないようで、即座にナチスドイツを連想してしまうために、国際的な展開を加味すると、できる限り使用しないほうが良いマークなのです。

タイトルの改題理由について公言はされていませんが、少なくとも理由のひとつにはなっているでしょう。『東京リベンジャーズ』は海外向けにもクランチロール経由で配信されており、多くの海外ファンを獲得していることを加味すると、変更は正解だったと言えるでしょう。

ちなみに『東京リベンジャーズ』の略称といえば“東リベ”を使う人と、作中にも登場する“東卍(まん)”を使う人と定まっていないようですが、公式でも人によってバラバラであることが過去に語られており、どれを正解ともしていないようです。

コミックスデザインが途中で変更されていた!

 

また、原作『東京卍リベンジャーズ』においても異例の“変更”が行われています。それがコミックスのカバーデザインの変更です。

1巻~4巻にかけては、上下に黒帯が敷かれ、よりヤンキー漫画の色合いが強く感じられるデザインとなっていました。しかし、5巻の刊行を目前にデザインを一新。白い背景に作品のキーキャラクターがポーズを取るデザインに変わり、それまでに刊行されていた単行本もそれに合わせてリニューアルが施されています。

表紙デザインの変更により、これまでのヤンキー漫画とは違った魅力があることを押し出そうとした意図があったようですが、このデザイン変更の効果もあってか、単行本は7巻以降の売り上げが大きく伸びたことが編集部のインタビューで明かされています。

ちなみに以前の表紙が好きだったという人のために、新デザイン版の表紙も、表紙を裏返すことで旧デザインになるというダブルカバー仕様になっています。好みに合わせて選べるのは嬉しいところですね。

 

日向はかつて黒髪だった!?

 

新旧の変更で驚きなのが、ヒロインの橘日向にまつわるものです。
TVアニメシリーズでは栗色の髪をしていて、旧3巻の表紙でも同じ色合いなのがわかります。ところが、当初は黒髪ロングだったのだそうです! 髪を染めたの?と思われるかもしれませんが、実はこの話は連載前の設定の話。

公式Twitterアカウントにて連載前のマル秘生原稿として公開された画像には、現在とは印象の違う、長くて黒い髪の日向の姿が描かれています。連載に伴いデザインの変更が決まったようですが、こちらのバージョンの日向の方が好きという人もいるかもしれませんね。

 

武道はなぜタイムリープできたのか?

ヤンキー漫画にタイムリープを取り入れたことが新鮮な『東京リベンジャーズ』ですが、タイムリープものに付き物なのが、かつての出来事と矛盾が生じてしまう“タイムパラドックス”要素。そういった要素を考えるのも醍醐味でもあるといえるのですが、ふと気になるのが武道の“最初のタイムリープ”です。

武道は日向の弟である直人と握手することでタイムリープをすることになりますが、初タイムリープは前述のとおり、線路の上。直人と握手をしていないにもかかわらず、なぜタイムリープすることができたのでしょうか。

これに関しては、公式Twitterで明らかにされています。

最初のタイムリープで直人を助けたことが、タイムリープの“トリガー”になったというのが正解であり、タイムリープによって歴史改変をしたことで副産物的に直人との握手がトリガーになったようです。

そうなると気になるのは、武道はなぜ最初にタイムリープすることができたのか。それについてはまだ真相は明かされていません。もしかすると、今後の展開で明らかになるかもしれませんね。

 

東京卍會はどういった構成?

TVアニメシリーズでは、東京卍會のメンバーが続々と明らかになっていきますが、『8・3抗争』のシーンでは、これまで明らかになっていなかった幹部らしきメンバーの活躍も披露されていました。東京卍會はそもそもどういった構成となっているのでしょうか。

東京卍會のトップに君臨している総長は、ご存知“マイキー”こと佐野万次郎です。そして副総長としてマイキーと行動を共にしているのが、“ドラケン”こと龍宮寺堅です。

このトップふたりの下に壱番隊~伍番隊までのグループが構成されており、それぞれに隊長・副隊長そしてその下に複数の隊員が存在します。壱番隊隊長の場地、弐番隊隊長の三ツ谷、参番隊隊長の林田(パーちん)はそれぞれ、東京卍會の創設メンバーであり、古参メンバーはやはり上位の立場にあるのがわかります。

この創設メンバーの中で唯一、現在は東京卍會に所属していないのが、羽宮一虎。羽宮は、芭流覇羅(バルハラ)のNo.3に位置しており、TVアニメでは7月以降に展開していく“血のハロウィン編”から登場します。

 

龍の刺青の意味

羽宮一虎は虎の刺青を入れており、龍の刺青を持ったドラケンや三ツ谷のいる東京卍會とは対比的といえるかもしれません。

アジア圏で広まった四神相応において、東方を守護する“青龍”と、西方を守護する“白虎”はたびたび対比して描かれることが多く、互いに同等の力を持つ英雄や豪傑の関係を、今日では“龍虎”と表現するほどになっています。

ドラケンはこめかみの刺青を小学5年生に入れており、三ツ谷はかつてスプレーで龍の絵を描くのを見て影響を受けたということも明かされているのですが、なぜふたりが龍の刺青を入れたのかという理由は深く語られていません。しかし実は、“龍の刺青”には意味があります。

龍の刺青といえば、大願成就を祈った“昇り竜”として有名ですが、実は入れる刺青の龍の色によって違う意味をもっています。ドラケンと三ツ谷が入れた黒い龍は、五龍神における北方を守護する役割を担っており、人間関係や夫婦円満、さらには健康運を司ります。意図してか否か、仲間を思うふたりにふさわしいモチーフになっていますね。

 

アニメの次は実写映画化!コロナ禍で紆余曲折

 

そんな絶好調の『東京リベンジャーズ』はTVアニメの勢いが止まない7月に、新たな展開を迎えます。それが実写映画化! 2021年7月9日より、『東京リベンジャーズ』のタイトルで全国公開されます。

主人公の武道役には、近年多くの作品で主演を務める北村匠海さん。そして、ドラケン役に山田裕貴さん、マイキー役に吉沢亮さん、日向役に今田美桜さんと、人気・実力ともに今まさに波に乗っている役者陣で構成されています。

そんな期待の作品である一方で、撮影には紆余曲折あったことが明かされています。ちょうど新型コロナウイルスが流行しだす直前にクランクイン したため『東京リベンジャーズ』は、新型コロナの影響をモロに受けて、撮影を2度中断せざるを得ない事態に。

それでもなんとか2021年1月にオールアップを果たし、無事今回の公開に漕ぎ着けたわけです。そんな背景を噛みしめながら観ると、より作品の見え方も変わってくるかもしれません。

これからの夏本番にかけて、さらに盛り上がっていく『東京リベンジャーズ』。暑さに負けない武道たちの熱い展開にぜひ注目してください。

WRITER

  • ネジムラ89
  •        

  • 缶バッジ販売専門店「カンバーバッチ」のオーナー兼アニメ映画ライター。アニメ映画情報マガジン「読むと アニメ映画 知識が結構増えるラブレター」をnoteにて配信中。その他いろんなとこでアニメ映画話を執筆中。古今東西関係なくアニメ映画を中心とした有益な情報を多くの人に提供できるようにやっていきます。

あなたにおすすめ

ランキング

ランキングをもっとよむ

注目ニュース

注目記事をもっとよむ

あなたにおすすめ