ニート兄妹を描いた漫画『働かないふたり』、実は私達に大切な事を教えてくれる良書だった!?

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※画像は『働かないふたり』くらげバンチ公式サイトのスクリーンショット

 

新潮社が運営するWEBコミックサイト「くらげバンチ」で連載中の吉田覚先生による漫画『働かないふたり』。

 


働かないふたり 1巻 Kindle版(Amazonより)

 

主人公は、兄・石井守と妹・春子の兄妹。タイトルの通り兄妹そろってニートだが、対人恐怖症の春子に対し、守は社交的でコミュ力に長けていて性格は対照的。そんな兄妹を中心とした家族や友人たちとの日常を描いた漫画です。

ニートはダメ人間?と思う方もいるかも知れませんが、この兄妹の日常の会話や些細な出来事から、色々なことを学ぶことができるんです!

また家族や友人のセリフもグッときます!

そこで今回はそんな『働かないふたり』の中で、ハッとさせられたり、ほっこりした印象深いエピソードを厳選して10個ご紹介します!

 

『働かないふたり』の印象深いエピソード10選

1,人間に生まれてよかった【1巻、11話】

妹の春子は極度の人見知り、そんな自分に嫌気がさした春子は兄に、「私人間以外の生き物に生まれたかったな~。私人間向いてない」と言います。

しかし兄曰く人間だからこそこの程度で済んでいるんだそうです。

「俺やお前のような怠け者が人間以外に生まれたら、十中八九その日のうちに死んじまうぞ。」

人間に生まれたから怠けられる!遊べる!命の危険にさらされなくて済む!自身の境遇に感謝しなければいけませんね。

 


(吉田覚『働かないふたり』1巻、41ページ)

 

2,妹思いの守のやさしさ【3巻、番外編】

小学生の守と春子は両親の結婚記念日を祝うため四つ葉のクローバーを探していました。そこへ守の同級生がゲーセンに誘いますが、守は誘いを断ります。

春子と四つ葉のクローバー探しをする守、同級生は馬鹿にして去って行ってしまいます。春子は断った兄が気がかりでしたが、当の守は気にせず「探そうぜ!」となんでもない様子。

そして母は二人がくれた四つ葉のクローバーに大喜び!

もし守が同級生の誘いに乗ったら、春子は一人ぼっちで見つけられなかったかもしれません。目的のためなら馬鹿にされようが続ける!そんな大切なことを教えてくれた気がしますし、妹思いの守に心がほっこりしたストーリーでした。

 


(吉田覚『働かないふたり』3巻、129ページ)

 

3,出来事にはいろんな過程や背景がある【6巻、番外編】

春子のお友達で、背が高くて強いボーイッシュなユキちゃんのエピソード。

高校生のとき、男性がポイ捨てしたタバコが小さな女の子に当たりそうになったので「ポイ捨てするな!」と男性を殴り飛ばしてしまったユキちゃん、翌日からクラスで浮いてしまいます。

本当はとっても優しいのに「暴力を振るった」という一面だけで人がみんな離れてしまったのです。

日常において新聞の見出しやニュースのタイトルだけでその出来事を知った気になって批判してしまったりすることありますよね? もちろん暴力や犯罪は許されることではありませんが、そこに至る過程や背景を知ることでガラッと印象が変わることもあります。

 


(吉田覚『働かないふたり』6巻、123ページ)

 

4,ナイスな返し【7巻、346話】

これは目からウロコな話!

友達から「なんの曲聞いてるの?」と聞かれ、何も答えられないことに悩むユキちゃん。そんなユキちゃんに春子は「逆にオススメある?」と聞くことを提案します。

返答できる上、会話が弾む便利な答えです!春子からその答えを聞いたユキちゃんは、春子を会話のプロだと褒めました!

春子に対して会話のプロというのは少々ツッコみたいところですが……。

 


(吉田覚『働かないふたり』7巻、67ページ)

5,3億の使い道【10巻、585話】

夕食中、家族内で3億円当たったらどうするか?という話題に。

春子はすぐにゲームソフト数本買って、その後に父と母に高級な服や旅行をプレゼントすると言いました。その言葉を聞いて父は感動します。

必要な分のお金があればいい。春子らしくてほっこりです。

しかし最後は「もしもの話ではしゃいでんじゃないよ!」と母が冷静にツッコまれますが……。

 


(吉田覚『働かないふたり』10巻、70ページ)

 

6,若かりし日のユキ父と弟子【11巻、番外編】

クラスメートにいじめられている男の子を見かねたユキちゃんの父は、男の子を鍛えるため特訓をさせます。

ついていけず途中で挫ける男の子に対し、「ゼロからの一歩は、常に心の問題なんだ」と教えます。

その後、男の子は多人数のいじめっこに一人で立ち向かいボコボコにされますが、一歩踏み出した時点でもう負けではありません。しかしその一歩を踏み出すためには心を奮い立たせなくてはならず、男の子にとって身体を鍛えるのは非常に効果的だったのでしょう。

勇気をもらえる印象的なシーンでした。

 


(吉田覚『働かないふたり』11巻、121ページ)

 

7,ナイスガイ【12巻、766話】

守の友人で彼女ナシの丸山が合コンへ。

話が弾んでいい雰囲気になった女性がいましたが、帰り道にその女性は一緒にいた守に対してこう言い放ちます。

「ニートなんてありえません!あんな人と一緒にいない方がいいですよ!」

それを聞いた丸山は、「何も知らないくせに悪くいうなよ」と反論。大切な友達を馬鹿にされることがどうしても許せなかった丸山。彼女ができるチャンスを捨ててまで守を庇ったのです。

案の定フラれた丸山でしたが、彼の良さをわかってくれる女性はいつ来るんでしょうか、丸山さんマジでいい人すぎるので注目ですよ!

 

(吉田覚『働かないふたり』12巻、114ページ)

 

8,子供の将来【15巻、942話】

娘を公園で遊ばせている二人のお母さんたち。そこへユキちゃんの姉が二人のお母さんに「どんな子に育ってほしい?」と聞いたところ「人を傷つけない優しい人になってほしい」との答えが。

しかしユキちゃんの姉はあまりいい顔をしません。なぜなら優しくて弱い人は周りから利用され、逃げたくても逃げられない過酷な人生になるからです。

優しい人になりたいなら徹底的に鍛え強くなる必要があります。優しい人になるというのは実は非常に大変なことのようです。

 


(吉田覚『働かないふたり』15巻、100ページ)

 

9,今やれないことは昔もできない【17巻、1,043話】

高校生カップルが楽しそうにはしゃいでいるところを見て、丸山はため息をつきます。

「俺も青春時代に色々やっておけばよかったな~」

そんな丸山に守は「今やれないことは昔もできないぞ」とド正論。

若くないからとか時間がないからとか全て言い訳なのです。今やらないことはそのまま学生に戻れたとしても、おそらくやらないでしょう。やりたいことがあるなら言い訳せず即行動あるのみです!

 


(吉田覚『働かないふたり』17巻、40ページ)

 

10,整形している人は……【19巻、1,230話】

春子の友達アカネが整形。すれ違ったかつての同級生からヒソヒソと噂され、アカネは整形したこと、バレたことに負い目を感じてしまいました。

しかし春子はなぜ追い目を感じるのか理解できませんでした。キレイになるためにお金を貯めて、痛い思いをしたのだから、それはすごいことだと思っているからです。

整形は理想の身体を手に入れることができますが、手術で失敗するリスクや整形後の身体を維持するにはかなりの努力が必要なんだそうです。

芸能人で整形していると聞くと「な~んだ」と思ってしまうのですが、その裏では大きな努力とリスクがあることを知らなければいけませんね。

 


(吉田覚『働かないふたり』19巻、107ページ)

 

まだまだ良エピソードが盛りだくさん

いかがでしたでしょうか。

『働かないふたり』はまだまだ連載中!単行本も2021年6月現在で22巻まで発売されています。

 

働かないふたり 22巻 Kindle版(Amazonより)

 

まだまだニートの兄妹を中心したクスっと笑えてほっこりするエピソードが盛りだくさん。ぜひニート兄妹の虜になってみてはいかがでしょうか?

くらげバンチ『働かないふたり』公式ページはこちら

WRITER

  • さすらいのダイバー
  •        

  • 読んだマンガの紹介(布教)、ダイビングにハマりまくったフリーライターです。2001年から連載が始まった、某アフロのヒーローが出てくるギャグマンガがきっかけで変なスイッチが入り、二次創作や布教活動の虜に。

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