1日1時間は、50代の自分のために生きる。家庭内残業をしない習慣のつくり方

日刊Sumai

砂時計
子育てや家事、さらに仕事にと忙しく過ごしてきた日々。やがて子どもが巣立ち、家事の手間が少し減りつつある…50代になってそう感じている人もいるのでは。
「そんな今こそ、自分のために時間を使うことを意識してみましょう」と話すのは、ライフオーガナイザーで整理収納のプロ・田川瑞枝さん。1日の時間の使い方を見直すことで、毎日の暮らしが豊かに送れる、その方法を語ります。
朝のルーティンを決める
カーテン
朝起きたとき、最初にやることはなんですか?やることがいろいろある朝は、とくに時間を有効に使いたいもの。でも、毎朝、違う行動をとっていると、やることを忘れたり、行ったり来たりのムダな動きで予定時間をオーバーしてしまう、ということも…。うまく時間が使えないときは、自分の行動を見直してみる必要があります。
たとえば、「カーテンを開ける→ベッドを整える→トイレに行く→顔を洗う…」というように、朝のルーティンを決めて習慣にしておくことで、なにも考えなくても体が勝手に行動し、時間がスムーズに流れます。
行動の順番は、家の間取りによっても変わってきます。朝起きたあと、洗面所で顔を洗うのと、寝室で着替えをするのと、どっちを先にしようか?と考えたとき、寝室が2階で洗面所が1階の場合、先に洗顔をしようとすると、1階におりて、また2階に戻って…と、行ったり来たり往復しなくてはなりません。次の行動が最短で移行できるように、家の間取りも考慮しながら、自分の暮らしに合わせた行動を習慣にしていきましょう。
1日の時間をうまく使うためには、家事を効率よく済ますことができるように流れをつくっておくことも大事。たとえば朝のうちにすませておきたい洗濯家事と朝ごはんの支度。食事が終わってから洗濯を始めるのか、洗濯機をスタートしてから食事の用意にとりかかるのかでも、家事に費やす時間が変わってきます。後者の習慣にすれば、食事のあと片づけが終わったころに、ちょうど洗濯物も洗いあがり、あとは干せば終わり。流れがスムーズに。
そして、段取りをよくすることで生まれた時間は、ぜひ自分のやりたいことのために使ってください。
キッチンにある洗濯機
ちなみにわが家は、キッチンに洗濯機置き場がある間取りになっています。このおかげで、洗濯と食事の用意を同時進行で行えるのでとても便利です。
自分のための時間を先取りする
本とカップ
仕事と家事だけの時間で1日が終わるのはもったいないこと。自分のためだけに使える楽しみの時間も取り入れましょう。本を読みたいけどなかなか時間がとれない、ギターを弾きたいけど家族との時間も優先しなくては、という場合でも、先に自分のための時間を予定しておきます。
そして、「この時間には本を読むから部屋にいるね」「この時間はギターを弾く時間にするね」と、あらかじめ家族に伝えておくことで、自分の時間を邪魔されずに満喫できますし、お互いの趣味を理解し合えるきっかけにもなります。
夫だから、妻だから、父親だから、母親だから、という役割の前に、個人としての生きがいも大事です。24時間のうちの1時間でも30分でもいいから、自分のために生きましょう。
家庭内残業はしない
人間ドックを受けたときに、前日の夜8時以降は食事をしないことを体験。最初は大変そうだなと思いましたが、逆に夜の時間が長くゆったりとれました。それからは8時前に夕食を終えることに。食器洗いやシンク内の後始末も終わらせてしまいます。
とはいえ、家族が遅く帰ってくると、食事の時間やお風呂の時間も遅くなります。食器洗いもお風呂掃除もどんどん遅くなり、いつまでたっても家事が終わりません。それによって、私の就寝時間も遅くなっていき、結局自分のための時間が削られることに…。
砂時計
そこで、私の家事の就業時間はここで終わり、と時間を決めました。それ以降の家事は残業になります。家庭内残業はしないと決めて、9時以降に出た洗い物は、使った人に洗ってもらう、お風呂も最後に入った人が洗うことに。ある程度融通をきかせながら、自分の時間を大事に使うことにしています。
50代からは、仕事や家族のためだけの生き方ではなく、自分だけの生きがいの時間をつくっておくと、暮らしの質が高まり、この先の10年20年をより豊かに過ごせるようになると思います。
●教えてくれた人/田川瑞枝さん
ライフオーガナイザー、整理収納アドバイザー、ファイリングデザイナー。モノの片づけを通して、生き方の整理整頓を伝える「思考の整理収納塾」代表。時間管理、書類の整理、家計管理、住育、防災片づけ、ワークライフバランスなどのアドバイスも。ブログ「思考の整理収納塾~Sapporoちょこ*スタイル~」を更新中

当記事は日刊Sumaiの提供記事です。

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