石丸幹二、デビュー30周年記念ツアーがスタート

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石丸幹二のデビュー30周年を記念して開催されるオーケストラ・コンサート・ツアーが、2021年6月4日(金)、大阪ザ・シンフォニーホールを皮切りにスタート。同月13日(日)にはBunkamuraオーチャードホールで、東京公演が行われた。本公演のオフィシャルレポートが到着した。

本来、石丸幹二のデビュー30周年は昨年(2020年)であったが、新型ウィルス感染症拡大の中、観客を入れずにオンライン配信のみでコンサートを実施。30周年記念公演は満を持して、本年度に開催することになった。指揮を担うのは、これまで何度も石丸とタッグを組んだマエストロ、円光寺雅彦。演奏は各公演地のオーケストラが担い、参加ゲストも公演ごとに異なる。6月13日(日)の東京公演では演奏を東京フィルハーモニー交響楽団、ゲストに石川禅、今井清隆、坂元健児の3人が参加した。

17時過ぎ、この日は1年間待ち続けたファンの前に石丸幹二が姿を表す。マスクの下から、静かな歓声が湧き上がる。1曲目は、「愛と死の輪舞(ミュージカル『エリザベート』より)」。いきなり石丸のアカペラから始まり、観客を驚かせる。

そしてステージにはアニメ「宇宙戦艦ヤマト」の勇壮なテーマが鳴り響く。そのまま同曲をフルコーラス歌うのかと思わせ、歌ったのは同アニメのエンディング・テーマである「真赤なスカーフ」。昨年リリースされたアルバム『Something's Coming』にも収録された楽曲で、オリジナルと違ったタンゴ調のアレンジをバックに軽やかに歌う。
PHOTO:成瀬正規(東京)
PHOTO:成瀬正規(東京)

中盤はゲスト・コーナー。今年1月にミュージカル『パレード』で共演した、石川禅、今井清隆、坂元健児を石丸が迎え入れる。石丸も加えた4人で同ミュージカルの楽曲「ふるさとの赤い丘」を力強く歌いあげる。
4人にとって思い出の曲を歌い終えると、「実は4人とも劇中で担当していなかったパートを歌ったんです」と石丸が明かし、客席を驚かせる。続いて、ステージでは4人が、これまで共演した作品を振り返るトークで、ひとしきり盛り上がる。
そして石川、今井、坂元が出演したミュージカル『レ・ミゼラブル』より「民衆の歌」をゲストの3名のみで披露。場内は石丸の『ブラボー!』というかけ声もかき消されるほどの拍手が鳴り響いた。

「鴎」は、6/5に配信リリースされた新シングル。原曲は、自由を手に入れた解放感がテーマの合唱曲として名高い曲。「コロナ禍の中、閉塞感に苦しんでいる人々の心に、自由への光を灯したい」という想いを込めた希望の歌だ。

コンサートの第1部は、「愛せぬならば」で締める。劇団四季時代にビーストを演じたミュージカル『美女と野獣』の楽曲で、ミュージカルでも、1幕ラストの楽曲だ。
PHOTO:成瀬正規(東京)
PHOTO:成瀬正規(東京)

休憩を挟んで、第2部に歌ったのは唱歌「ふるさと」。「コロナ禍で、故郷(ふるさと)に帰りたくても帰れない、会いたい人にも会えない状況になっている皆さんの想いを共有できたら」と選んだ理由を話し、じっくりと歌う。場内は温かく優しい空気に包まれ、石丸の声に聴き入る。

ここで、円光寺雅彦のタクトのもと、東京フィルハーモニー交響楽団が美しい旋律を奏でる。"オペラ座の怪人"を始め、アンデルセン、異国の丘にキャッツ...。故・浅利慶太氏が演出した劇団四季のミュージカルの楽曲がメドレーで次々に演奏される。観客も舞台の光景を頭の中に思い浮かべながら、うっとりと聴く。演奏が終わると、再び石丸幹二がステージに表れ「浅利先生へ捧げます」と一曲、思い出の曲を披露。

「僕の願い(映画『ノートルダムの鐘』より)」では、「人の心に寄り添う作品です。今も昔もそのような作品が好きです」と話すほど、石丸にとって想い出深い楽曲。劇団四季在籍時代に同映画でカジモド役の吹き替えを担当した。場内も大きな拍手で応える。
PHOTO:成瀬正規(東京)
PHOTO:成瀬正規(東京)

本編ラストの2曲は、ミュージカル『ジキル&ハイド』より「時が来た」。そして至宝の名曲「マイ・ウェイ」を広い会場の隅々にまで届くよう、圧巻のヴォーカルを響き渡らせ、満来の拍手に送られるよう舞台を降りた。

石丸幹二のデビュー30周年記念 オーケストラコンサート2021・全国ツアーは、この後、名古屋(7/3)、広島(7/16)に札幌(7/21)で開催される。各公演には日替わりでゲストも登場。チケットの詳細は、公演オフィシャル・サイト参照。

当記事はSPICEの提供記事です。

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