老後を楽しむには欠かせない「趣味」。男性にもおすすめなのは料理教室

日刊SPA!

 厚生労働省の調べによれば50歳で「貯金0円世帯」は約37%に上る。このままでは老後破綻が必至な情勢だが、意外にも生き方一つで明るい老後を迎えられることが判明。低コスト&実益を兼ねた趣味を持てば、限られた生活費のなかで最大限に老後を楽しむことができる!

◆趣味と実益を兼ねる。料理の技術は一生モノ

老後を楽しむには趣味は欠かせない。だが、月22万円の生活費のなかで遊興費は5000~6000円が限界だ。

そこでおすすめなのは実益も兼ねた料理。各地で料理教室を開催している「ベターホームのお料理教室」の講師・羽村雅子氏によれば、受講生の2割ほどは男性で、定年を迎えたシニア世代の男性が増加中だという。人気のコース「手作りパンの会」はチケット制で一回4950円なので十分予算に見合う。

「パンはこねて発酵させて焼くだけ。作り方がシンプルで道具も少なく、初心者でも始めやすいんです。焼き上がってオーブンを開けて良い香りが家中に広がると、なんとも言えない幸せな気持ちになれます。基本さえ覚えれば、アレンジ次第でなんでも作れますよ」

◆料理教室をきっかけに交友関係が広がる

一方、男らしく魚料理の技術も極めたい。ウロコや内臓、エラの取り方や、三枚おろしなどの技術を丁寧に指導し、皿選びや盛りつけに至るまで教える「お魚基本技術の会」は一回6600円だ。

「釣りが趣味で、釣った魚を自分で調理したいというニーズは強く、自分で捌いた魚をつまみに飲みたい人も。魚は切り口によって旨味の感じ方が変わるので、捌き方で味が変わります。イカやホタテの調理指導も好評で、みなさん、魚介類全般への関心が高いですね」

教室で学ぶなかで、受講生たちは交友関係を広げている。

「教室で習ったパンを自宅で作り、撮った写真を受講生同士で見せ合ったり、魚料理の受講生のなかには、魚屋で店の人と仲良くなり、魚の知識を広げている人もいます」

料理は食の楽しみだけでなく、老後の世界を広げてくれるのだ。

◆コストをかけず最短で憧れのサックスをマスター

有り余る時間。月22万円から趣味代を捻出して、昔、憧れた楽器に、カッコよくかつ、簡単に取り組みたい。そんなわがままな望みを叶えてくれるのが、サックスの他、120種類以上の音色を搭載した電子管楽器・エアロフォンAE-10。サックス奏者の藤本匡光氏は、Facebookでエアロフォン・コミュニティを主宰しており、参加者には60~80代の高齢者も多いという。

「生サックスと違ってエアロフォンは、口の筋力がほとんど要らず、軽く息を吹きかけるだけで音を出せます。また、リコーダーと同じ運指にも設定できるので、楽器初心者のシニアの方でも3週間ほどであっという間に演奏できるようになります」

ランニングコストの低さもエアロフォンの強みだ。

「サックスの場合、楽器を最良の状態に保つため、定期的な調整が必要です。またリードなどの消耗品もあり、ある程度ランニングコストがかかります。一方、エアロフォンのランニングコストはほぼゼロ。ヘッドフォンに接続して家の中で演奏ができるので、住宅事情を選ばないところも魅力です」

◆メンテナンス要らずで、一生美音を奏でられる!

気軽にトライし、その豊富な音色の虜になる者は多いとか。

「バイオリンなどの弦楽器の音源も搭載しており、演奏できる曲は無限なので、一度始めると夢中になってしまう。エアロフォンで奏でる動画をネットにアップしたり、仲間同士でお披露目したりと、シニア世代の方々は、生きがいを持って練習に取り組んでいますよ」

マスターするのに時間もお金もかからないエアロフォン。どんな音色を鳴らすかは奏者次第だ。

【ベターホームのお料理教室】

一回5000円程度で「すぐに役立ち、一生使える料理の基本」が学べる教室を全国に展開。「お料理入門コース」と「和食基本技術の会」には、男性だけのクラスも

【サックス奏者 藤本匡光氏】

トライトーン取締役。音楽制作、アーティストとの共演のほか、音楽教室の運営など、幅広く活動している。エアロフォン開発に携わった経験も

<取材・文/鶉野珠子・山田剛志(清談社)>

―[50歳[貯金0円男]の老後]―

当記事は日刊SPA!の提供記事です。

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