濱口竜介監督の新作「偶然と想像」ベルリン映画祭授賞式レポート!「この人たちこそがこの映画です」

Rooftop


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現地時間6月13日(日)19時30分から、「Open Air Cinema Museumsinsel」でベルリン国際映画祭のレッドカーペットと授賞式が行われた。銀熊賞を受賞した「偶然と想像」の濱口竜介監督が現地入りし、授賞式に出席した。本年度のベルリン映画祭は3月に受賞結果が発表されたが、新型コロナウィルスの影響を受け、授賞式は6月に実施となった。

授賞式では、ドキュメンタリー作品『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』の監督で、ベネチア映画祭初、ドキュメンタリー作品で金獅子賞を受賞したジャンフランコ・ロージ監督がプレゼンターを務め、本作品を、「通常、対話や言葉が終わる場所で、この映画の対話は始まる。そこからが本作の真骨頂であり、深みにはまっていくので、驚きと悩みの中で自問自答することになる。どこまで深くなるのか?濱口の言葉は物質であり、音楽であり、素材である。

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最初は、白い壁の部屋に男と女、ときには2人の女が立っているだけの、ほとんどマイナーなものに見える。そして、場面が進むにつれて、このシンプルな部屋の中に、自分を含めた全宇宙が一緒に立っているような気がしてくる。」とコメントし、濱口監督を紹介。

「ダンケシェーン」とドイツ語で挨拶した後に「日本語でスピーチさせていただきます」と前置きをした濱口監督は、「外は多少寒いということはわかっているのですが、ここに来られなかったキャスト・スタッフの名前を伝えさせていただきます」とし、「古川琴音さん、中島歩さん、玄理さん、渋川清彦さん、森郁月さん、甲斐翔真さん、占部房子さん、河井青葉さんキャストの皆さんです。ありがとうございました。皆さんがこの物語を信頼してくださったので、今このような素晴らしい賞をいただくことができています。そしてここには来られていないスタッフ、撮影の飯岡幸子さん、演出・制作チームの高野徹さん、大美賀均さん、深田隆之さん、音チームの城野直樹さん、コ・ヨンチャンさん、鈴木昭彦さん、衣装の碓井章訓さん、美術の布部雅人さん、ソ・ヒョンソンさん、メイクの須見有樹子さん、そしてプロデューサーの高田聡さん、本当にありがとうございました。」と述べた後、「名前ばかり伝えてすみません。でも本当にこのメンバーがチームのほぼ全員です。とても小さなチームで映画を作りました。この人たちこそがこの映画です。心から感謝を述べたいと思います。同じことが映画祭にも言えると思います、難しい状況の中、オンラインでの上映ではありましたが3月から心遣いと温かみを感じながら。カルロ・シャトリアン(ベルリン映画祭のディレクター)とそのチーム、そして素晴らしい審査員の皆様にお礼を申し上げます、ありがとうございました。ありがとうベルリン!」と感謝の言葉を語り、大きな拍手を浴びていた。

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本作は、タイトル通り「偶然」と「想像」をテーマにした3話オムニバスから成る濱口竜介監督初の短編集。濱口監督自身が『ハッピーアワー』等のプロデューサー高田聡とともに企画立ち上げを行い、2019年夏から約1年半をかけて製作。脚本はすべて濱口監督自身が手掛け、撮影は3話ともに『うたうひと』『ひかりの歌』の飯岡幸子が務めている。

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