延々続いたゆきずりセックス、そして迎えた結末は【40代、50代の性のリアル】#9(前編)

OTONA SALONE



セックスはひとりではできないし、その質は相手によって大きく左右される。けれど、それ以前に“自分自身”がどういう状態にあるかでその内容はまったく異なるものになるのではないか。

ハルカさん(46歳)の性遍歴は、一見かなり派手である。ゆきずりのセックス、複数プレイ、不倫、有名セックスセラピストとの肉体関係、ヌードモデル……。けれどその体験を話すとき、顔に戸惑いが見え隠れする。ちょっと苦しそうでもある。

現在ハルカさんは、夫と、中学生の娘と山梨県の静かな町で三人暮らしをしている。夫は、妻の奔放な性も、娘を連れて不倫相手のもとに行こうとしていたことも知らない。

お酒が入ると、欲しくなる




20代のとき、一夜かぎりのセックスを何度も経験した。セックスは好きじゃなかったのにヘンですよね、とハルカさんは目をかすかに伏せて話し出す。

「お酒を飲むと、セックスしたくなるんです。人肌が恋しい。気持ちが大きくなっているし、相手からの好意を感じると単純にうれしくもなります。20歳ぐらいのときに同窓会があってそこで再会した同級生としたのが初めてのゆきずりセックスで、その後は飲んでいるときにたまたま隣に座っていた人とか、遊びにいったイベントで声をかけてくれた年下の人とか。気づけば男性2人と同時にしていたこともありますし、女友だちと男性1人の3人でプレイしたこともあります」

お酒が入ると自分でもどうなるのかわからないところがある、と自分のことを見ている。たしかにハルカさんは、40代半ばまで社会人として、また家庭人として地に足ついた生活をしてきた女性という印象だが、同時に話の端々から危うさのようなものを漂わせている女性でもある。

冴えないおじさんだったけど




38歳のときにはじまった不倫の相手とも、最初は一夜を共にするだけのつもりだった。

「仕事で知り合った年上の男性とよく飲みに行っていたのですが、あるとき彼の友だちも合流することになって、そこに現れたのがナオユキさんでした。見た目は髪が薄くて痩せているのにお腹だけ出ている、いわゆる冴えない50代半ばのおじさん(笑)。大手メーカーの大阪本社に勤めていて、当時は山梨に単身赴任していたんです。田舎育ちの私にはそれだけでまぶしく感じるところがあったからでしょうか、酔った勢いでキスをせがんでしまったんです」

ナオユキさんに抱きしめられ、キスをしたとき時空が歪んだ。ハルカさんはそう感じた。その夜のうちに彼の部屋で関係を持ち、4年間に及ぶ不倫がはじまる。

「セックスしたかったんです、男の人に抱かれたかった」

それまでセックスで感じたことがないハルカさんがそう思ったのには、理由がある。

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夫よりまぶしい存在




「夫とは3年ほどセックスレスでした。穏やかでいい人ですが、私より18歳上でもう半分おじいちゃんって感じで、セックスへの意欲もなかったみたいです。私も夫に性的魅力を感じないし、家族になった夫に乱れているところを見られるのが気恥ずかしいような気もしていました。さらに夫は早期退職していて収入がほとんどなく、私が家族3人の生活を支えていました。そんなときに仕事で活躍していて経済力もある男性と出会って、一気に惹かれました」

衝動のまま共にしたベッドで、ハルカさん自分のなかで欠けていたピースが埋まっていく感覚があった。

「ナオユキさんはED気味ではあったのですが、そのぶん徹底的に尽くしてくれました。これまで結構遊んできたようで、どうしたら女性の身体を気持ちよくできるかを、よく知っている人。肉体的な快楽もさることながら『かわいいね』『きれいだよ』と声をかけてくれて……私いま認めてもらえてる! と胸が熱くなったんです。思い返すと、ゆきずりのセックスをくり返していたのも、誰かに認めて、受け入れてもらいたかったからなのかもしれません。セックスしているあいだは、必要とされているなぁって実感できるから」

おそらくハルカさんは日々のなかで人から認められ、必要とされている人なのだと思う。けれど本人にその実感がなく、自分に自信を持てずにいる。それには理由があり、ハルカさん自身もいまは十分にそのことを自覚している。詳しくは追って明らかにしていくとして、いまは不倫の展開についてうかがおう。

当記事はOTONA SALONEの提供記事です。

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