缶詰博士の珍缶・美味缶・納得缶 第157回 じめじめした梅雨時に爽やかな一品 - かつお生姜煮缶できゅうりの酢の物


どんよりした曇天が続き、もうすぐ梅雨入りの気配。じめじめと蒸し暑い時、火を使った料理はできれば避けたいものです。

「そんなあなた! 火なんか使わずに、切って混ぜるだけの缶たんレシピをご教授しましょう!」と、鼻息も荒く缶詰博士が登場。確かに"切って混ぜるだけ"ならハードルが低そう。博士、鼻息が静まってからでいいので、レシピ教えてください!

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○番組で高評価の缶詰

先月、朝の情報番組「ラヴィット!」(TBSテレビ)で、300円以下の缶詰を20種類紹介する仕事があった。都内飲食店のシェフ3人に味の評価をしていただいたのだが、ホテイフーズ「かつお生姜煮」が予想以上に高評価だったので、あらためて紹介したい。

同商品はかつおの切り身を甘辛く煮付けた惣菜缶。千切り生姜がたっぷり入っていて、あるシェフが「焼きおにぎりにしたら絶対ウマい」とおっしゃった。

(それは確かにウマそうだな……)と思いつつ、頭にはなぜか別のメニューが浮かんだ。それはきゅうりと和える酢の物であります。

だいぶ蒸し暑くなったから、僕の頭は自動的に「火を使わないメニュー」を選択したのだ。焼きおにぎりは冬のネタとして取っておくことにしよう。

○かつおぎっしり

さあ、今日も張り切ってまいりましょう、開缶!

この缶はホテイフーズのやきとり缶とほぼ同じサイズで、中にかつおの切り身がぎっしり詰まっている。郷愁を誘う甘辛い砂糖しょう油の匂いがしており、合間に生姜のぴりっとした匂いも混ざっている。このまま白ごはんにかけても間違いなくおいしいはず。

やおらきゅうりを小口切りにする。塩を振って軽く揉んで、さっと水洗いして水気を切る。

今日のレシピは、敬愛する料理家・野﨑洋光さんの著書『たのしい缶詰レシピ 魚介類編』(東洋経済新報社)に載っている「味付けいかときゅうりの酢のもの」を参考にしている。野﨑さんのレシピは缶詰をリスペクトしているから大好きなのだ。

耐熱容器に酢大さじ1を入れ、缶汁を注いで混ぜる。そのままラップせずに電子レンジで1分加熱して、酢の酸味を飛ばす。

冒頭で「火なんか使わない」と言ったけど、電子レンジだけ使わせてください。そうしないと酢のきつい酸味が残って、食べるときにゲホゲホするんです。

器にきゅうりとかつおを盛りつけて、酸味がほどよく飛んだ甘酢を掛ければ……。

○生姜好きにオススメ

かくのごとし。かつお生姜煮ときゅうりの和えものの缶成であります。本来は甘じょっぱいかつお生姜煮に酸味が加わって、さっぱりとした初夏らしい一品になった。

上に乗っている生姜の千切りは、もともと缶詰に入っていたもの。これで半量しか乗せてないから、いかに生姜がたくさん入っているかお分かりだと思う。なので、「オレ、生姜大好き!」という方に強くオススメしたい。

缶詰情報
ホテイフーズ/かつお生姜煮 70g 140円
スーパー、コンビニなどで購入可

缶詰博士 かんづめはかせ 昭和41年福島県生まれ。公益社団法人・日本缶詰協会認定の「缶詰博士」。世界50カ国以上・数千缶を食している世界一の缶詰通。ひとりでも多くの人に缶詰の魅力を伝えたいと精力的に取材・執筆を行っている。テレビやラジオなどメディア出演多数。著書に「旬缶クッキング」(ビーナイス/春風亭昇太氏共著)、「缶詰博士が選ぶ!『レジェンド缶詰』究極の逸品36」(講談社+α新書)、「安い!早い!だけどとてつもなく旨い!缶たん料理100」(講談社)など多数。公式ブログ「缶詰blog」とFacebookファンページも公開中。 この著者の記事一覧はこちら

当記事はマイナビニュースの提供記事です。

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