30~40代の変身メイクは“デカ目”より“輝く瞳”。どう作る?プロに聞いた

女子SPA!

 こんにちは、コラムニストのおおしまりえです。

長年続けているいつものメイク。年齢を重ねて変化する顔に、メイクをどうアップデートして追いつかせればいいかわからない。そんな悩みを解決するため、著書『激変!ビフォア・アフター 今のあなたを最も美しく魅せるヘアとメイクの法則』(ダイヤモンド社刊)も好評のメイクアップアーティスト・山口直美さんに、30~40代メイクのコツを伝授してもらいます!

山口さんの“激変”メイクを実際に筆者の顔へほどこしてもらいながらの本企画では、山口さんの金言が飛び出しまくり。前回のベースメイク編では、肌作りに関してだけでも、今までと異なるメイク手順やテクニックが満載でした。

【大人ベースメイクのポイント】

・大人のメイクはバランスが大事!

・大人のメイクは肌づくりが命!

・肌は下地とコンシーラーで5割決まる!

今回は「アラフォー以降取り入れたい、ポイントメイクの方法とコツ」をご紹介していきます。

◆アイメイクで目指すのは“大きい目”より“キレイな瞳”

「メイクといえば、アイメイク!」

そんな風に考えるくらい、アラフォーの私たちにとってメイクの中で重要な位置を占めるのが目元かもしれません。

筆者は浜崎あゆみ全盛期にメイクを覚えたため、どうしても「デカ目」というキーワードにいまだに敏感に反応するフシがあります。

大きく、ぱっちり、まつげはバサバサに。従来のアイメイクではそんな“デカ目”を目指すのが良しとされていましたが、40代以降のポイントは大きさや長さではなく「瞳(黒目)をキレイに見せること」だといいます。(以下、「」内コメントすべて山口直美さん)

「アイメイクのポイントは、とにかくやりすぎないことです。黒いアイラインをビッと長く引いたり、まつげをバサバサに濃くしたりする必要はありません。アイメイクで目指してほしいのは、目元に明るさを出して白目をクリアに見せること。そうすることで瞳がキラキラ輝いて見え、相乗効果で活力のあるいきいきとした目元になるのです。

まず目元の骨格が奥まっているか前に出ているかによって、目元に明るさを乗せる“位置”が決まっていきます。おおしまさんは目が奥まっているタイプなので、今回はアイホール全体にパールなど明るさを乗せて前に出ているように見せてあげます」

そう言いながら、筆者のアイホールに明るいクリームシャドウを乗せていく山口さん。

「逆に目の位置が元々前に出ている人は、腫れぼったくならないように目元の明るさは全体に乗せずポイントで乗せます。アイラインをまつ毛とまつ毛の間を埋めるように入れてコントラストをつけ、黒目をハッキリ見せるといいです。自分の目の形を理解しながらやってみてください」

◆きちんとメイクする場所と、しない場所を分ける

「おおしまさんの場合は涙袋がチャームポイントなので、下まぶたをメインにしたアイメイクをしていきます。涙袋のぷっくりとした部分に上まぶたと同じシャドウを乗せ、光を集めます。

アイラインは目のかたち的に隠れてしまうので、全体にしっかり入れるのではなくペンシルライナーでまつ毛とまつ毛の間を埋めるぐらいで良いです。リキッドアイライナーを普段使っていて引かないと落ち着かないということでしたら、最後に目尻へちょっと描き足すくらいでOK」

このように、きちんとメイクする場所(今回の筆者なら下まぶた)と、しない場所(今回の筆者なら上まぶた)を分けるのが、大人の引き算メイクだといいます。

◆茶色やボルドーは季節を問わず、大人のアイメイクに大活躍

そして今回驚いたのが、アイラインとマスカラの色です。山口さんが取り出したのは、なんとボルドーです! ボルドーって、秋メイクの定番だと思ってました!

「アイライナーやマスカラに黒を使う方も多いと思いますが、私のおすすめはブラウンとボルドーです。黒のアイラインと違い、崩れたときもパンダ目にならず、ふんわりと優しく目元を強調してくれます。

40代以降はお肌と同様に白目もくすんでいく傾向にあります。このくすんだ白目に透明感を出したいときに、目元に赤みのある色を持ってくると効果的なんです。またアイラインやマスカラが下まぶたにつきやすい方には特におすすめで、ボルドーは崩れたときにも下まぶたに自然な赤味が足されるので、まるでアイシャドウのように肌になじんだ崩れ方をします。40代以降のメイクは“崩れてもキレイ”がポイントなので、ボルドーを季節問わず日常的に使うのはおすすめです」

【アイメイクのポイントまとめ】

・目元の骨格にあわせてパールなどのツヤ系アイシャドウをのせる

・アイラインは茶色やボルドーに変えてみる

・ハッキリくっきり大きく見せるのではなく、白目がキレイに見えることを目指す

◆眉毛を描くときは大きな鏡で、両方をちょこちょこ描き足して

続いて眉毛の解説をお願いすると、「とにかく大きな鏡で、別売りのアイブロー専用ブラシで描くこと」と、テクニック以前の話が飛び出します。

「眉毛は左右のバランスや、横顔を確認しながら描いてほしいので、なるべく大きな鏡や三面鏡を使って描いてください。また化粧品に付属の小さいチップはメイク直し用と思ってください。付属のブラシは柄が短く、手元が安定しません。ブラシも小さいので筆圧などのコントロールが難しいです。別売りの、柄が長くてブラシ幅の広いアイブローブラシがおすすめです」

今回はキレイ系に見せたいという筆者のオーダーに合わせて、アッシュ系の色味をチョイスし、なだらかに並行眉に仕上げてくれた山口さん。形は好みによって様々ですが、描き方の手順は共通。ペンシルで足りないところに毛を1本1本書き足し、その後パウダーでふわっと色味を乗せるという手順がおすすめだそう。

「眉毛の描き方は左右どちらかを一気に描くのではなく、左右のバランスを確認しながら両方をちょこちょこ描き足して進めていきます。またペンシルだけで描ききるのではなく、毛を足すのはペンシル、眉毛の色を均一に整えるのはパウダーと役目を分けてください」

【アイブロウメイクのポイントまとめ】

・大きな鏡で横顔も確認しながら描くこと

・付属のチップではなく別売りのアイブロー専用ブラシを使う

・アイブロウペンシルで毛を描き足し、その上からパウダーで色味を均一に整える

◆唇は目指す雰囲気に合わせて、色や塗り方をチョイス!

「口元のメイクは、目指すイメージで色味をチョイスすると同時に、きっちり見せたいか、ふんわり自然に見せたいかでリップの塗り方を変えてみてください。

きっちり見せたいなら、口元の輪郭をコンシーラーで整えてから塗ると、肌と唇の境目がハッキリしてより上品で凛とした感じに仕上がります。逆に自然に見せたいときは、唇の中心からトントンと指で叩くように外側に広げていくと、じんわりと自然に色づいたような仕上がりになります」

ここ最近はマスク生活でメイクは落ちてしまうからとリップを塗らない人も増えていますが、これもきちんとティッシュオフすればある程度防げるといいます。

「リップを塗る→ティッシュオフを2、3回繰り返してください。こうする事でリップは格段に落ちにくくなります。このテクニックはマスク生活にも欠かせませんが、お食事などに行かれる際にもおすすめです」

◆アラフォー以降のベージュ系リップは注意が必要

「また、色を選ぶ際に“ベージュ系”のチョイスは注意が必要です」

ベージュというと肌なじみが良いイメージがありますが、ベージュやピンクベージュといった一見無難そうな色を選ぶと、逆に顔がくすんで見えたり、歯の黄ばみが目立ってしまうこともあるといいます。

「肌になじむヌーディーな色味よりも、少しコントラストのつく、ピンクブラウン・オレンジブラウン・レッドブラウンなどのブラウン系リップの方がお肌や歯もキレイに見せてくれるので大人女性にはオススメです」

【リップメイクのポイントまとめ】

・見せたい雰囲気によって、輪郭をしっかり見せるかぼかすか決める

・マスク落ちが気になる場合は塗った後にティッシュオフ

・ベージュ系リップはくすみが目立つ場合があるので注意が必要

◆変身した筆者の姿に、本人もびっくり

一気に顔を仕上げてもらいましたが、「こ、これは別人だ……」と筆者も同行した編集メンバーもびっくり。

元の顔は当然変わっていないのですが、ラメを乗せているわけではないのに顔全体から柔らかな光が放たれているような感じがして(自分で書くのも恥ずかしいけど)、一体どこから発光しているんだろう……と不思議な気持ちで何度も鏡を確認する筆者。

今回教わったメイクは、難しい技術や細かいテクニックは正直そんなにない印象です。ただ、基本や目指すゴールが大きく今までと違うなと感じることばかりでした。みなさんの普段のメイクにも、取り入れていただきやすいと思います!

◆見た目の印象を大きく左右する、ヘアセットも重要!

「ヘアセットをすると、さらに印象が変わりますから」と言いながら山口さんは髪の毛を整え始めますが、これにも日常で使えるテクニックがいくつかあるといいます。

次回は顔の印象を大きく左右する「髪」のお話。ヘアセットや美容室でのオーダー方法をご紹介します。時間も予算も限られた大人が効率的にキレイを手に入れるためには、ヘアは超重要。

その重要なヘアを決めるのは、美容室でのオーダーの段階から始まっているといいます。一体どういうことなのでしょうか。

【取材協力】山口直美(やまぐちなおみ)

ヘアスタイリスト、ヘアメイクアップアーティスト。1975生まれ。原宿、表参道でスタイリスト兼ヘアメイクとして勤務後、両親の経営していた横浜の美容室を引き継ぐ。取り入れやすいテクニックで、「なりたいイメージ」をベースに骨格やチャームポイントを活かして表現する「垢抜けるヘアスタイルとメイク」が得意。テクニックをまとめた著書『激変!ビフォア・アフター 今のあなたを最も美しく魅せるヘアとメイクの法則』がダイヤモンド社より発売中。

<取材・文/おおしまりえ>

【おおしまりえ】

水商売やプロ雀士、素人モデルなどで、のべ1万人以上の男性を接客。現在は雑食系恋愛ジャーナリストとして年間100本以上恋愛コラムを執筆中。Twitter:@utena0518

当記事は女子SPA!の提供記事です。

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