13歳娘に扮して学校で一日を過ごした母親 逮捕されるも「セキュリティを確認したかった」(米)<動画あり>

このほどアメリカで、13歳の娘に扮して何食わぬ顔で娘の中学校に登校した母親が不法侵入などの容疑で逮捕された。母親は学校に侵入した理由ついて、娘が通う学校のセキュリティを確認するためだったと話している。『FOX16』『New York Post』などが伝えた。

米テキサス州エルパソ郡サン・エリザリオにあるガルシア=エンリケス中学校で、同校に通う女子生徒の母親ケイシー・ガルシアさん(Casey Garcia、30)が現地時間今月1日、13歳になる娘のジュリーさん(Julie)に扮して登校し、学校で一日を過ごしたために逮捕された。

ケイシーさんは学校で過ごした様子を動画に撮影し、自身のYouTubeチャンネルに投稿していた。動画の中でケイシーさんは、10代の少女が好むようなメイクを施してマスクをつけ、ジュリーさんの洋服を着て学校に向かっている。校舎の中に入ると、何食わぬ顔で他の生徒たちと朝の挨拶を交わしていた。

誰もがジュリーさん本人ではないと気づかない状況に、ケイシーさんは驚くしかなかったようだ。昼食の時間になると、ケイシーさんは食事を摂りながら「私は一日中ここにいて先生と顔を合わせています」と動画の中で語っている。しかし下校時間が近づいて来た頃、常にスマートフォンをいじっていたケイシーさんに注意を促した女性教師から「あなたはジュリーではない」と言われ、校長室に呼ばれることとなった。

のちにケイシーさんは新たな動画を投稿し、「なぜ13歳の娘に扮して学校に行ったのか」という理由を次のように述べている。

「ここまでやるべきではなかったと思っています。でも今の学校にはより厳重なセキュリティが必要で、今回はそれを証明しようとしただけです。これは私たちの子供の安全に関わること。私がしたかったことは、いつ起こるか分からない銃乱射事件を防ぐきっかけを作りたかっただけなのです。」

ケイシーさんは、学校のセキュリティを懸念してこのような行動を起こしたと話しており、結果的に生徒ではない人物が簡単に侵入できるほどセキュリティに問題があると証明した形となった。

しかしその後、学校から警察に連絡が入ったことでケイシーさんは今月4日、自宅にやって来た警察官に不法侵入と政府記録を欺いた容疑で逮捕されてしまった。ケイシーさんは勾留されたものの、7908ドル(約86万5000円)の保釈金を支払ったことで同日に釈放されている。

ガルシア=エンリケス中学校のあるサン・エリザリオ地区の学校総責任者であるジニー・メザ=チャベス氏(Jeannie Meza-Chavez)は、今回の件について「生徒の保護者による、個人的なセキュリティ違反がありましたが、私たちの安全対策が見直され評価されていることを保証します」と声明を発表した。

しかしケイシーさんは、釈放後にメディアのインタビューを通して「私は警察に勾留されてしまいましたが、私にはまだ疑問が残っています。ジニー・メザ=チャベスさん、私たちの子供は本当に学校では安全なんですか?」と疑問を投げかけた。

これに対して地元メディア『KTSM 9 News』がジニー氏にインタビューを試みたところ、回答を拒否され「現時点ではこの問題は地元当局に任せています」とだけ述べたそうだ。

画像は『New York Post 2021年6月6日付「Texas mom arrested after posing as her 13-year-old daughter at middle school」』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

当記事はテックインサイトの提供記事です。

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