グーグル、Android 12でアプリによるトラッキングを拒否可能に

Florence Ion/Gizmodo

プライバシーを大事に。

Apple(アップル)の開発者会議が間近に迫っている中、Google(グーグル)はライバルに倣って、AndroidユーザーがGoogle Playストアからダウンロードしたアプリによるトラッキングを拒否できる機能を計画していると報じられています。

グーグルのサポートページには、サードパーティのトラッキングを無効にする方法の詳細が詳しく説明されており、ちょっとした話題になっています。Financial Times(フィナンシャル・タイムズ)紙が報じたところによると、グーグルは今年後半にこの選択機能を導入し、マーケティング担当者がアプリからアプリへのアクセスを確認できるようにするためのデバイス識別子ことAdvertising ID(広告ID)の共有をオフにできるとのことです(この識別子はcovid-19のプライバシー追跡の際に、メーカーがアクセスできた識別子のひとつでもあります)。Androidユーザーはすでにシステム全体の広告追跡を制限したり、広告IDを手動でリセットしたりすることができますが、新しい設定ではアプリ間の行動を追跡するために使用される代替デバイス識別子を、ユーザーが拒否することができます。

グーグルは開発者に宛てた電子メールで、Play Storeのポリシー変更を発表しました。オプトアウトしたユーザーの広告IDにアクセスしようとすると、特定の数字ではなく 「ゼロの文字列」 しか表示されなくなるのです。

2021年後半のGoogle Playサービスアップデートの一環として、ユーザーがAndroidの設定で広告IDを使用したパーソナライズを拒否すると、広告IDは削除されます。識別子にアクセスしようとすると、識別子の代わりにゼロの文字列が返されます。開発者や広告/アナリティクスサービスプロバイダーがコンプライアンスに取り組み、ユーザーの選択を尊重するために、拒否の設定に関する通知を受け取ることができるようになります。さらにAndroid 12向けのアプリは、マニフェストファイルでGoogle Playサービスの通常のアクセス権を宣言する必要があります。

iOSとは異なり、トラッキング機能がデフォルトでオンになっているのか、またグーグルがこれをわかりやすい機能とするのか、あるいは設定の奥深くに埋めこむのかは不明です。しかしAndroid 12が一般に公開される頃には、その答えが判明することでしょう。グーグルはAndroid 12のアプリへのロールアウトを2021年後半から段階的に開始し、2022年前半にはより多くの端末への拡大を予定しています。

グーグルはプライバシーへの取り組み方について、長年取り組んできました。同社はAndroid 6.0 Marshmallowで導入された許可の選択機能にまでさかのぼり、長年にわたって細かなプライバシー管理機能を数多く追加してきました。しかし、アップルがプライバシーを自社デバイスの重要なセールスポイントとしたことから、グーグルにも独自の答えが求められています。同社は数週間前、Play Storeに新たな「安全」セクションを設けたことを発表しました。

グーグルはユーザーの行動を直接サーバーに記録する新しいトラッキング方法を開発するなど、プライバシーに関する取り組みを進めています。

自社のプラットフォームやそれに統合されたサービスをより安全なものにする機能を提供すればするほど、グーグルは消費者の信頼を維持し、市場シェアのトップを維持することができるでしょう。

アップルがiOSにセキュリティ機能を導入した後、グーグルがAndroidユーザーに安心感を与えるためのオプションを追加したことは喜ばしいことです。Android 12にアップデートしたら、まずこの機能を利用してみたいものです。

当記事はギズモード・ジャパンの提供記事です。

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