watchOS 8の新機能まとめ:Appleエコシステムとさらに連係 #WWDC21



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Image: Apple

でもうれしいのは複数タイマーの追加だったり。

WWDC最大の楽しみは、これからのAppleプロダクトの新機能を先取りできることです。Apple Watchに関しては、今日の発表でこの秋のアップデートがみんなわかったし、さらに次世代Apple WatchとなるSeries 7でできることも垣間見られたかもしれません。

発表ではすでに想定通りだったこともあれば、サプライズもありましたが、以下にwatchOS 8について知っておくべきことをまとめます。

WWDCといえば新しい文字盤

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今回の発表ではサードパーティの文字盤はありませんでしたが、Apple謹製の素敵な文字盤デザインが打ち出されました。

今年の新顔は、ポートレート写真を使った文字盤です。要は自分の好きな人(または自分自身でも)の顔写真を、凝った見せ方で文字盤化したものです。新文字盤は通常2~3種類あるんですが、今年はこれひとつなのがちょっと意外でした。

Appleサービスとのより深い連係

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Image: Apple

Apple製品はクローズドな箱庭で…と批判されることもありますが、でもその分、ハードとソフトがシームレスにつながったエコシステムであることもたしかです。去年はApple Watchをショーケースとする初めてのAppleサービス、Fitness+が立ち上がったので、今回それがアップデートされたのは驚きじゃありません。Fitness+では太極拳やピラテスといったワークアウトが追加され、HIIT(高強度インターバルトレーニング)筋トレプログラムで人気のJeanette Jenkins氏がインストラクター陣に加わりました。彼女はFitness+立ち上げ以来ふたり目の追加インストラクターとなります。Fitness+にはArtist Spotlights機能が追加され、これはApple Musicのミュージシャンをベースにしたプレイリストという感じです。ちなみにPelotonなどの競合サービスでもこの手の機能を提供しています。

写真アプリもリデザインされました。従来Apple Watchの写真アプリではiPhoneで「お気に入り」に登録してある写真しか見られなかったんですが、そこに「メモリー」と「おすすめの写真」が追加されます。レイアウトも新しいモザイク状の見せ方になり、そこから誰かに写真を共有したりメッセージを送ったりが簡単になります。写真を選択して送信先をタップ、Apple Watch上でテキストメッセージを手書きして送信、という感じです。メッセージアプリもアップデートされ、リアクションのGIFを送れるようになります。

あとキーノート上では一言だけでしたが、複数タイマーが使えるアップデートも地味にうれしいです。最後に、Apple WatchはHomeKitとの連係もよりシームレスになり、HomeKit対応の玄関カメラに映った人をApple Watch上で確認することもできます。

睡眠トラッキングの改善、もっと運動、マインドフルネス

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去年のwatchOS 7ではついにネイティブでの睡眠トラッキングが可能になったんですが、実体はやや肩透かしで、でも後々もっと改善されるはず!と期待してきました。で、今年はその期待に応えてくれてるみたいです。watchOS 8では睡眠時の呼吸数、つまり1分あたりの呼吸回数をトラッキングできるようになります。また詳しくは後述しますが、ヘルスケアの主要な指標で時系列の傾向が分析されるようになり、何か意味のある変化があれば通知が来るように設定も可能です。

ヘルスケア関係でもう一つ大きいのは、マインドフルネスアプリです。これは今ある呼吸アプリの延長にあり、「あなたがとても好きなことと、それがなぜ喜びをもたらすかについて考えてみましょう」とか聞いてきて、内省を促すアプリです。突然そんなこと聞かれても…って思われるかもしれませんが、Appleいわくこういう内省をすることで、より精神的に安定できるとのこと。

ヘルスケアの新機能

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ヘルスケアアプリには、大きく分けて3つの新機能が追加されます。ひとつは「歩行安定性」。iPhoneはすでに運動関係のデータを記録してるんですが、これからはそのデータを分析し、歩行が不安定になってないかを日々判定して「OK」「低い」「とても低い」と分類してくれます。さらに筋力やバランスを改善するためのエクササイズもオススメしてくれるようになります。

もうひとつは検査結果の確認機能です。検査結果は今もヘルスケアアプリで有効化していれば確認できるんですが、これらを時系列で見たり、米国では検査項目の解説を確認したりできるようになります。各数値について基準値が内蔵されてるので、たとえばLDL(「悪玉」コレステロール)の値が高すぎるかどうか、といったことがすぐわかります。この流れで「トレンド」も見られ、たとえば睡眠不足気味とか心肺機能が下がってきたとか、時系列での変化がわかります。フィットネスアプリでもすでに似たような機能がありますが、それを運動だけじゃなく全体に広げる感じです。

またヘルスケアデータを医師や家族と共有する機能も追加されます。家族の場合、親や子どもといった人たちとデータの共有関係を設定しておくと、その人たちに何かしら意味のある変化があれば通知を受け取ることもできます。

…と、大きなアップデートはざっとこれくらいです。watchOS 8に関しては今回そんなに前情報がありませんでしたが、Apple Watch Series 7への期待高まる内容が出そろいました。でもwatchOS 8の新機能の多くはSeries 7でなくても使えるはずなので、今年買う予定じゃない人でも大丈夫です。

ただwatchOS 8は、今手に入る中で一番古いApple WatchであるSeries 3で使えるかどうかはわかりません。なのでしつこいようですが、Apple Watch Series 3は、万一大安売りしてても、買わないほうがいいと思います。

当記事はギズモード・ジャパンの提供記事です。

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