遼河はるひさん「ベランダDIYしたら風景が変わりました」。女子空間デザイナーと対談

日刊Sumai

遼河はるひさんと坂田夏水さん
宝塚歌劇団の男役として人気を博し、退団後は女優、タレントとして幅広く活躍する遼河はるひさん。じつは、インテリア好きの一面も持ち合わせています。
そんな遼河さんが、今注目の女性クリエイターの仕事場を訪問!今回の対談は、お相手である空間デザイナー・坂田夏水さんのお店「Decor Interior Tokyo」で行われました。
ほかにはない、こだわりのDIY商品を求めて
坂田:ここは、自分で塗ったり貼ったりできるDIYグッズを扱うお店です。オリジナルの水性塗料は全30色。パリの住宅や店舗で使われているペンキの色を再現していて、日本ではあまりない色なので人気があります。
輸入壁紙で人気が高いのが、ウィリアム・モリス。ゴッホの絵をモチーフにしたものや、コール&サンという英国王室御用達ブランドの壁紙なども取り扱っています。
ウィリアム・モリスの壁紙を使用した打ち合わせスペース
遼河:『突撃! 隣のスゴイ家』のロケで、あらゆる部屋にウィリアム・モリスの壁紙を使っているお宅にお邪魔したことがあって、とってもすてきでした。木ともマッチングするし…。自分が家を建てるなら、モリスの壁紙を使おう! と思ったくらいです。この壁紙もモリスですよね。
坂田:そうです。以前は代官山にお店があったのですが、去年に吉祥寺に移転しました。この建物はもとは酒屋さんで、スタッフみんなでDIY。もちろん、壁紙も自分たちで貼りました。ここはおもに仕事の打ち合わせをするスペースで、お客さんとDIYの相談をしたり、ワークショップを行ったり、商品開発などをする際のアトリエとしても使っています。
遼河さんが気になった壁紙はゴッホの「花咲くアーモンドの木の枝」
輸入壁紙などのコーナーで遼河さんが気になったのは、ゴッホの「花咲くアーモンドの木の枝」を再現した壁紙(2024円/1mから)。
遼河さんにDIYのアドバイスをする坂田さん
テレビボードの取っ手を探しているという遼河さんに、「交換する場合は、ネジ穴のサイズを事前に確認してくださいね」と坂田さん。
「ベランダをDIYしたら楽しくなってきた」(遼河さん)
DIYグッズを扱う店内
遼河:最近、マンションのベランダをDIYしたんです。以前からグレーの床が嫌で。自粛期間中だったので、おうち時間を快適にしたいと思ったのと、夫がベランダで腹筋とかをやり始めたので、なんとかしたいな…と。
坂田:愛ですね(笑)。
遼河:ウッドパネルを敷いただけなんですけど、すっごく変わりました。裸足で出られるようになったし、観葉植物を置いたり、夜ライトをつけたり。リビングから見える風景も変わって、朝起きてバーッとカーテンを開けると気持ちいいんです。次はテレビボードとキッチンの棚の取っ手を替えたい。ここにはたくさん種類があったので、ネジが合うかどうか確認して、やってみたいです。
坂田:DIYって、1か所やると楽しくなって、次もやりたくなりますよね。
遼河:寝室の壁が真っ白なので、なんとかしたいのですが、賃貸なので…。
坂田:貼ってはがせる壁紙もありますし、パネルに好きな壁紙を貼って、絵の代わりに飾るのもおすすめです。パネルなら初心者でも気軽に貼れますよ。
オリジナルクッションフロア
専用テープで貼っても、ラグのように置くだけでもOKのオリジナルクッションフロアは2200円1.82×1mから。汚れもサッとふき取れます。
ウサギの耳がついたデザインの手鏡にテンションが上がる遼河さん
「コレ、なんかかわいい!」と、ウサギの耳がついたデザインの手鏡にテンションが上がる遼河さん。アンティークな雰囲気の質感も魅力。
ジャポネズリー:梅の開花
この壁紙のモデルとなった絵は、「ジャポネズリー:梅の開花」(1887年、ゴッホによる徳川広重の「名所江戸百景・亀戸梅屋舗」の模写)。表面に凹凸があるのが特徴です。「版画のように何回も重ねて柄をつくっているので、存在感があります」(坂田さん)。
ゴッホの「花咲くアーモンドの木の枝」のピンクバージョンの壁紙を発見した遼河さん
「ジャポネズリー:梅の開花」のピンクバージョンを発見。「この色もすてきだわ~」と遼河さん。個性豊かな壁紙がバリエーション豊富に揃っています。
家族が増えると時間もインテリアも変わる
坂田:私は、子どもが生まれるまでは完全に仕事中心の生活でしたが、今は朝、子どもを送り出すまでと、夕方5時以降は仕事をしません。子どものものの収納とか、なるべく自然素材を使うとか、グリーンをどこに配置するかとか、家に対する考え方もずいぶん変わりました。独身のときは、収納のない部屋とかを平気でつくっていましたから(笑)。
遼河:私は結婚してからのほうが、家がきれいになりました。どうすればキッチンが使いやすくなるかを一生懸命考えて、棚を置いてみるとか。それがピタッとハマったときはすごく気持ちよくて(笑)。
坂田:分かります。工夫するのって、楽しいですよね。
遼河:家にいる時間を大切にするようになったので、少しでも過ごしやすくしたいし、きれいにしたい。ひとり暮らしのときは友達とご飯に行くとか飲みに行くとか、違うところにパワーを使っていて、家を心地よくするところには気持ちが向かなかったです。
坂田:ひとり暮らしで誰も来ない家だったら、私もなにもしたくないと思う…。
遼河:ひとりの時間が大切で、ひとりの空間をこだわって楽しむ方もいらっしゃるけれど、私はそういうタイプではないから、今のほうが快適かな。夫と相談しながら、照明を替えてみたり飾るものを探したり。
坂田:ふたりで悩んで、ふたりで選ぶのもいいですよね。

遼河さんが気になった商品は

(左)様々な種類の取っ手と(右)壁紙を貼ったパネル
手持ちの家具の取っ手を取り換えたくて、ずっと探していたという遼河さん。取っ手の交換は、初心者にもおすすめの手軽なDIYです。Decor Interior Tokyoにはアンティークテイストからインダストリアルなものなど様々な種類の取っ手が勢揃い(写真左)。
「全部違う取っ手に替えてもかわいいと思いますよ」と坂田さん。ウィリアム・モリスやゴッホの絵を再現した壁紙も気に入った遼河さんは、「坂田さんが教えてくれた、パネルに壁紙を貼って絵の代わりに飾るという方法(写真右)、挑戦してみたいと思います」。
ふすま紙など日本の伝統的素材も、DIYで再注目
遼河:DIYをしようと思ったとき、日本ではホームセンターに行っても、おしゃれなものは少ないですよね。輸入品があっても数が限られているし。こちらのお店は種類が豊富で、しかもリーズナブル。実際に触ってみて選ぶのは、やっぱり楽しいですよね。
坂田:ここで売っているものはオンラインでも買えるので、実物を見てからネットで購入することもできます。
遼河:そうなんですね! どうしても家に合うか確認したくなるから、何度も来ないと…と思っていました(笑)。欲しいものがいろいろ見つかりそうです。
坂田:毎年パリで開催される「メゾン・エ・オブジェ」というインテリアの世界的な見本市があって、そこに出展するのが夢だったのですが、それがかなって、私がデザインしたふすま紙をはじめ、畳、障子、和紙などが非常に注目を集めました。日本ではなかなか評価されませんが、このお店でもネットショップでも扱っています。海外では当たり前のDIYが日本でもかなり広まってきましたから、次はDIYで日本の伝統的なアイテムを普及させられたらと思っています。

個性的なDIYグッズが充実!

(左)幅広のインテリア用マスキングテープと(右)動物モチーフやアンティークテイストのフック
塗料や輸入壁紙など人気のDIYアイテムのほかにも、畳の縁や坂田さんがデザインしたふすま紙、幅広のインテリア用マスキングテープ(写真左)やフィルムテープなど、おしゃれで機能的にも優れた商品が盛りだくさん。
「水に強いフィルムテープは、お風呂や洗面所におすすめ。歯磨き粉などで汚れたら、簡単にはがして貼り替えられます」と坂田さん。動物モチーフやアンティークテイストのフック(写真右)など、見ているだけでも楽しくなる個性的なアイテムが豊富。
遼河はるひさん
「自粛期間中にDIYに目覚めたので、興味深いものがいっぱいでした!」(遼河さん)。
●遼河はるひさん
宝塚歌劇団の男役として人気を博し、退団後は女優、タレントとして幅広く活躍。2019年、サッカー選手(現在はコーチ)と結婚。『突撃! 隣のスゴイ家』(BSテレ東)に出演中
●坂田夏水さん
武蔵野美術大学建築学科卒業後、設計事務所勤務などを経て、2008年に夏水組を設立。DIYパーツをメインに扱うインテリアショップ「Decor Interior Tokyo」のオーナーでもある
撮影/水谷綾子 ※情報は「リライフプラスvol.38」取材時のものです

当記事は日刊Sumaiの提供記事です。

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