「野村義男のおなか(ま)いっぱい おかわりコラム」おかわり18杯目は、野村も参加する恒例のツアー真っ只中の宇都宮隆が登場

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ギターをこよなく愛するギタリスト・野村義男が、沢山の仲間を呼んでおなかいっぱいの内容でお送りする対談形式のコラム。おかわり18杯目は、野村もベ―シストとして参加する恒例のツアー『LIVE UTSU BAR TOUR 2021 「それゆけ歌酔曲!!」ギア-レイワ3』を開催中の宇都宮隆が登場。


野村:今回のゲストは宇都宮隆さんが来てくれました。宜しくお願いします!

宇都宮:宜しくお願いします。

野村:なんだかんだ、気づいたら長い付き合いになっておりますけども。

宇都宮:長いねぇ。

野村:最初はUTSUさんがBOYO-BOZOというユニットを組んだ時のレコーディングに呼んで頂いたのがご縁なんですが。忘れもしない、その一週間前にとあるバーに行ったら、たまたまUTSUさんがいて。

宇都宮:あんなことないよねぇ。

野村:来週レコーディングだしご挨拶しなきゃと思って。それでUTSUさんのテーブルに行って、「野村義男と申します。来週レコーディングよろしくお願いします!」ってお声がけしたんです。覚えてないかもしれないけど、その時に僕聞いたんですよ、「なんで僕なんですか?」って。

宇都宮:覚えてない(笑)。

野村:その時のUTSUさんの答えが「おもしろそうだから」って(笑)。

宇都宮:まぁ基本的にというか、TM時代もちょっと似てる感じなんだけど、なんか面白そうだなって思ったことをやるのが結構多いというか。

野村:はい。

宇都宮:土橋(安騎夫)君とかも、僕らはEpicでレベッカはSonyRecordsだったから、同じソニー内でも接点はなかったんだけど。土橋君てキーボードだったよな、今何やってるかわからないけど、なんか面白そうだから声かけてみようかなって感じだったし。そういうのがずっと続いてるかな。

野村: UTSUさん周りの歴代ギタリストって凄い数いますよね? 初期のころから言ったらB’zの松本さんくらいから始まって星の数ほど。

宇都宮:そうだね、凄い数いるよね。

野村:もう日本のオジー・オズボーンなんじゃないですか! オジーは名ギタリストをどんどん発掘していった人だから。

宇都宮:あはは、なるほど!(笑) まぁ僕は発掘というよりは、色んなギタリストとやってみたいっていうのが大きいのかな。

野村:それはギターが好きってことなんですか?

宇都宮:うん、ギターが好き。

野村:じゃあボーカリストとして一番好きな楽器はギター?

宇都宮:ギターだと思う。ただ、年代というか年を重ねていって、やっぱ俺ドラムも好きだったんだとか。最近なんかはベースも弾いてみたりしてると、ベースって良いなぁとか。

野村:あーそっか、自分がソロでプレイしてたりとかしたから。

宇都宮:うん。で、キーボードは難しいんだなとか。

野村:いまさらじゃないですか!

宇都宮:(笑)、でもあれは自分で実際に人の前で弾いてみないと分かんないことだね。ド緊張だからさ。

野村:でも見てると、結構全部こなしてるような気がしますけどね。

宇都宮:めずらしく練習したもん。

野村:家にまで楽器を持ち込んで練習してたじゃないですか。そこのプロ根性が凄く良いっすよね。

宇都宮:自分で自分を苦しめるっていうね(笑)。

野村:そういうアイデアもすごいなと思いますし。今僕は宇都宮隆プロジェクトのUTSU BARでやらせて頂いているんですが、その前にU_WAVEという特殊なバンドに誘ってもらって。

宇都宮:早何年ですか?

野村:16年くらいとかですよ!

宇都宮:そうか、去年が15周年くらいだよね。

野村:そう。あれはバンドつくるからギター弾いてよって言われて。それでやったーと思って参加したら、ポエトリーリーディングとかコントみたいなものがあったり、凄く特殊なバンドでございまして。配信とかもあの時にもう始めてましたもんね。

宇都宮: U_WAVEで言ったら配信始めたの早いと思う。まだ、そんなに配信っていうのが定着してない時期だったよね。

野村:実際そういうアイデアがどっから来るのかって思うんですけど。

宇都宮:まずアマチュア時代からバンドをやってて、バンド自体が好きだったってのがあって。ずっと3人組だったのがソロになって、すぐにT.UTU with The Bandって名義でやってて、でも普通にバンドをやりたいなってのも思ってたの。

野村:うんうん。

宇都宮:でもそこから何年も空いて、その間にBOYO-BOZOの付き合いで雪之丞(森)さんから「たまには僕のほうも見に来てよ」って言われて。それで、岸谷五朗ちゃんがプロデュースっていうか演出のポエムを交えた舞台を見た瞬間に、これなんか使えないかなぁって思って。

野村:音楽と何かを合体させるって事ですね。

宇都宮:うん、一つのバンドにできないかなって思って。まずは雪之丞さんがOKするかしないかにかかってたんだけど、聞いたら意外とあっさりOKが出ちゃって(笑)。それがなければU_WAVEというバンドは存在してない。

野村:おもしろい!

宇都宮:そこから、曲を書く人間てなって。もちろん雪之丞さんが曲は書けるから、そっからはもう何人でもいいから書けるやついないかなってなったら、身近に土橋がいたりとか。石井(妥師)ってやつがいたりとか。じゃあ楽器ってなったら、ギターはもうこれはよっちゃんしかいないでしょっていう。

野村:やった!

宇都宮:ナレーターもやってるってのを後に知ったんだけど、がっつり芸能界にいたわけだから、僕なんかより全然うまく、色々やってもらえるんじゃないかなぁっていうのも込みで。

野村:それ僕は期待に添うことできましたかね?

宇都宮:やっぱり一番うまいんじゃないですか。

野村:100点いただきました!

宇都宮:(笑)。
宇都宮隆
宇都宮隆

野村:先ほどもちょっと名前出ましたけども、『LIVE UTSU BAR TOUR 2021 「それゆけ歌酔曲!!」ギア-レイワ3』が5月から始まると。

宇都宮:今回が7回目になるのかな。

野村:もうそんなに!? でも、このユニットも面白いですよね、凄く変。最初どうなっちゃうのかと思いましたよ。

宇都宮:まずこれ、初めてツアーやろうって言ったのよっちゃんだからね。この形でツアーはどうやってお客さんが見に来るの?ってはてなマークが出ましたからね。

野村:あら!

宇都宮:最初はせいぜい東京で何本かやるしかないよねって感じだったし、当日の様子見てもみんな楽しそうだくらいの感覚しかないところに、「ツアーやりましょうよ」って言いだして(笑)。

野村:適当だね、僕も!

宇都宮:これうちの事務所つぶしか?みたいな(笑)。

野村:いやいや、そんなことは! 絶対その時に楽しかったんですよ。そもそも僕ここでベースですから。フォークパビリオンの流れで。

宇都宮:あ、そうね。あそこでベース1回弾いたもんね。

野村:フォークパビリオン自体はTMNの中の一つのコーナーで、それの何回目かの時に誘ってもらったんですよね。

宇都宮:で、なんでベースになったの?

野村:えーっとね。ギターがいたから。

宇都宮:ははは!(笑)

野村:UTSUさんも弾くしさ。木根さんも弾けば、ばんちゃん(松尾 和博)もいたのかな?それで、ギターばっかりになっちゃうなって思ったんですよ。

宇都宮:フォークギター2本と浅倉 大介みたいな感じだったから、サウンドが薄いんだよね。だからそこにもう少し、音圧を出したかったんじゃないかな。

野村:だから僕がシャレで「ギターばっかりだからベース弾きます?」って言ったら、「あ、そうして」って言われちゃったんですよ(笑)。

宇都宮:(笑)。

野村:2回くらいやったような気がしますね。そこからの流れで、ライブUTSU BARでは四弦縛り。ベースかウクレレしか弾かない!

宇都宮:そうね。
野村義男
野村義男

野村: UTSU BAR自体も、やっぱアイデアがただのフォークパビリオン流れじゃないじゃないですか。

宇都宮:最初はどうせならフォークじゃなく、歌謡曲かなってくらいで漠然としてたんだよね。歌謡曲をたまに僕たちでアレンジするよ、くらいの感じでやってたのが、だんだんこれ洋楽のアレっぽくない?みたいな雰囲気になってきて。

野村:そう、そうっすね(笑)。

宇都宮:あ、これあったら面白いよねって合体してって。そうなったらハマっていっちゃったんだよね。

野村:ミクスチャーっていうか、不思議な音楽ですよね。だからこれはみなさんにぜひ体験していただきたい。

宇都宮:それとは別に、始めた頃からそのチャリティーも兼ねてて。元々は震災の時のチャリティーをやりたくて始めたことでもあるから。それは続けてはいるんだけど、やっぱり見に来てくれる人に楽しんでもらえないとお客さんは入らないじゃない?

野村:うん。

宇都宮:そう思った時に、最初にやったパターンのこんだけ歌謡曲があるんだよ、こんな歌謡曲があるんだよっていうだけだと、何かもうひとつ何かが足りない気がしたんだよね。それが洋楽との合体だったらきっと僕たちも飽きないし、楽しいかなって。

野村:あ、まあそうっすね。

宇都宮:考えるの凄い大変じゃない?

野村:いや、凄い大変っすよ! 作るのすっごい大変だし考えるのも大変だし!

宇都宮:僕は結構ね、作ってる時が一番好き。もうそれで終わっても良いくらいに(笑)。

野村:ライブやりましょう!それをお客さん皆に聞かせなきゃ。

宇都宮:でも、それが続いた原因でもあるかなって気がする。作業が楽しいし、お客さんには次にどんなものが来るんだろうって、期待感みたいなのが生まれてきたような気がするんだよね。

野村:僕はライブツアーをやってて、こんなに変化するライブは知らないですよ。だからきっと、最初に始めたころになかったものが今はいっぱいあるんですよね。

野村:あとは、知らない間に槍が出てきたり!

宇都宮:ふふふ(笑)。

野村:なんの強制もしてないし、説明もないのに、会場のほとんどの人が槍を持ってくる!こんなのどういうライブかわかんないじゃないですか。

宇都宮:あと普通ゲストってさ、ゲストの枠を作ったからここで一緒に歌謡曲をやりましょうよっていうのが普通なのに、ゲストの人がメドレーのたった1~2分しか出てこなかったりね。

野村:そうっすよ!

宇都宮:普通もっとちゃんとした扱いするじゃん。本当にワンコーラスでしか出てこないっていうのもおかしいよね(笑)。

野村:それはね、やっぱUTSUさんの人柄だと思いますよ。

宇都宮:そうかなぁ。

野村:うん。だって、そこのサビしかないんだけど出たいとかって思ってくれるわけだから。絶対そうだと思います。だから色んなものが生まれる。

宇都宮:うん。

野村:しかもそれが、ツアーしててメンバーとかスタッフだけが楽しいよっていう話じゃなくて、ステージ上での楽しみができるわけだから。目玉のメドレーとかも良い感じになってきてますし。

宇都宮:最初はそんなに目玉って思ってなかったけどね。

野村:だって昔短かったんだもん。たぶん5分6分くらいとかから。今15分とかになってて、もうマラソンですよ。

宇都宮:ある時からさ、浮かんじゃうんだよね。その間の変化球っていうか、ここにこれ入れたら面白いよねとか。

野村:13分くらいである程度完成したねって思ってても、次のリハになるとUTSUさんがこれ入れたほうが盛り上がると思うんだよって言ってくるから!

宇都宮:ふふふ(笑)。

野村:また作り直しか~、みたいな!(笑) でも、なんかそれもみんな燃えちゃって、入れたほうが面白いねってなるし。いつも研究してるんだろうなぁ、とかっていうのすごい分かるから。

宇都宮:きっと頭の中でいつもすごい考えてるんだと思う。

野村:絶対考えてる。考えてなかったらあんなこと言わないですよ。

宇都宮:前にカラオケにしちゃったほうが良いなって思って、nishi-ken君にカラオケにならない?って言って録音したことがあったんだけど、たぶん途中で変えたんだよね。

野村:やっぱね、変化してるんですよ。曲によっては振付があったりして、ステップとか! で、たまたまそのステップしてたら後ろでばんちゃんがマネしてて、気が付いたら皆やってるとかね。だからお客さん含め全員が楽しんでるんでしょうね。MCもたっぷりだし。

宇都宮:これはよく続いたと思いますよ(笑)。

野村:そんな『LIVE UTSU BAR TOUR 2021 「それゆけ歌酔曲!!」ギア-レイワ3』ということでございまして。歌謡曲と洋楽のマッシュアップがたくさん聴けたり、もはや目玉のメドレーも含め、毎回何が起こるか分からないのを僕らも楽しんでおります。

宇都宮:そうねぇ(笑)。

野村:毎回、同じライブはしない! あ、間違えた。同じライブはできない!

宇都宮:(笑)。

野村:会場の人数制限的なものもありますけども、是非是非体感していただけたら嬉しいです。今年は全10公演を予定しておりまして、5月25日スタートで7月6日まで東名阪で行われますので、ディスタンスとかも会場のほうでスタッフのほうもみんなちゃんと気を遣って、心がけておりますので!

宇都宮:だって曲の中で言っちゃうもんね。

野村:なんか言ってましたっけ?(笑)

宇都宮:ばばんばばんばんばん♪手洗えよ~って(笑)。

野村:あー、言ってます! そういうのも楽しみにして来ていただきたいと思います。ちなみにバンドメンバーをちゃんと言っておきますと、ボーカル/宇都宮隆、ベース/野村義男、ギター/松尾和博、キーボード/ nishi-kenと。ばんちゃん和博って言うの?

宇都宮:和博。

野村:呼んだことがないなぁ(笑)。

宇都宮:(笑)。

野村:その4人で最高級の歌謡曲をやってますので。

宇都宮:はい。

野村:あとなんかお知らせありますか?

宇都宮:去年やったライブのBlu-rayが発売中なのかな。

野村:ということでございまして、観に行った方も観に行けなかった方もおうちでも体験できますので、よろしくお願いします。正しくはタイトルなんていうの?

宇都宮:『tribute LIVE SPIN OFF T-Mue-needs』。

野村:です!

宇都宮:(笑)。

野村:フッと思い出したけど、僕が上がったのこのステージでしたっけ? GET WILD退場!

スタッフ:あれは年末でした。

野村:あ、わかった! SPIN OFFのライブを僕が観に行って、GET WILD退場と言って規制退場してたのを会場で見て、UTSUさんの会社の社長に「あれだったらやりたかったのにー!」って言ったら、年末の時に本当にやってくれる?って言われて、GET WILD退場を僕がやったんだ。GET WILDの頭だけ歌ったりして。

宇都宮:あー(笑)。

野村:またそんなこともあるかもしれないので、ツアーにも是非遊びに来てくださいと。ということで、本日のゲストは宇都宮 隆さんでした。ありがとうございました!

宇都宮:ありがとうございました!

撮影=大橋 祐希
野村義男 / 宇都宮隆
野村義男 / 宇都宮隆

当記事はSPICEの提供記事です。

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