『NARUTO』『幽白』では決勝打に! 漫画における「頭突き」はなぜ強いのか

まいじつ

『NARUTO』『幽白』では決勝打に! 漫画における「頭突き」はなぜ強いのか

『NARUTO』『幽白』では決勝打に! 漫画における「頭突き」はなぜ強いのか (C)PIXTA

ここ最近、漫画好きの間で「頭突き」が熱視線を浴びている。思えば国民的大人気漫画『鬼滅の刃』でも、天性の石頭をもつ主人公・竈門炭治郎がさまざまなシーンで頭突きを披露していた。今回は「鬼滅の刃」だけでなく、多様なバトル漫画を検証することで「頭突き万能説」を提唱してみたい。

あらためて説明するまでもないが、頭突きとは自分の頭を相手の頭部などに叩き込むという非常にシンプルな攻撃。それがバトル漫画で強力な技として描かれるのは、人間の急所である顔面に大ダメージを負わせられるからだろう。しかし実際の理由はそれだけではなく、漫画の演出的な部分とも関わってくる。

頭突きを相手の顔に当てる際には、両者の顔が接近するもの。そうなれば必然的にキャラたちの表情がアップになり、迫力のある大ゴマを作り出せる。見栄えがよいため、バトル漫画で重宝されるのも当然と言えるだろう。

現にさまざまな作品において、勝負の決め手となるシーンで頭突きが登場する。たとえば『NARUTO -ナルト-』の第136話『最後の一撃…!!』で描かれたうずまきナルトvs我愛羅の試合では、チャクラを使い果たしたナルトの頭突きによって勝敗が決定。また『幽☆遊☆白書』の第60話『ナイフエッジ・デスマッチの巻』における浦飯幽助vs酎の決着も、肉体のみのガチンコ勝負の果てに両者が放った頭突きだった。

あらゆる面で隙がない「頭突き」


また、バトルにおける頭突きの実用的なメリットも見逃せない。『バキ道』の第6話『空手の真実』では、加藤清澄が繰り出した目潰しに対して愚地独歩が頭突きでカウンター。その威力で加藤の指を潰してしまうシーンがあった。人間の頭は非常に硬いので、上手く利用すれば強力な武器になるのだ。

さらに、手足が動かなくなった後でも発動できるのが頭突きの強み。『ドラゴンボール』の第193話『天下一武道会の頂点!!』で描かれた悟空vsマジュニアの戦いでも、両手足が動かなくなった悟空の舞空術と頭突きのコンボが勝負の決め手となった。

同じく、作中独自の技を頭突きと組み合わせた例は他にもある。『ONE PIECE』の第39話『誰が為に鐘は鳴る』で登場した「ゴムゴムの鐘」は、体がゴム状であるルフィにしかできない頭突き。ルフィは百計のクロにしがみつきながら首を後ろに長く伸ばし、頭がゴムパッチンのように戻ってくる勢いで頭突きを繰り出している。漫画ならではのロマンがある一撃だ。

もちろん頭突きもメリットばかりではなく、下手をすれば自分も大ダメージを負う諸刃の剣。現実で使用することはオススメできない。ファンタジーの一環として、爽快感のある頭突きシーンを楽しもう。

文=野木

【画像】

Koldunova / PIXTA

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