
日本が誇るファストファッションブランドとして名高い「
ユニクロ」だが、オンラインショップにて販売中の商品が、いま話題となっている。
■「輸入差し止め」が明らかに
19日、アメリカの税務当局が今年1月から中国の新疆ウイグル自治区での強制労働をめぐる輸入停止措置に違反した疑いがあるとして、ユニクロのシャツの輸入を差し止めていたことが判明。
ユニクロ側は「強制労働などの深刻な人権侵害がないことを確認している」と反論しているが、アメリカ政府は中国の新疆ウイグル自治区の組織・新疆生産建設兵団が生産した綿製品について「強制労働によって生産された疑いがある」とし、本国への輸入を停止している。
ユニクロ商品の輸入停止に関しても、同措置に違反した疑いがあることが理由となったようだ。
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今回の発表を受けて一部のユーザーの間では、先月よりユニクロが日本国内で展開し出した商品が話題に。
注目を集めているのはメンズ商品「ツイルオーバーサイズワークシャツ」、ウィメンズ商品「ラミーコットンシャツ」といったアイテム群で、これらの商品名にはいずれも「欧米仕様」の表記が見られるのだ。
全27品目のこれらのアイテムは全て「オンライン特別商品」となっており、販売開始時期は定かでないが、ユニクロオンラインショップのユーザーレビューを見ると、4月上旬から中旬にかけて「最初のレビュー」が投稿された商品が多いことが分かる。
■ユニクロ以外にも見られる「欧米」仕様
「なぜ急に欧米仕様が販売されるようになったのか…?」と首を傾げていたユーザーの中には、「今回発表されたアメリカの輸入停止が関係しているのでは」と考える人も少なくない。
ツイッター上を見ると「急に欧米仕様のアイテムが発売され出したから、疑問には感じていた」「タイミング的に偶然ではないと思う…」「対米関係の影響でしょうか」といった声が多数上がっていた。

また「無印良品」オンラインショップでも「欧米サイズ」商品が多数登場しており、こちらの背景に関しても考察の声が少なからず上がっている。
■人気ラインナップの再販も
ちなみにユニクロが展開する「欧米仕様」商品の中には、ジル・サンダーとのコラボレーションプロジェクト「+J」アイテムも含まれている。
同シリーズといえば、昨年11月の販売当日、
各店舗にて長蛇の列ができるほど話題となったことが記憶に新しく、今回の再販時にもユーザーから注目を集めていた。
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