不朽の名作『バナナフィッシュ』!24年の時を経てアニメ化されたこの作品が人気を誇る本当の理由

うちのテレビは映らない。

こんにちは、ライターの藤間紗花です。

我が家の43インチの液晶テレビには、地デジ放送が映りません。チャンネルボタンを押しても映るのは暗闇だけ。

ではなぜ液晶テレビがあるのかといえば、大きな画面でAmazonプライムビデオなど動画配信サービスを楽しむためです。

この連載では、テレビでネット動画を楽しむ私が、個人的おすすめをレビュー&レコメンドしていきます。

今年のGWは、『BANANA FISH』に捧げました。

さて、みなさんはGWはどのようにお過ごしでしたか?

緊急事態宣言下の東京に住む私は、埼玉の実家に帰る予定を立てていたのですが、県をまたぐ移動は見送ることに。昨年同様、家の中でひっそりと過ごすGWとなりました。

当初の予定は崩れてしまったものの、インドア思考の私にとっては、家で連休を過ごすのもさほど苦ではありません。なんたって、アニメ映画ドラマ見放題の連休スタートですからね……!

というわけで、GWを利用して、「時間ができたら観よう」と思っていた作品を一気見することに。まず私が選んだ作品は、アニメ『BANANA FISH』です!

 

 

原作は、1985~1994年にかけて連載されていた吉田秋生先生の漫画で、2018年にフジテレビ系列でアニメの放送がスタート。「不朽の名作」と謳われていたこの作品が24年の時を経てアニメ化されるとあって、当時注目を集めていました。Amazonプライムビデオでも放送当時から独占配信されており、人気の高さがうかがえます!

 

もちろん私もかねてから「観たい!」と思っていたのですが……、舞台はニューヨーク・ダウンタウン、ストリートギャングとマフィアの抗争という重めのストーリー。「時間があるときに、真剣に観なければ……」とつい後回しにしてしまっていたんです。

時間だけは余るほどあるこの連休こそ、『BANANA FISH』と向き合う絶好の機会でしょう!

ということで、今回はアニメ『BANAN FISH』をチェックしてみましたよ~!

 

バナナフィッシュを追うアッシュと、それを阻止するマフィアたち。

まずはあらすじからご紹介。

主人公は、ニューヨーク・ダウンタウンのストリートキッズグループを統括する17歳のボス、アッシュ・リンクス。アッシュには、グリフィンという元軍人の兄がいますが、イラク戦争から帰還して以降、グリフィンは廃人のようになってしまっていました

ある日、道を歩いていたアッシュは、見知らぬ瀕死状態の男と遭遇します。銃撃されたらしい男は最後の力を振り絞り、ある住所をアッシュに告げると、「バナナフィッシュ」という言葉とともにロケットペンダントを手渡し、力尽きてしまいます。

「バナナフィッシュ」とは、廃人になったグリフィンがしばしば呟く言葉でもありました。「グリフィンが廃人のようになってしまった原因がわかるかもしれない」と、アッシュはバナナフィッシュの調査に踏み切ります。

実は、アッシュが出会った男を撃ったのはアッシュの部下たちでした。彼らに指示を出したのは、アッシュを男娼とするマフィアのボス、ディノ・フランシス・ゴルツィネ。これをきっかけに、アッシュとゴルツィネは敵対することに。

そんなある日、アッシュたちストリートキッズのもとに、日本から取材でやってきたカメラマンの伊部俊一と、そのアシスタントである奥村英二がやってきます。

はじめは2人を警戒していたものの、アッシュたちを見ても怖がるそぶりを見せない天真爛漫な英二の姿に、アッシュはすぐに心を開きました。

しかしそこへ、アッシュと敵対していたギャング、フレデリック・オーサーが現れ、英二とアッシュの子分であるスキップを誘拐してしまいます。

実はオーサーが現れたのも、ゴルツィネの差し金。アッシュは英二とスキップを救出するべく、オーサーのいる敵地へ単身で乗り込みますが……。

アッシュの癒やしとなる、英二の存在。

まず連休中に一気見した感想としては、あまりにもつらすぎる

ギャングとマフィアが登場する話とあれば、命をかけた戦いに発展してしまうのだろうということは予想がついていたのですが、「アッシュはまだたったの17歳なんですよ……?」と言いたくなるシーンばかり。

あの手この手でアッシュを貶めようとするマフィアたちに対し、フィクションにも関わらず身震いするほど怒りが湧いてしまいましたよ……。

そんないばらの道を突き進むアッシュの唯一の癒やしとなるのが、日本からやってきた英二。幼い頃性被害に遭い、生きるためにゴルツィネに身体を売ってきたアッシュとは対象的に、平和な日本で生まれ育った純粋無垢な英二は、アッシュにとって眩しい存在です。

オーサー一味が襲ってきた事件以降、英二はアメリカに残り、アッシュとともにバナナフィッシュをめぐる陰謀を探っていくことになるのですが、血なまぐさい事件が連発する日々の中で、英二と話しているときだけ、アッシュはただの17歳に戻ることができるのです。

とくに印象に残ったのは、アッシュたちが彼の故郷であるケープコッドで過ごすシーン。ここからは少しだけネタバレを含みます……!

バナナフィッシュの手がかりを探すため、かつてのグリフィンの部屋を訪れるべく、ケープコッドへやってきたアッシュたち。幼い頃に家出をしたアッシュは実の父と折り合いが悪い様子でしたが、英二はアッシュに「いいところだね」と語りかけます。

グリフィンの部屋で一晩過ごした次の朝、英二はアッシュが草原で銃の練習をしている音で目を覚ましました。アッシュの元へ行くと「撃ってみるか?」と尋ねられ、目をキラキラさせて喜ぶ英二。しかし、いざ銃を構えたその姿はへっぴり腰です。

呆れながらも、手取り足取り銃の使い方を英二に教えるアッシュ。その姿は、まるで少年たちが無邪気に遊んでいるようでした。

のちに伊部はこのときを振り返り「持っているのが銃でさえなけりゃ……」と言っていますが、ほんとにね。

英二とアッシュがともに過ごせば過ごすほど、英二には危険が迫り、アッシュは自分の中にある「英二と自分は住んでいる世界が違う」という想いに苦しめられることになります。本来であれば歳も近く、ごく普通の友達になれた2人がなぜこんな思いをしなくてはならないのでしょうか?2人の友情を思うと、比喩でなく涙が止まらなくなります……。

果たして、アッシュと英二はゴルツィネたちマフィアの手をかいくぐり、バナナフィッシュの真相へたどり着くことはできるのでしょうか?そして、2人の友情はどうなるのでしょうか?

『BANANA FISH』が気になった方は、ぜひチェックしてみてください!

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WRITER

  • 藤間紗花
  •        

  • 自然と犬を愛するフリーライター。埼玉県出身、東京都在住。山に登る以外は、だいたい家で動画を観ています。

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