葛飾北斎 VS 喜多川歌麿、ふたつのプライドがぶつかりあう 映画『HOKUSAI』から対決シーンを公開

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5月28日(金)公開の映画『HOKUSAI』から、本編映像の一部が解禁された。

映画『HOKUSAI』は、『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』などの作者として知られる江戸時代後期の浮世絵師・葛飾北斎の生涯を描いた映画。北斎の青年期を柳楽優弥、老年期を田中泯が二人一役で演じ分け、W主演を果たした作品だ。また、北斎の妻・コト役で瀧本美織、花魁・麻雪役で芋生悠らが出演。玉木宏、津田寛治、青木崇高、永山瑛太、阿部寛らがキャストに名を連ねている。メガホンをとったのは、『探偵はBARにいる』の橋本一監督。


今回解禁された映像は、「勝川春朗」を名乗っていた北斎(柳楽優弥)が、江戸中に名を馳せた美人画の大家・喜多川歌麿(玉木宏)と初対面を果たしたシーンを切り取ったもの。北斎は数々の名絵師を世に送り出した蔦屋重三郎(阿部寛)を尋ねて吉原遊郭へと足を踏み入れると、そこには遊郭一の花魁・麻雪(芋生悠)を描く喜多川歌麿の姿が。「上手い魚があるぜ、お前さんも食っていけや」と迎え入れる歌麿に、北斎は「贅沢な物は口に合わん」と反発。その後、「まるで坊さんみてえな野郎だな!だから女に色気がねえんだよ」「おめえの描く女には色気がねえ。下手だとは言わねえよ、ただそうだな、てめえの絵は目の前にあるものを似せて描いただけの絵だ。上っ面だけで、命が見えねえ」とと歌麿に切り捨てられてしまう。北斎は、その場から逃げ出そうとするも、蔦屋の「逃げるのか? お前だけじゃねえぞ、絵師など他にいくらでもいる」という言葉をかけられ、踏みとどまるのだった。

青年期の北斎を演じた柳楽は同シーンについて、「『面白くないな』という感じですよね。こういう世界では『褒められたい』と思うでしょうし、蔦屋(重三郎)さんが歌麿を称賛するのは相当悔しかっただろうなと思います。それでも、周りの人から刺激を受けることはとても大事なことだと感じたので、北斎の“ハングリー精神”みたいなものを演じるのは楽しかったです」とコメント。歌麿を演じた玉木は、「四角い部屋の中で、四者四様それぞれ違う思いを抱えて座っている面白さが詰まったシーンだと思います。最初に北斎が部屋に入ってきたときは、上から彼を攻める様な言葉を言っていたのですが、(蔦屋)重三郎が発した一言、『絵師なんて、いくらでもいる』という言葉は歌麿にも当然響いていて、常に新しい人が出てくる危機感というものがあったのだと思うんです。ぬるい気持ちで絵を描くのではなく、自分がヒットを生み出したいという思いも当然あると思うし、『このままじゃヤバい』という危機感のもとスイッチが入って、『見てろよ』と火がついた感じになればいいな、と思って演じました」と語っている。

『HOKUSAI』は2021年5月28日(金)全国ロードショー。

当記事はSPICEの提供記事です。

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