本から得た知識を記憶に定着させる3つのコツ


昨年読んだ本を1冊、思い出してみてください。内容をどのくらい覚えていますか?

その本から学んだことを10個、リストアップできますか? それどころか、昨年にどんな本を読んだかということさえ、覚えていないのではありませんか?

学生の頃は、読んだ内容を実際に記憶しなくてはなりませんでした。テストや学期末レポート、読書感想文はどれも、読んだ内容の記憶を助ける手段にすぎなかったのです。

そこで、エンジニアのRobert Heaton氏は、学生のように本を読むための3ステップシステムを考案しました(まだ学生の人にとっては、現在の習慣よりも役立つかもしれません)。

1. メモを取る


Heaton氏は、3通りのメモの取り方を提案しています。
  • 重要な部分や記憶すべき箇所に、アンダーラインか蛍光ペンを引く。
  • 疑問に思った文章や、詳しく調べたい事柄に印をつける。
  • 自分の考えを、余白に文章で書き込む。

このようにして取ったメモは、2つの点で役に立ちます。まず、書くことは記憶の定着を促します。そして、第2ステップである「読書レポート」の準備ができます。

2. 読書レポートを書く


このステップには、数時間かかることもあります。ですから、本を読むたびに読書レポートを書く必要はありません。読書中にたくさんメモを取っていた本や、本当に学ぶべきことがあったと思える本だけでかまいません。

レポートでは、その本から学んだことを要約し、自分の言葉で言い換えるといいでしょう。

また、本に対する自分の評価も書くべきです。本がそのテーマをどれくらいうまく証明できているかを、批評的に考察しなくてはなりません。

著者が自身の主張を十分証明できていると思えない本なら、そこに書かれている意見や論点をいくら吸収しても無駄なのです。

ここでもやはり、書くことで情報をただちに記憶にとどめやすくなります。読書レポートはまた、Heaton氏がすすめる3つめのステップのベースとして使うことができます。

つまり、「本の内容を振り返る」というステップです(これは、かなり余裕があればおすすめというステップです)。

3. 読書レポートを読み返す


本を読んでから数週間、または数カ月経った時にレポートを読み返してみましょう。

さらにHeaton氏は、内容を復習するためのフラッシュ(おさらい)カードを作ることをすすめています。

こうしておさらいすることは、「たまにとるべき食物」のようなものです。いつか人生や仕事で決断を迫られたときなど、読んだ情報が実際に試されるような本の場合に役立ちます。

また、読んでいる本について、なるべくほかの人と話し合うのもいいでしょう。私と妻は、たとえフィクションでも、それぞれが読んだ本のストーリーを説明したり、一節を引用し合ったりするのが好きです。

そうすることで、読んでいる本への理解が進みますし、相手が読んでいる本から何かを学ぶこともできます。

自分が読んでいる本にさらに関心があるなら、その本を友人との会話の糸口に使うという方法もあります。本の要点を記憶して、それを他人に伝えるという行為は、自分自身をテストする優れた方法です。

フラッシュカードで1人復習するのは退屈だと思うなら、代わりにこの「ソーシャル学習」を試してみてください。

***

Heaton氏のメソッドから、気に入った部分を取り入れてみてください(本だけでなく、長文記事を読む場合にも応用できます)。

個人的には、読後にレポートを書くより、新しい本を読み始めて最高にわくわくしているときにノートを取る方が、ずっと興味をそそられました。

いずれにせよ、読書にもうひと手間を加えることで、読んでいる本への理解が深まります。それに、次に読む本を決める際に、もっといい選択ができるようになるでしょう。

――2018年7月26日の記事を再編集のうえ、再掲しています。
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Source: How to Read | Robert Heaton

Nick Douglas - Lifehacker US[原文


当記事はライフハッカー[日本版]の提供記事です。

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