薄毛の私が「塩」で洗髪したら驚きの変化が。だからサーファーはハゲないのか

日刊SPA!

 紫外線の強い季節がやってきた。薄毛の男性にとって、地肌に直接照り付ける日射しがいつも以上に気になる季節だ。

紫外線といえば、あれだけ地肌にダメージの多そうなサーファーは、ロン毛の人は多くてもハゲている人の印象はほとんどない。同じような疑問を抱いたヘアスタイリストが、その理由を「塩」に見出した。

◆サーファーにはなぜハゲが少ないのか?

薄毛に悩み、25年間にわたり様々な育毛法を試してきたヘアスタイリストで、現在「塩シャンドットコム」代表の渡辺新さん(47歳)は、ある日原因不明の体調不良から友人に「塩浴」を勧められたところ、その意外な副作用に気づいたという。

「天然の塩を身体に塗り込んで塩浴していたところ、湯冷めしなくなり体調がみるみるよくなりました。その代わりに、全身の体毛が少しずつ濃くなってきたんです。塩のミネラルの持つパワーは、海水や海泥がタラソテラピーに用いられるように、もしかしたら身体にいいものなのではないか。

そういえば自分の顧客でもサーファーの人には薄毛がほとんどいないことに思い至りました。そこで、頭皮にも塩を塗り込んだら髪の毛が元気になるかもしれないと考えて、シャンプーをやめて、塩で髪を洗い始めたんです」

◆大量の皮脂が…。約4か月で髪が増え始めた

始めた当初はかなりショックを受けたという。

「頭皮からヌルヌルした皮脂がどんどん出てきたんです。身体を塩で洗い始めたときもそうだったんですが、量が違うので戸惑いました。でもシャンプーを使うのをぐっと我慢して、二度三度とお湯で流し洗うことで、ようやくヌルヌルが取れて、上がった後はとても爽快な気分になりました。“塩シャン”を続けるうちに皮脂の量は徐々に減ってきて、だんだんと気にならなくなってきました。

そして1か月くらい経った頃、驚くべき変化が頭皮に起きていたんです。まず明らかに髪の毛にコシが出てきて、根元の立ち方が強くなりました。手で触ると、その違いがはっきりわかるほどです」

喜んだのもつかの間、今度はフケの量に悩まされたという。

「でもこれは洗髪前にブラッシングを入念にすることで解消されました。かゆみも少しありましたが、ここが正念場とこらえて塩シャンを続けていたらフケも自然に収まりました。そして4か月ほど経った頃、人から指摘されるほど、明らかに髪の毛が増え始めたのです」

渡辺さんが、自身の頭髪の変化を記録した写真を見ると、たしかに別人のように毛が増えているのだ。

これをきっかけに、渡辺さんは塩シャンについて研究を始め、体験者たちの実例や具体的なノウハウを、「塩シャンドットコム」や著書『なぜサーファーにハゲはいないのか  塩シャンプーで髪が増えた!』で発信している。

◆塩シャンで育毛できたわけを医師に聞いた

では、塩シャンに変えることで、なぜ頭皮にこのような変化が起きたのか? 同書の監修者である白金ビューティフルエイジングクリニックの山口麻子医師によれば、一般のシャンプーに含まれる合成界面活性剤の影響が大きいという。山口医師は、自身もシャンプーを使わない“湯シャン”を実行している。

「肌の皮脂や皮脂膜はもちろん、角質層にあるセラミドなどの保湿成分まで落としてしまいます。合成界面活性剤を使えば使うほど、頭皮は干からびて健康な髪が作られなくなる。加えて自然な皮脂まで強引に洗い落とすので、身体はたくさんの皮脂を必死に分泌するようになってしまい悪循環なのです。

渡辺さんの場合、まずはシャンプーやめたこと自体が頭皮の循環サイクルにいい影響を与えて、毛母細胞や毛根幹細胞の細胞分裂を活性化したと考えられます」

合成界面活性剤入りのシャンプーも安全基準をクリアして販売されているわけだが、数種類ある合成界面活性剤の中には、洗浄力が強くて皮脂を落とし過ぎるものがあると言われている。

塩そのものに育毛・発毛効果があるという研究は未確認だが、頭皮環境が良くなることで結果的に毛が増えてきたのだろう。

◆顧客にも塩シャンを勧めて、効果を研究した

自身の育毛に成功した渡辺さんは、ヘアスタイリストとして薄毛に悩む顧客たちに“塩シャン”を推奨した。それと並行して、どんな塩がより効果的なのか研究を重ねたという。

「塩といってもミネラル成分が大事なので、精製塩はNGですし、添加物が入っていない天然の塩でなければ意味がありません。これまで多くの方に塩シャンを実践してもらった結果、頭皮の皮脂分泌量が落ち着くまでには個人差があり、1か月~6か月くらいかかります。ただ時間はかかっても、必ず皮脂は自然なところに落ち着きますし、それを乗り越えた方は毛髪のコシやハリを取り戻し、着実に髪を増やしていらっしゃいます。

もちろんその間にかゆみやにおいが気になるという方、きしみが気になるという女性もいらっしゃいますが、それぞれに解消法はあります。どうしてもかゆみや汚れが気になる時は、天然石鹸シャンプーを使ってもいいでしょう」

◆塩シャン1か月後、頭頂部にうぶ毛が

渡辺さんに勧められて塩シャンを始めた佐藤亮治さん(42歳)も、“塩シャン”のもたらす効果を実感しているという。

「市販の育毛剤や飲み薬を使用していたんですが、体調を崩して服用をやめると効果が薄れてしまって。そんな時に塩シャンを勧められて、正直期待もせずに試してみました。最初は皮脂のべたつきに困りましたが、1か月経ったころ、頭頂部にうぶ毛が生え始めて驚きました。明らかに抜け毛も減り、1年も経つと毛根がリセットされたような気がします」(佐藤さん)

◆人に会う機会が少ない今はチャンスかも

「長年の習慣だった合成洗剤シャンプーをやめるのはハードルが高いかもしれません。塩だけで洗うことで、最初のうちは皮脂のべたつきやにおいが気になる人もいると思いますが、テレワークが進んで人に会う機会が減っている今なら、始めてみる絶好のチャンスかもしれません。塩は食物の殺菌にも使われる天然の洗浄剤ですから、うまく使って人間が本来持つ健康を維持しようとする力を取り戻しましょう」(渡辺さん)

テレワークで自宅に籠る間に育毛にトライしてみてはいかがだろうか。

<文/日刊SPA!取材班>

当記事は日刊SPA!の提供記事です。

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