アイドル初の文芸受賞者・加藤シゲアキを作り出した大野智との絆

アサジョ


 NEWSの加藤シゲアキが“先生”になった。3月2日、5冊目の自著「オルタネート」が「第42回吉川英治文学新人賞」を受賞し、現役アイドル初の快挙を成し遂げたのだ。

受賞の報せが流れた翌日には、累計発行部数15万部を突破。昨年末に「第164回直木賞」、今年は「本屋大賞」にノミネートされ、12年の処女作「ピンクとグレー」から10年目にして、ジャニーズアーティスト「初」を次々と更新した。

加藤の素顔は、内向的で人見知りだ。学生時代はいじめに遭ったこともあり、ジャニーズ事務所に入所後も積極性に欠けた。03年にNEWSが9人体制でスタートしても、後方のポジションから前へ出ようとしなかった。ゆえに築けた交友がある。嵐の大野智との仲だ。

「年齢もキャリアも大野が上ですが、09年ごろ、お互いの仕事終わりに合流して、次の日の大野の仕事時間ギリギリまで釣りをしたことがあるそうです。滞在時間はおよそ25時間。それが初めて交流した日で、ずっと船の上で釣り。別れるとき、『まだやれますね』(加藤)、『そうだね、シゲ』と話したそうです」(アイドル誌ライター)

自由でフランクながらも、趣味を仕事につなげた大野に触発されたのが加藤だ。故・ジャニー喜多川氏がエンターテインメントの世界の隅から隅までを体感させてくれた恩人なら、大野は事務所内での生き方を教えてくれたもう1人の恩人だ。

「釣りとアートの創作が趣味だった大野は個展を開催。作品集を出版するなどしていました。ジャニーズのトップグループ『嵐』の大野が、寝る間を惜しんで趣味に時間を割いている。それに刺激を受けた加藤も、書くことでグループに貢献できる可能性があると執筆を開始。デビュー作は映画化されるほどの大ヒットとなりました」(前出・アイドル誌ライター)

4月3日には、およそ3年ぶりとなる主演舞台「モダンボーイズ」が幕を開けた。94年に事務所の先輩である木村拓哉が出演した青春群像劇で、主役を演じるとあって俳優カトシゲの面目躍如だ。

作家、役者としての猛進ぶりを、釣り仲間の大野も喜んでいるに違いない。

(北村ともこ)

当記事はアサジョの提供記事です。

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