衝撃だった…私が10代だったころ、母親が「不倫」を重ねていた事実と亡き父親の本心

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母親といえども、ひとりの人間。その恋愛関係は、気にしなくていいと頭でわかっていても、つい「周りの目もあるし」と神経を遣ってしまうという女性たちがいる。

母親の“男関係”に戸惑う私

母親といえども、ひとりの人間。その恋愛関係は、気にしなくていいと頭でわかっていても、つい「周りの目もあるし」と神経を遣ってしまうという女性もいる。大人になってから、過去の母の恋愛関係に戸惑う気持ちもあるという。

母親も独身女性ではあるけれど

「母も独身なので好きにすればいいとは思うんですが、それでも気になってしまうんですよ。あまりタチの悪い男とはつきあってほしくないですしね。思春期の娘をもつ親の心境ってこんな感じなのかなと思うこともあります」

そう言うのは、サキコさん(32歳)だ。都内で50代後半の母親とふたり暮らし。父は5年前に亡くなった。

「ひとりっ子なので、父がいなくなってから家を出ていくきっかけをなくして、ずっと母とふたり暮らしです。ふたりとも働いているので、不干渉を貫いてきましたが、先日、帰宅したら知らない男性がリビングにいました。母から『お友だち』と紹介されて。でもお友だちには見えなかったですね」

やむを得ず3人で話すことになったのだが、母が彼を見る目は「恋する乙女」そのものだった。いたたまれなくなり、途中で自室に引き上げたが、その後も母の甲高い笑い声が聞こえてきて嫌悪感を覚えたという。

「あとから母に聞いたら、彼は既婚者だというんです。そういう恋愛はやめなさいと言ったんですが、母は『なあに、ヤキモチ焼いてるの? あなたも恋をしなさいよ』って。自分は恋愛しているから女としてあなたより上かもね、と言い出すので、いい年してみっともないと言ってしまいました。『娘の留守に家に男を引っ張り込む母親なんて、近所の人から見たらどうなんだろうね』と言うと、『近所の目とか世間体とか、あなたは古い人間ね』って。怒りのやり場がないです」

それ以来、母親とはほとんど口をきいていないそう。相手の妻にバレて慰謝料を請求されたらどうするのか、もう少し考えて行動してください、とメモを置いておいたが、母はそれを無視。最近ではときどき外泊もするという。

「痛い目にあわないとわからないんでしょうね。この先の母との関係が思いやられます」

サキコさんは苦笑した。

母の過去の恋愛を知って

母親の過去の恋愛を知って、もやもやしたものを抱えている女性もいる。

「実家は、今私が住んでいるところから1時間半ほどの場所。父が亡くなってから母はひとりで暮らしています。私の仕事はシフト制で激務なので、職場近くにアパートを借りてひとりで生活しているんです」

マミさん(36歳)の父親は、一昨年の年末、突然亡くなった。夫婦仲は、子どもの目から見ても悪かったので、予想通り母は涙ひとつ見せなかったという。

「私も父とは折り合いがよくなかった。横暴な人ですから母には同情しながら育ってきました。だけど遺品を整理しているとき、父の日記が見つかって読んでみたら、母が浮気している、どうしたらいいかわからないという記録があって。母には内緒で、父の日記を全部持ち帰りました」

読み進めると、確かに母がおかしいと思った時期があることを思い出した。マミさんが10代半ばのころだろうか、母はパートで働いていたのだが、ときおり帰宅が遅くなった。そんなときは温めればいいように食事が用意してあったが、どうしてこれほど遅くなるのだろうと不思議に思ったものだった。父と母が激しく言い争いをしていた時期でもあった。

「一度、父が激昂して母を平手打ちし、母がそのまま家を出ていったことがあるんです。親の争いに巻き込まれた私と弟は、どうしたらいいかわからない不安に陥りました。甘えん坊の弟はその翌日、学校を休んだくらいです」

だが数日すると、母はなにごともなかったかのように家にいた。父と母が仲良く会話する場面はなかったが、それでもいつしか言葉を交わすのを見たこともある。

「父の日記を見ると、そのあたりのことがいろいろ書かれていて。母は不倫相手と駆け落ちするつもりだったようです。父は子どものことを思うと胸が痛む、と。あのぶっきらぼうな父にこんな一面があったのかと驚きました」

父が母の不倫相手と対面したことなども日記には書かれていた。母の恋愛はそれだけではなく、さらに数年後もまた別の男性と恋に落ち、相手の家族も交えて一悶着あったようだ。

「その時期が私の大学受験と重なっているんですよ。日記には『娘に何か勘づかせてはいけない』とありました。父の意外なこまやかさに、また驚かされました」

夫婦関係が悪いのは、父が横暴だからだと思っていたマミさんだが、度重なる母の不倫で、父が神経をすり減らしているのを初めて知った。

「父に声をかけたいけど、もういない。きちんと話したかったですね。一方で、今も自分は常に正しいような顔をしている母親に、ひと言いってやりたくてたまらない。だけど今さら何を言ってもどうにもならないんですよね」

彼女は母と距離をとり、コロナを理由に実家にはまったく帰っていない。彼女自身、4年つきあっている彼との結婚を具体的に考え始めているが、結婚というものへの怖れにもかられている。

「母は母、私は私なんですが、それでも何かざわつく感じが止められない。私は母のようにはならないと思うけど、少し怖いですね」

母には母の人生がある。とはいえ、母が不倫していた事実は、大人になった娘にも衝撃的だ。マミさんは、なんとかそれを乗りこえて「自分らしい結婚生活」を目指したいと不安そうな目をしながらつぶやいた。
(文:亀山 早苗(恋愛ガイド))

当記事はAll Aboutの提供記事です。

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