【医師が解説】むくみを引き起こすNGな生活習慣と解決法3選!

@la farfa

夏に向けて肌を露出する機会も増えてくるなかで、多くの女性を悩ませるのが「むくみ」です。脚などにむくみがあると痺れや痛みを感じることもあるため、どうにか改善したいですよね。
むくみの原因・解消法を正しく知れば、つらいむくみも解消できるようになります。

そこでこの記事では、医師がむくみの原因と解消法について解説! あなたの心と身体を整えて、むくみを解消していきましょう。

あなたのむくみは脚? 顔?
みんなの「むくみ」エピソード

会社員の加奈さん(仮名)30代女性のエピソード。
「5年ほど前から、むくみに悩むようになりました。忙しい生活でケアをする時間もなく、慢性的にむくみが続いていてつらいです。朝起きるとまず顔がパンパン。いつもお昼頃までひどい顔で、毎日、憂鬱な気分で出勤しています。
デスクワークなので下半身がむくみやすく、帰宅時には歩くのもつらいほどで……。ひどいときには、痺れや痛みを感じることも。ファッションも楽しみたいのですが、むくみのせいで脚が太って見えるため、スカートも履けません。薄着になる夏が近づくと、憂鬱になります」

このようなむくみ症状に悩む女性は多いです。ではなぜ、むくみは起こるのでしょうか?

【むくみの種類と原因】

むくみというのは、本来あるべき場所から水分がしみ出てしまっている状態のことです。

通常、健康な状態では、水分をたくさん摂っても、あまり摂れなくても、身体の中の水分が一定の量を保つような仕組みが働いています。しかし、何らかの原因でその仕組みがくずれてしまうと、水分調節がうまくいかなくなり、むくみが起こります。

たとえば、血管の中の水分が細胞の中へと移動して、細胞の中が水でパンパンになってしまう、水分の排泄がうまくいかず、細胞間に水分がたまってしまうといった状態が「むくみ」につながるのです。

ちなみに、脚がむくみやすいのは、心臓から離れた位置にあって重力の影響も受けやすいから。また朝起きて顔がむくむのは、寝ている姿勢では頭も心臓も足も同じ高さにあるので均等に重力がかかるからです。

では、なぜ水分を一定に保持する仕組みが崩れてしまうのでしょうか?

原因は2つあり、ひとつは「血液やリンパの流れが締めつけられること」、もうひとつは「食事による原因」です。

2つの原因がわかれば、むくみを改善するために具体的にどうすればいいかがわかってきます。それぞれ詳しくみていきましょう。

【締めつけているものを取り除こう!「下着」と「ストレス」】

下着の締めつけは、むくみの原因となります。まずは自分の下着が、身体を締めつけすぎていないかを確認しましょう。

けれど、下着をゆるめると、余計に見た目が悪くなってしまうと思われるかもしれません。そうならないために、血液やリンパの流れを悪くするもうひとつの原因を知っておく必要があります。
それは、「ストレス」です。

人間はストレスを感じると、自律神経というものが働いて、血管が収縮します。つまり、ストレスが長く加わり続けると、血管が収縮し続け、全身の血液やリンパの流れを妨げてしまい、結果としてむくみにつながるのです。

ストレスというと精神的なものだけを想像しがちですが、寒い・痛いなどの刺激もストレスです。冷房の効いたオフィスで、座りっぱなしでパソコン作業をしていて、肩や腰に痛みを感じている人は、そのストレスで血管が縮み、むくみの原因となっている可能性があります。

また精神的なストレスがある人も、同じように自律神経が働き、血液やリンパの流れが悪くなります。下着をゆるめてもむくみが改善しない場合は、自分に何かストレスがかかっているかもしれないと生活を見直すようにしましょう。

【食べ方が偏ると仕組みが崩れる!「塩分」と「糖分」】
むくみのもうひとつの原因は「食べ物」です。

とくに「塩分」や「糖分」を摂りすぎると、摂りすぎた塩分や糖分を薄めようと、身体は水分を欲し、水分を溜め込んでしまいます。

塩辛いものや甘いものを食べたとき、無性に水分が欲しくなることはないでしょうか? これは、身体が水分を欲している証拠です。味の濃い食べ物ばかりを食べているような方は、むくみやすさにさらに拍車をかけてしまいます。

むくみが出るということは、からだの仕組みに無理がかかっているということでもあります。その原因として、塩分や糖分の摂りすぎになっていないかどうかも、ぜひ見直してください。

【習慣にしたいむくみ予防法「運動」と「冷えとり」】

ここからは、気になるむくみの予防法をいくつかご紹介します!

1.運動
ひとつは「運動」です。運動は、全身の筋肉を動かしてエネルギーを使う作業です。筋肉を動かすことで血液やリンパのめぐりがよくなり、むくみが生じにくい身体になります。また、運動はむくみの原因となる糖分をエネルギーとして消費することにもなるので、運動は2つの意味でむくみ予防になります。

2.冷えとり
もうひとつの予防法として、運動が苦手という方にもおすすめなのが「冷えとり」です。冷えもストレスの一種なので、冷えを解消することもむくみの予防になります。
身体を温めると自律神経が刺激され、血管が広がり、血液の流れがよくなるので、身体にたまった水分が排出されやすくなります。
暑い季節でも、クーラーの効かせすぎによる冷えには注意しましょう。冷え症の人は夏でも足元を冷やさないことをおすすめします。
なぜなら、足の筋肉は「第二の心臓」といわれるくらい、血液のめぐりをよくする大事な場所だからです。靴下を重ね履きしたり、厚手のズボンやデニムなどでなるべく下半身を冷やさないようにしたりしながら、むくみやすい下半身は特によく温めてください。

また、むくみ防止に着圧ストッキングを履く場合もあるかもしれませんが、しめつけの原因にもなりますので、注意して使うようにしましょう。
さらに、アルコールの摂りすぎも、身体にとっては負担がかかるストレスとなりむくみにつながるため、お酒の飲みすぎにも注意してください。

【どうしても改善できないむくみには漢方で体質改善を!】

色々試してみたけれど、むくみが改善しないという場合は、漢方薬を使ってみるのもひとつの方法です。むくみの原因となる「水」の乱れを整える効果が認められている漢方薬は、いくつもあります。

自然の生薬を組み合わせた漢方薬は、身体の内側から体質そのものに働きかけ、身体のしくみを整えて根本的に改善へ導くことができる薬です。むくみやすい体質にも、漢方薬は根本から働きかけ、改善に導いてくれるでしょう。

〈むくみの改善におすすめの漢方薬〉
・防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
比較的体力が低下し色白で筋肉が軟らかく、いわゆる水太り体質の人に効きやすい漢方薬です。肥満症、 関節炎、多汗症、月経不順などにも効果があります。
・五苓散(ごれいさん)
口の渇きがあったり、尿の量が少なかったりすると効きやすい漢方薬です。
二日酔い、嘔吐、下痢、頭痛、めまいなどにも効果があります。
・防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
便秘しがちな、いわゆる太鼓腹の方に効きやすい漢方薬です。
肥満症、便秘、動悸、肩こり、のぼせなどにも効果があります。

ただし、合わない漢方薬を服用すると、効果が見込めないだけでなく、副作用が起こることもあります。なるべく服用前に、漢方に詳しい医師や薬剤師等に相談するようにしましょう。

最近では、AIを活用して症状と体質に合った漢方薬をプロに選んでもらえる「あんしん漢方(オンラインAI漢方)」というサービスもあるので、利用してみるのもおすすめです。スマホから専門家への個別相談を、気軽に申し込めますよ!

●あんしん漢方(オンラインAI漢方)
https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=22z33zc0lafa0001

【最後に】
むくみの解消には、「運動」「冷えとり」「食生活の見直し」が大切です。自分に合ったセルフケアで身体全体を整えながら、むくみを解消していきましょう。
今回の記事があなたの人生の健康に少しでも役に立てばうれしい限りです。

【執筆者プロフィール】

医師 田頭秀悟(たがしら しゅうご)
日本神経学会専門医、日本東洋医学専門医
内科全般、脳神経内科、漢方内科
オンライン診療専門クリニック「たがしゅうオンラインクリニック院長」
西洋医学の枠に捉われず、東洋医学は勿論、ホメオパシー、アロマテラピー、サプリメントなどの代替医療も駆使して患者さんの健康管理を遠方からサポートする。
理念は「”医者が患者を治す”から”患者が病気を治すのを医者が手伝う”」
根本的治療を施すことができる唯一の存在である患者本人が病気を克服するのを支える「主体的医療」の普及を目指している。
ブログ、Twitter、YouTube、メルマガ、Noteなどさまざまな媒体で患者自らが病気を治すために役立つ知識について情報を発信中!

当記事は@la farfaの提供記事です。

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