「ドラゴン桜」バド元五輪8強・栗原文音さん 平手友梨奈を絶賛!2カ月で“難技”挑戦「向上心の塊」

 TBS日曜劇場「ドラゴン桜」(日曜後9・00)でバドミントン選手役を演じる元欅坂46で女優の平手友梨奈(19)が第2話(2日放送)で華麗なプレーを披露する。2カ月にわたってトレーニングを重ね、女子選手には難しい「両足跳びのジャンプスマッシュ」に挑戦。平手たちを指導した元五輪代表の栗原文音さん(31=日本ユニシス)に練習ぶりを聞いた。

 俳優の阿部寛(56)が主演を務め、2005年7月期に金曜ドラマ枠でヒットした学園ドラマの16年ぶり新シリーズ。前作は、経営難の三流私立校・龍山高校を舞台に、元暴走族の弁護士・桜木建二(阿部)が落ちこぼれの生徒を東大合格へ導いた。今回の原作は、18年から週刊漫画誌「モーニング」(講談社)に連載されていた三田紀房氏の「ドラゴン桜2」。前作の原作「ドラゴン桜」(03~07年連載)の15年後を描くが、新シリーズは現代の日曜劇場にふさわしいエッセンスを盛り込んだドラマオリジナルの物語が展開される。

 今作の舞台となるのは、ドラマオリジナルの高校・龍海学園。平手が演じるのは、全国トップレベルのバドミントン選手・岩崎楓(かえで)。清野利恵(吉田美月喜)と女子ダブルス“イワキヨ”ペアを組み、昨年のインターハイ準優勝。一流大学からもスカウトされ、将来の五輪代表候補と期待されるほど。前作にはいなかった部活動に打ち込む生徒。スポーツと勉強の相互関係、部活を頑張ったからこそ得られる受験へのメリットなども描く。

 栗原さんは08年4月、日本ユニシスバドミントン部に女子チーム1期生として入社。ケガのためダブルスに転向したが、混合ダブルスで14年に全日本総合3位、15年に全日本総合優勝。16年にはリオデジャネイロ五輪に出場し、混合ダブルス日本人初のベスト8入りを果たした。その後も混合ダブルス日本代表として選出され、ワールドツアー参戦。チーム優勝にも大きく貢献。昨年3月に現役を引退した。

 栗原さんにとっても、本格的なバドミントン指導は初挑戦。「不安もありましたが、ドラマや映画などでバドミントン選手がプレーするシーンは見たことがなかったので、率直にうれしい気持ちもありました」と指導役のオファーを快諾。選手経験者と最も差が出る「フォーム作り」に腐心した。

 「バドミントンは見た目で“素人感”が出てしまいます。私も平手さんも、そこが一番の懸念でした。撮影まで2カ月しかなかったですが、バドミントンがドラマで描かれる折角の機会なので、平手さんの演技が少しでもリアルになればと、まずはフォーム作りに力を入れました。きれいに、カッコよくシャトル(羽根)を打てるようになることを最優先に考えました」

 練習は今年2月下旬にスタート。バドミントンシーンの撮影は4月下旬に終えた。当初、練習は週1日、多くとも週2日の予定だったが、平手が「もっとしたい」と希望。週3日や週4日の時もあった。1回の練習は約2時間、長いと約3時間に延びた。

 最初は素振りに徹し、フォーム固め。「選手じゃない普通の人は靭(しな)やかさがなく、ロボットのようなカクカクした動きになってしまうんです。それをいかに取り除くか。シャトルを打っていない時の仕草や構え方にも、こだわりました。スマートフォンで撮影した私と平手さんのフォームを見比べ『ここが違うよね?』とトコトン素振りに取り組んでいただきました」。シャトルを打つ段階になっても、毎回トレーニング冒頭は必ずフォームを確認。バドミントンシーンの撮影終了まで欠かさず続けた。

 平手の運動神経は、共演者も絶賛。栗原さんも「単純に運動神経がいいのとバドミントンの動きは別もので、なかなか簡単にはできないんですが、平手さんはダンスをされてきたこともあって、私が例えば『後ろに下がって打つ時は、肩甲骨に力が入る。肩の動きは中でこうなっている』というように、体のメカニズムも伝えると、のみ込みが早く、できるようになるんです。体の使い方が上手なんだと思います。それに、その日はできなくても、次の練習の時には確実に上達して、プレー姿が様になっているんです。平手さんは『そんなにしていないです』とおっしゃっていましたが、相当、自主練習をしないと、あれだけ短期間でレベルアップはできません。練習が終わっても、すぐに動画を見返して、動画を確認しながら帰られていました。お仕事の合間に、一体どれだけ努力されていたのか。取り組み方が本当に凄いと思いました」と舌を巻いた。

 チーフ演出の福澤克雄監督(57)が男子選手の迫力あるショットをイメージ。平手は「男子選手はだいたいできますが、女子選手はなかなかできない。私もできません」(栗原さん)という両足で跳んで滞空時間の長い“ジャンプスマッシュ”に挑むことになった。

 「この短期間じゃ到底、無理なんですが、平手さんは『チャレンジしたい』と向上心の塊。どこまでも追求する姿勢に、私も学ばせていただきました。両足跳びのジャンプスマッシュは、タイミングが本当に難しいんです。平手さんは私より全然ジャンプ力があって、跳びすぎてケガをするんじゃないかというぐらいでした」。平手の特訓の成果となる“ジャンプスマッシュ”は決まるのか。大学推薦をかけた大事な大会が描かれる第2話のハイライトとなる。

 昨年、現役引退を決めた時、栗原さんは「バドミントンから一切、離れたいと思っていました」というが、今回、初の本格指導にあたり「平手さんをはじめ、部員役の皆さんの成長を日に日に成長を感じられたのは素直にうれしかったです。バドミントンをこんなに楽しんでいただけるのを間近で感じられて、教える面白さも知りました。動画を撮ったり、体のメカニズムだったり、こういう伝え方もあるんだと勉強になりました。やっぱりバドミントンは私の強み。引退した時より、教えることへの興味は湧いてきたと思います」と貴重な時間になった。

 同局の飯田和孝プロデューサー(39)は「まずは、パート1の生徒にはなかった設定『スポーツと勉強の関係』を描きたいと思いました。トップ選手の集中力は勉強にも生きるはず。現に甲子園に出場経験のある東筑高校などからは現役東大合格者なども出ています。今、日本の女子選手が世界を狙える競技として、パッと思い付いたのがバドミントンでした。放送が東京オリンピック前ということもあり、日本のバドミントンは金メダルを狙える種目、競技に対しての注目も集まるので、相乗効果を期待しました。跳んだり、スマッシュしたり、ギリギリのシャトルを拾ったり、動きは単純ではありませんが、その分、映像的にもカッコよくなるのではと考えました」とバドミントンを取り上げた理由を説明。

 「楓を演じる平手友梨奈さんは2カ月前から練習を重ね、撮影中も栗原先生とトレーニング。平手さんの身体能力の高さ、強い眼が、バドミントンのトップ選手・岩崎楓を魅力的な人物にしてくれると確信しています」と期待を語った。

当記事はスポニチアネックスの提供記事です。

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