今夜始まる『ドラゴン桜』の見どころは?阿部寛らが日曜の夜を熱くする

女子SPA!

 4月25日から始まる、ドラマ『ドラゴン桜』の新章(TBS系 日曜よる9時~、初回は25分拡大放送)。2005年に放送された前作の第1話は「バカとブスこそ東大へ行け」という、令和では考えられない衝撃のタイトル。倒産寸前の私立龍山高校にやってきた元暴走族の弁護士・桜木建二(阿部寛)が、落ちこぼれの生徒たちを東大に合格させるため奮闘する姿を描き話題となりました。

そこから十数年の時を経て、桜木が令和の龍山高校に舞い戻ってきます。人気ドラマの続編であることに加え、豪華キャスト陣が名を連ねた本作品は、放送前から大きな注目を集めています。

◆スパルタ東大お受験が、令和時代にも刺さるか!?

「『ドラゴン桜』が16年ぶりに復活すると発表されたとき、スパルタ東大お受験の話は令和の今、はたして刺さるだろうかと疑問を感じましたが、深夜に第1シリーズが再放送されているのを見ると、ついつい見てしまいます。よくできていて見やすい。その魅力は3つあります――」

と語るのは、ドラマや映画などに関するルポルタージュやレビューを多数執筆し、『みんなの朝ドラ』などの著書をもつ木俣冬さん。木俣さんが捉える、『ドラゴン桜』の3つの魅力とは?(以下、「」内コメントすべて木俣さん)

◆その1「逆転劇の魅力」

「成績の悪かった生徒が偏差値の高い大学に受かる逆転劇が痛快。近年では2015年に公開された『ビリギャル』も成績の低いギャル(有村架純)が慶応義塾大学を目指すストーリーで、大ヒットしていることから、成績の悪い生徒の逆転劇はいまも有効と考えられます。『半沢直樹』で人気だった逆転劇がすでに『ドラゴン桜』にあったことを掘り起こし、日曜劇場でリブートするとはさすがです」

TBS日曜劇場といえば、『GOOD LUCK!!』や『JIN-仁-』など、“ドラマのTBS”という看板を背負って立つ放送枠であり、2020年に放送された『半沢直樹』の続編は、最終回の視聴率が30%超えという驚異的な数値を叩き出しました。『ドラゴン桜』がこの枠に帰ってきたことで、今回はどのような逆転劇が展開されるのか。更に期待が高まります。

◆その2「次世代を担う俳優たちがフレッシュ」

「第1シリーズは、東大を目指す生徒たちが山下智久、長澤まさみ、小池徹平、新垣結衣、中尾明慶、サエコ(現・紗栄子)といま見ても豪華。第2シリーズは高橋海人(King&Prince※「高」ははしごだか)、南沙良、平手友梨奈、加藤清史郎、鈴鹿央士、志田彩良、細田佳央太とほぼ2000年代生まれの俳優ばかり(高橋、志田は99年生まれ)。

このなかから15年後も大活躍する逸材として成長していく姿を見ることは楽しそうです」

今後の活躍に期待が高まる俳優陣が生徒役として脇を固めていますが、加えてベテラン勢も負けてはいません。阿部寛を始め、長澤まさみ・及川光博・江口のりこなど、クセ者の演技に定評のある実力派俳優陣が出演し、さらにドラマを盛りあげます。

◆その3「わかりやすくテンションが上がる」

「“このドラマは、元暴走族の貧乏弁護士が、偏差値36の落ちこぼれ高校生たちを、学歴社会の最高峰、東京大学に現役合格させるまでの奇跡と感動の記録である”という第1シリーズの冒頭のナレーションだけですべてがわかった気になってしまうように、その奇跡と感動のストーリーがじつにのどごしがよいのです。見ていて、つい東大に受かってしまいそうな気分になってしまいます(笑)」

時代が令和へと変わり、受験においても「大学入試センター試験」が廃止され、2021年度からは「大学入学共通テスト」が導入されるなど、教育制度がめまぐるしく変わりました。そんな激変の令和に、桜木が子供たちをどう東大合格へと導いていくのかも大きな見どころです。

◆鋭い言葉は、16年前よりも今のほうが切実に刺さる

最後に「阿部寛演じる弁護士・桜木が、いまの社会に不満があるなら、情報を獲得し、作戦を駆使して、勝ち抜けと発破をかけます。その鋭い言葉は、16年前よりも今のほうが切実に刺さるような気がします」と木俣さん。

なぜ東大合格を目指すのか、桜木が紡いできた信念や言葉が令和の時代にどう生きてくるのか。受験生やその家族でなくても、考えさせられることが多いドラマになりそうです。そして、落ちこぼれの生徒たちが繰り広げる大逆転劇が、日曜の夜を再び熱くしてくれることは間違いないでしょう。

<木俣冬 文/瀧戸詠未>

【木俣 冬】

フリーライター。ドラマ、映画、演劇などエンタメ作品に関するルポルタージュ、インタビュー、レビューなどを執筆。ノベライズも手がける。『みんなの朝ドラ』など著書多数、蜷川幸雄『身体的物語論』の企画構成など。Twitter:@kamitonami

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