『Dr.STONE』を見るべき本当の理由。実はSFなのに論理的&科学の力で戦う新感覚アニメだった!

うちのテレビは映らない。

こんにちは、ライターの藤間紗花です。

我が家の43インチの液晶テレビには、地デジ放送が映りません。チャンネルボタンを押しても映るのは暗闇だけ。

ではなぜ液晶テレビがあるのかといえば、大きな画面でAmazonプライムビデオなど動画配信サービスを楽しむためです。

この連載では、テレビでネット動画を楽しむ私が、個人的おすすめをレビュー&レコメンドしていきます。

Dr.STONE、思ってたんと違う。

毎日Amazonプライムビデオを利用していると、これまでの視聴履歴からおすすめ作品が表示されるようになります。

ジャンプ作品のアニメばかり観ている私のホーム画面に最近よく表示されるようになったのは、『Dr.STONE』。原作は週刊少年ジャンプにて2017年より連載中の漫画で、2019年にアニメ第1期、2021年1月から3月までアニメ第2期が放送されていました。

 

私がアマプラと同じくらい利用しているYouTubeでも、スニッカーズとのコラボCMが流れていたこともあり、おすすめに表示される以前から『Dr.STONE』という作品がブームを巻き起こしていることは知っていました。

しかしアラサーになり、王道の少年漫画は敬遠するようになってしまった私……。たてがみのような白髪に緑のメッシュの奇抜なヘアスタイルの主人公から、「きっと“ザ・少年漫画”って感じなんだろうなあ……」というイメージを抱いてしまい、なんとなく鑑賞しないでいました。

ところがある日、原作を読んでいる夫から、「これは君が思ってるような話じゃない。大人が観てもおもしろい作品だよ」と勧められました。

疑心暗鬼のまま鑑賞しはじめてみると、たしかに思っていたのと違う……。ストーリーのはじまりはSFなのに、主人公たちがその世界を科学の力で乗り越えていく、めちゃくちゃタメになる作品だったのです!

というわけで今回は、現在Amazonプライムビデオで配信中の『Dr.STONE』アニメ第1期の魅力をご紹介します!

石化によりリセットされた世界と、対立する少年たち。

まずはあらすじからご紹介。

主人公は、人並み外れた頭脳を持つ科学オタクの高校生、石神千空(いしがみせんくう)。ある日千空は、幼馴染であり親友の大木大樹(おおきたいじゅ)から、「5年間片思いをしている小川杠(おがわゆずりは)に告白する」という宣言を受けます。

校庭のクスノキの下に杠を呼び出した大樹を、校内から見守る千空。しかし大樹が思いを告げようとしたその瞬間、突如あらわれた謎の光に包まれ、人類はみな石化してしまいます。

ほとんどの人類が意識を失う中、千空は石化してからの経過時間をひたすらに数え続け、大樹は杠への想いを巡らせ続けることで、なんとか意識を保ち続けていました。その時間、実に3700年

石化が解け、千空と大樹が目を覚ましたとき、世界は荒廃したジャングルと化していました。

なぜ自分たちが復活できたのかを分析した千空は、約半年間研究と実験を重ね、人類の石化を解く“復活の水”であるナイタールを完成させます。

一人分の復活の水が完成し、まず杠を復活させようとする2人でしたが、不運にも野生のライオンの群れに遭遇してしまいます。命を危険を感じた大樹は、生前“霊長類最強の高校生”と呼ばれていた獅子王司(ししおうつかさ)の石化を解くことを決意します。

復活した司は、ライオンを素手で倒せるような圧倒的な強さを持っていました。しかし、千空と大樹が人々の石化を解こうとしている一方で、司は「今なら汚れのない人々だけの楽園を作ることができる」と考えており、石化した大人を次々に破壊するようになります。

司の本性を知った二人は、無事に杠を復活させた後、彼女を連れて一時的に逃走。圧倒的力を持つ司に対抗する武器を作るため、三人は火薬を作る旅に出るのでした……。

大人でも感心してしまう、科学オタクの知識!

人類が突如石化してしまうという非現実的な現象から物語がスタートするにも関わらず、科学オタクである千空によって少しずつ世界が発展していく様は、極めて論理的。

石化を解く復活の水であるナイタールを、コウモリのフンから生まれた硝酸と、ブドウから作ったワインを蒸留させたブランデーで完成させたり、温泉で採れた硫黄と木炭、そして硝酸カリを合成して火薬を完成させたり……。

観ていると、思わず「これってこうやってできているんだ!」と感心してしまうようなエピソードがたくさん登場するんです。

たとえば、こんなシーンがあります。ここからは少し本編のネタバレを含みます……!

司と対立したあと、わけあって大樹・杠と別行動することになった千空は、荒廃化した世界を生きる新世代の人類と出会います。

司に対抗するために、なんとしても戦力となる仲間を増やしたい千空。しかし、発展した世界を知らない彼らは、千空のことを“過去に追放された罪人”と決めつけ、なかなかな話を聞いてくれません。

そこで千空は、科学の力で彼らの望みを叶えることを思いつきます。「焼き魚にもう飽きた。新しい食事を味わいたい」という声を聞きつけた千空は、過去の自分たちの世界で大流行していたラーメンを作ることに。

こんなジャングル同然の世界でどうやってラーメンを……!?

千空が目をつけたのは、なんと猫じゃらし。脱穀した猫じゃらしから小麦粉ならぬ“猫じゃらし粉”を作り、炭酸カリウムである灰のアクと野鳥の卵を混ぜ合わせ、モチモチの麺を完成させたのです!

千空に言わせれば、思いつきとトライ&エラーの繰り返しで成立する料理というのは、まさに科学そのもの。このほかにも、パクチー・ライム・はちみつを焦がしたカラメル・炭酸水でコーラを作るエピソードもあるのですが、単純にめちゃくちゃ勉強になります。

異なる才能を持つキャラクターたちの魅力。

もちろん科学エピソードだけでなく、登場するキャラクターの濃さも魅力的。

膨大な知識を持つ千空、圧倒的武力を持つ司、人並み外れた体力を持つ大樹、手先の器用な杠……。登場人物たちは異なる特技や才能を持っているのですが、それぞれの力が合わさって少しずつ世界が発展していったり、対立が深まったりしていくさまはとてもおもしろく、「次はどうなるんだろう!?」と好奇心をかき立てられます。

登場するエピソードが論理的な分「人類の石化は現実に起こり得るのでは?」と錯覚してしまい、「もしも自分が石化して、この世界で復活したら……!?」なんて考えてしまうのですが、とくに生き抜くための特技もないので彼らの役には立てそうにありません……。

いざそうなったときには、千空は「科学の発展には人手が不可欠」と言っていたので、私は労働力として貢献しようという謎の決意を固めました。みなさんも登場人物を自分に置き換えて観てみるとおもしろいかも……!?

ぜひチェックしてみてください!

 

『Dr.STONE』が気になった人はこちらから!

WRITER

  • 藤間紗花
  •        

  • 自然と犬を愛するフリーライター。埼玉県出身、東京都在住。山に登る以外は、だいたい家で動画を観ています。

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