浜辺美波×藤井流星、対抗心はバチバチに「絶対負けたくない」<『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』インタビュー>

 

浜辺美波さん&藤井流星さんが、4月29日(木・祝)公開の『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』に、蛇喰夢子役&視鬼神真玄役で出演します。

『賭ケグルイ』といえば、シリーズの累計が620万部を超える人気コミックが元となっており、2018年に実写化されて以降、浜辺さんは主人公・夢子を魅力的に演じ続けています。

舞台は、ギャンブルの強さだけで学内のヒエラルキーが決まる私立百花王学園。『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』では、夢子&鈴井(高杉真宙)たちがシリーズ史上最凶最悪のヴィラン・視鬼神真玄と、大金ではなく命をかけて“ロシアンルーレット”に挑みます。

めるもでは、第1弾で高杉真宙さん、第2弾で浜辺美波さん&藤井流星さんペアにインタビューを実施。第2弾の今回は、浜辺さんと藤井さんに初共演の思い出や印象深いシーンのお話に加え、意外なおふたりの弱点まで教えていただきました。

 

 

――「賭ケグルイ」シリーズをけん引してきた浜辺さんと、本作から登場し百花王学園の面々を引っ掻き回す藤井さんという取り合わせです。作品に入る前は、どのような心境でしたか?

浜辺美波:『賭ケグルイ』の最初の頃やドラマseason2では、夢子のキャラクターになれるのかどうかという不安があったり、回を重ねると、さらにパワーアップしなきゃいけないというプレッシャーがあったんです。けれど、シリーズとして4作目までくると、そういったことはあまり感じなくなりました(笑)。「夢子に入ろう」と思わなくても自然に入れるというか。プライベートから、ふーっとそのまま作品に入れるぐらい、違和感があまりなくなっていて。ただ、今回はまたみんなと作品を作れたり、夢子としてみんなと絡めるうれしさを、単純にすごく感じました。撮影がとにかく楽しみでした。

 

――夢子は、もう体になじんでいらっしゃるんですね。

浜辺美波:そうですね、なじんでいますね。演じるのが、もうとにかく楽しいんです! みんなのキャラクターもだんだん濃くなっているから、それに合わせて自分も変わっていってもいい作品なので。あまり考えすぎずに、という感じでした。

 

――藤井さんは初めてのシリーズ参戦です。足を踏み入れて、いかがでしたか?

藤井流星:すごくドキドキしました。初日から、やっぱりみんながその役になり切っているので、「すげーなぁ……」と思いましたね。単純に女の子が多い現場だったのもあって、最初はワーッとしゃべれはしなかったんです。徐々に、徐々に、皆さんと、という感じでした。……まあ、『賭ケグルイ』じゃなくても、こんだけ女の子おったら、俺、ビクビクすると思いますけど(笑)。

 

――(笑)。視鬼神という役をやると決まったときは、どう感じたのでしょうか?

藤井流星:『賭ケグルイ』がこれだけ続いてきたなかで、「すごい大役やなぁ」と思ってプレッシャーや不安を感じていました。新しく出ることに加えて、僕以外のキャラクターの皆さんが120%くらいでき上がっているなかに入っていくので、正直めちゃくちゃ不安がありました。最初、何人かで本読みするという話があったんですけど、なくなってしまって。その瞬間、不安がガッ!と込み上げてきたんです。「もうひとりでもいいから本読みしたい!」となって、監督とふたりでやって、その後に夢子とできたので、その2回がだいぶありがたかったですね。

 

――作品の中では非常に雰囲気があり、スクリーン映えする人物として視鬼神が光っていました。対峙する浜辺さんは、藤井さんの視鬼神をどう感じていたのでしょうか?

浜辺美波:今回はオリジナル脚本だったので、最初“視鬼神”という人物が男の人か、女の人かもわからなかったんです。「藤井さんが視鬼神」と伺ったとき、どういうキャラクターでこられるのか、まったく想像ができなくて。だから「どうなるのかな!?」と思っていました。

実際に藤井さんが演じられた視鬼神は、今までできあがったものを、わーっと変えてくれるような存在になっていたので、すっごく新しさを感じました。それに、みんながこのキャラクターにぐちゃぐちゃにかき回されている様子を見ているのも、楽しかったです。何をしでかすかわからない怖さ、何をやらかすかわからない怖さを、藤井さんの視鬼神からすごく感じたので、夢子にとっては「強敵だな」、「この人には絶対負けたくないな」と思ってやっていました。そういう対抗心も、すごくありましたね。

 

――そうだったんですね。改めて共演してみて、お互いに役者として感じた魅力や発見など、教えてほしいです。

浜辺美波:藤井さんは、ダンスをやられていらっしゃるからか、格好いいポーズを取るときだけじゃなく、ひれ伏すときも、本当に格好いいんですよ! このキャラクター通り、と思いました。踊り狂うところとかも、きっと全部頭の中で計算されていて、それを視鬼神にマージしてやっていらっしゃるんだなって。そんな風にできる人は少ないのではないかな、と思いました。本当に目を奪われるシーンが、たくさんありました。

 

藤井流星:ありがたいですね。「強敵だな」と言ってもらいましたけど、夢子と対峙するときに、あの……ぶっちゃけ、勝てる気がしないって思っていたというか(笑)。夢子は軸が絶対ぶれないんですよ。ほんまに怖いぐらい。言葉も別に荒げているわけじゃないのに、その迫力はすごいなと、やっぱり思いましたね。

 

――夢子の決め台詞「賭ケグルイましょう」を生で聞いたときは、テンションも上がりました?

藤井流星:いや、もう、あれは!! これまで観ていた、いち視聴者としても、夢子の観たいシーンですよね! あそこは「待ってる」シーンやから、まさか自分が体験できるとは思っていなかったです。ほんまにすごかったですね。ちょっと狂気というか、迫力を感じました。

 

――浜辺さんも、決め台詞を言うシーンは毎回さらなる気合いが入っているのでしょうか?

浜辺美波:やっぱり『賭ケグルイ』だと、あのシーンが夢子にとってはピークで一番頑張らなきゃいけないシーンでもあると思うんです。今回「動きはこうやってほしい」というリクエストもあったので、2日くらい前から何度も監督と打ち合わせをしたり、家でイメトレしたりしていました。今までやったなかで、一番イメージを固めてからやっていたような気がします。いっぱいイメージトレーニングをして、本番は意識を飛ばすくらいやるのが一番いいとわかったので、そうやっていましたね。本番では無我夢中だし、意識を飛ばしてもセリフを言えるくらい、セリフは覚えておかないといけませんし、染み込ませなきゃ、という感じでやっていました。

 

――本編で楽しみにしてほしいシーンのひとつですね。ところで、藤井さんが「女性の多い現場」とお話されていましたが、レギュラーメンバーでは鈴井役の高杉真宙さんがいらっしゃいます。撮影中、仲は深まりましたか?

藤井流星:そうですね! 真宙は、すごく現場でいじられてるんですよ! これまで撮影してきたなかで、きっとそういうキャラが構築されていったんだろうなと思って、愛されキャラやねんなあ、とすごく感じましたね。けど、ふと本当にいじられたいのか、いじられたくないのか、ちょっと気になって。ごはんを一緒に食べたときに、ちょっと本心を聞いたんです。

浜辺美波:えー! ほえ~!

藤井流星:「で、どうなん? いじられてうれしい?」って。「うれしいっすね!」と言ってました(笑)。

ふたり:(笑)。

藤井流星:逆に、「いじってもらわれへんかったら、じゃあ悲しい?」と聞いたら、「ちょっと、そうっすね。何もこないときは逆にそわそわしちゃいます」と言ってたから(笑)。

浜辺美波:マヒちゃん、かわいらしい!

藤井流星:あと、これは浜辺さんの現場の話なんですけど。撮影現場で、栄養ドリンクをめちゃくちゃ勧めてくるんですよ。しかも「絶対ストローで飲んだほうがいいです!」って。

 

――浜辺さんのこだわりですか(笑)?

浜辺美波:はい! 賭け事のシーンを2~3日でぎゅっと撮ったので、結構詰まるんですよ。そのとき、ちょっといい栄養ドリンクをほっっそーいストローで、ちゅうちゅう飲むんです。そうすると、「あれ、8時間寝たかな?」と錯覚するくらい、めちゃくちゃ元気が出るので! その飲み方を、藤井さんに伝授しました。

藤井流星:僕の記憶では、その日だけで、いろいろな人に4~5回言っていたのは覚えています(笑)。

 

――いろいろなエピソード、ありがとうございました! 最後に、本作にてギャンブルでは強さを見せ合う一方で、ふたりの弱いところも描かれていました。役を離れたところで、それぞれの弱点も伺いたいです。

浜辺美波:私はどこでも寝られるのですが、起きた後にテンションが(100のうち)60下がるんですよ。たぶん「まだ寝たい」、「まだ諦められない」という気持ちがあるので、ちょっと無になっちゃうというか、ちょっとぼーっとしちゃうので、よくないなと思っています。弱点ですね。

藤井流星:弱点かぁ……そうやな。グループ(ジャニーズWEST)でトークをするときに、任せちゃうんで、何も考えずにトークしちゃうんですよ。だから、僕は意味わからん発言が多いと思います。……でも、ま、いいかな、って思ってます(笑)。

(取材・文:赤山恭子)

 

 

『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』は、2021年4月29日(木・祝)より全国ロードショー。

キャスト:浜辺美波、高杉真宙、藤井流星(ジャニーズWEST)、池田エライザ、森川葵 ほか
公式サイト:kakegurui.jp
(C)河本ほむら・尚村透/SQUARE ENIX(C)2021 「映画 賭ケグルイ2」製作委員会

WRITER

  • 赤山恭子
  •        

  • エンタメ雑誌編集部に勤務後、ハリウッド映画の版権を買い付け日本国内で販売するディストリビューターを経て、フリーの映画/エンタメライターに。現在は、監督・俳優のインタビューを中心に、現場取材、映画紹介コーナーほかも担当。相手の心に寄り添い、時に突っ込みながら深めてゆくインタビューが持ち味。

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