2021年はアニバーサリーイヤー!もっと知りたい『塔の上のラプンツェル』トリビア

 

2021年は、あるディズニー映画にとってのアニバーサリーイヤーであることを知っていますか?

今年2021年は『塔の上のラプンツェル』にとっては公開10周年という大きな節目の年なのです。『塔の上のラプンツェル』は2011年の公開当時に大ヒットを記録したというよりも、徐々に人気が拡大していったというディズニー映画にしては珍しい作品でもあります。

今回は、そんな『塔の上のラプンツェル』の誕生秘話や、この10年の歩み、そしてこれからの新展開まで紹介していきます。

 

 

元々は手描きアニメーションになる予定だった!?

そもそも2011年当時は、ディズニー映画のブランド力が低迷していた時期でした。2000年以降、ディズニー映画の人気は下降傾向にあり、日本国内でのディズニーアニメーション映画の国内上映の本数も大幅に減ってしまう状況にありました。

ディズニーもその危機感からPIXARのジョン・ラセター氏をエグゼクティブ・プロデューサーに起用するなどの改革を実施。ジョン・ラセターの監修が加わった中で、製作が進行していくことになるのですが、そんなジョン・ラセター氏がエグゼクティブ・プロデューサーに就任した初期に取り組んだのが、手描きアニメーションの再興です。古き良き2Dのアニメーション技術を後世に残すべく、『プリンセスと魔法のキス』『くまのプーさん(2011)』といった映画たちが製作されました。

実はそんな流れを汲んで『塔の上のラプンツェル』も、当初は手描きアニメーション映画での製作を想定していた作品でした。監督のグレン・キーンも特にそれを希望していたひとりだったのですが、ディズニースタジオ側の意向により、3DCGでの製作に移行することとなりました。

それからまもなく、2Dアニメーション映画の興行的不振により、ディズニーの手描きアニメーション部門は閉鎖されてしまうのですが、もっと手描きアニメーションに対する観客の反応が良かったとしたら『塔の上のラプンツェル』も、2Dのアニメーションで製作されていたかもしれません。

 

ちなみに、2017年にはTVアニメ『ラプンツェル ザ・シリーズ』として2Dのアニメーションシリーズが登場しています。当初想定していたような作品ではないのかもしれませんが、将来的にはもっとリッチな手描きアニメーションの『塔の上のラプンツェル』が製作されることもあるかもしれません。

 

ディズニーでも一番の色男はユージーン!?

そんな『塔の上のラプンツェル』のトリビアでも有名なもののひとつに、本作のプリンス的立ち位置であるフリン・ライダーことユージーンは、ディズニー映画の中でも屈指の色男であるとされています。

その理由が、ユージーンの造形を決定するにあたり、キャラクターデザインのために“ホット・マン・ミーティング”を実施。ディズニースタジオの女性たちを招集し、ハリウッドで最もかっこいい男性の写真を持参するように頼みました。そして集められた写真を壁に貼り、究極の男性像を作っていったことが語られています。
キャラクターデザイン1つをとっても、面白い練り方をするのがディズニーらしいですし、こういった製作過程が長く親しまれる作品を生み出していくのかもしれません。

 

『アナと雪の女王』にも出演していた!?

こうして生まれた『塔の上のラプンツェル』は、公開直後こそ、そこそこの成績だったものの、じわじわと人気を得ていきます。『シュガー・ラッシュ』『アナと雪の女王』『ベイマックス』『ズートピア』と大ヒット作が続いたことでディズニー自体のブランドも以前以上のものとなっていき、『塔の上のラプンツェル』ものちのち再評価されるようになっていきました。

そんな、後に続いていくディズニー映画の中にも、ラプンツェルが登場する映画が複数存在するのはご存知でしたか?

まずはあの大ヒット映画『アナと雪の女王』。本作では国外から多くの来賓客がアレンデール王国を訪れますが、そんな来賓客のひとりとして、ショートカットになった後のラプンツェルがカメオ出演しています。背の高い男性と一緒に歩いており、顔はあまり映らないのですがこちらはユージーンですね。

一瞬の登場だった『アナと雪の女王』に比べて、意外と出番が用意されていたのが『シュガー・ラッシュ』の続編『シュガーラッシュ:オンライン』。今作では、歴代のディズニープリンセスが総出演しており、ラプンツェルもその中のひとりとして登場しています。こちらではしっかり活躍の場も設けられているので、観ていないという人は必見です。

 

ディズニーリゾートに『塔の上のラプンツェル』エリアがオープン予定!?

さて、10年という節目を迎えた『塔の上のラプンツェル』ですが、まだまだ今後も新展開を控えています。というのも、なんと東京ディズニーリゾートに、新たに『塔の上のラプンツェル』のエリアが新設予定であることが発表されているのです。

新設されるのは東京ディズニーシー。ここに“ファンタジースプリングス”という新テーマポートが誕生する予定となっており、3つのディズニー映画をモチーフにしたエリアが追加されます。それが『アナと雪の女王』『ピーター・パン』、そして『塔の上のラプンツェル』というわけです。

完成は2023年を予定しており、早くも東京ディズニーリゾート公式Youtubeでは、イメージ模型の映像が公開されています。

模型の中では、ラプンツェルが幽閉されていた塔や、劇中に登場した荒くれ者たちが集まる酒場の様子も確認できます。上海ディズニーランドには同コンセプトの酒場をイメージしたレストラン『Tangled Tree Tavern』がすでに存在しており、東京ディズニーシーに建設されるのも、同様のものと思われます。

まだまだ盛り上がりの期待できる『塔の上のラプンツェル』に、引き続き注目です!

WRITER

  • ネジムラ89
  •        

  • 缶バッジ販売専門店「カンバーバッチ」のオーナー兼アニメ映画ライター。アニメ映画情報マガジン「読むと アニメ映画 知識が結構増えるラブレター」をnoteにて配信中。その他いろんなとこでアニメ映画話を執筆中。古今東西関係なくアニメ映画を中心とした有益な情報を多くの人に提供できるようにやっていきます。

あなたにおすすめ

ランキング

ランキングをもっとよむ

注目ニュース

注目記事をもっとよむ

あなたにおすすめ