フランス軍 H225M捜索救難ヘリと無人ヘリ試作機を追加発注


フランス航空宇宙軍のH225M(Image:フランス航空宇宙軍)

フランスのパルリ軍事大臣は2021年4月15日(現地時間)、マリニャーヌにあるエアバス・ヘリコプターを訪れ、航空宇宙軍向けのH225M捜索救難ヘリコプターと、海軍向け無人機(SDAM)試作機の追加分を発注する契約を締結しました。今回発注されたH225Mは、2024年からフランス航空宇宙軍に引き渡しが始まる見込みです。

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現在フランス航空宇宙軍では、捜索救難任務(SAR)用ヘリコプターとして40年以上運用してきたSA330ピューマの後継として、H225Mカラカルを2006年から就役させています。今回の発注分である8機は、今も残るSA330を置き換えるための追加分となります。

フランス航空宇宙軍のH225M(Image:Airbus)

H225Mカラカルは、SA330の拡大発展型であるAS332シュペルピューマを基に、さらに改良を重ねた最新モデル。日本の陸上自衛隊でも要人輸送用のヘリコプターとして、計4機が導入(うち1機は東日本大震災の津波で損失)されています。

戦闘時の捜索救難を任務とするため、フランス航空宇宙軍が導入するH225Mには空中給油装置を追加。より長時間、広範囲での捜索を可能としています。

あわせて海軍用に発注された無人機は、汎用フリゲートなどに搭載して様々な任務をこなす小型の無人ヘリコプター。試作機として、フランスのヘリコプターメーカー、ギンバルのカブリG2をベースに無人機化したVSR700が作られ、現在試験が続けられています。

VSR700の概要(Image:Airbus)
初の自律飛行を実施するVSR700試作機(Image:Airbus)

2機目のVSR700が発注されたということは、より開発のペースを上げ、実用化に向けた試験が本格化することを意味します。このような無人ヘリコプターは、昼夜を問わず自律的に哨戒飛行などができるため、これからの水上艦艇には不可欠な装備となることでしょう。

<出典・引用>
フランス軍事省 ニュースリリース
エアバス プレスリリース
Image:フランス航空宇宙軍/Airbus

(咲村珠樹)

当記事はおたくま経済新聞の提供記事です。

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